こんにちは!微ブログのよっしーです。
今回は、「ProtoArc EM01」という
トラックボールについて、実機画像を使ってレビューしていこうと思います。
また、これとそっくりなマウス(これがそっくり)
「MX ERGO」との比較もあわせてやっていくので
気になっていたという方は参考にしていただければと思います。
ProtoArc EM01 トラックボールとは
ProtoArcは「shenzhenshiqianyoudianzishangwuyouxiangongsi」(長い!)
という企業が販売している、トラックボールマウスです。
公式サイトで調べてみたところ、会社はアメリカにあるようですが、
会社名からして、おそらく中華系の企業でしょうね。
今回レビューするトラックボールのほかにも、
3つ折りの無線キーボードなども販売しているようです。
ProtoArc EM01 トラックボールの特徴
画像レビューに入る前に、
ProtoArcトラックボールの特徴についても確認しておきましょう。
- 静音スイッチ採用で静かに操作できる
- 手首や腕に負担が少ないエルゴノミクスデザイン
- ボールの周囲にLEDライトが付いておりカラフルな雰囲気が楽しめる
- 0度と20度の2種類の角度調整が可能
- 2.4G無線とBluetoothで最大3台のデバイスと接続できる
- リチウムポリマー電池内蔵の充電式で連続約120時間使用可能
- DPI3段階調節でポインター速度の変更可能
- 充電はUSB-Cが採用されている
ProtoArc EM01 トラックボール開封&同梱物
まずパッケージの裏表からご覧いただきましょう。
意外に綺麗な状態で届いたのが、逆にびっくり! まあ運が良かったのでしょう(笑)
箱の中は必要最小限の梱包で、箱自体もかなり小さめです。
内容物は、充電用のUSB-C・説明書・無線接続用のドングルの3点。
説明書は日本語もあり、ちゃんとわかりやすかったのが意外。
そしてこちらが本体。
ぱっと見の外見は高級感もあり、グレーのボールが特徴的ですな。
細かいボタン類の機能は以下の画像のとおりです。
ちなみに専用ソフトとかはないので、基本的にボタンの機能の割り当てを変更することはできません。
続いて正面ショット。
サイドからもご覧いただきます。
手のひらが当たる部分にスジが入っていて、なんだかアーモンドみたいですな。
底面には、2段階に角度を調整するための薄っぺらい板がついていて、取り外しはできません。
ボールを外すときには、小さい穴に綿棒などの細い棒を突っ込んで取り外します。
角度は「0度」と「20度」の2段階に変更可能。
まあ、明らかに20度の方が使い勝手が良いので、ほとんどの場合は右の画像の状態で使うことになるでしょう。
充電が「 USB-C 」だというのが嬉しいポイント。
ただ、画像を見てもらうと分かる通り、この差込口のくぼみが狭いので、一般的なUSB-Cだと奥まで差し込めないのが欠点(私が持ってるUSB-Cは全部入らなかった…)
なので、専用ケーブルをなくしたら、かなり困ったことになるでしょう。
スクロールホイールは、コリコリと柔らかめのラチェット感があります。
奥側に回すと静かですが、手前側に回すと「ゴムのベロに当たってるような音」がしてちょっとうるさい。
操作感も安っぽく、経年劣化が心配になる触感。
Amazonのレビューでは「ホイールが斜めについている」なんてのもありましたが、私が入手した個体はちゃんとまっすぐについていました。
しかし、このホイールの安っぽい感触は好きになれない…
ボールの周りのリングライトは、4パターンの光り方から選択できます。
しばらく操作しないと自動的にライトも消えます。
また、ライトパターン切り替えボタンを長押しすることでオフにすることも可能で、もちろんそっちのほうが充電が長持ちします。
ProtoArc EM01 トラックボールとMX ERGOとの比較
それではパクリ… そっくりな「MX ERGO」との比較もやっていきましょう。
こうやって並べてみると、まじでそっくりなのがわかりますね。
でも、マウスに手を乗せたときの感触は、本体がラバー素材のMX ERGOのほうが圧倒的に上。
とはいえ、長期間使うことを考えたら、ラバー部の劣化が少し心配ではありますがね。
しかし、逆側から見てみると、ボールが付いている面の角度が違うことがわかります。
そして、操作しやすいのはMX ERGOのほう。
ぱっと見まったく同じようでいて、実際の使用感に差があるというのは興味深いですな。
真横から見てみると、その差はさらに顕著に。
高さのあるデザインのProtoArcに対して、平べったく、より丸みを帯びているMX ERGO。
20度に傾けてみても全然違いますよね。
実際使ってみても、MX ERGOのほうが全然使いやすいです。
まあその分、良いお値段だというのも事実ですが、どっちを取るかですよね。
ここからは、実際に両方のマウスを使ってみた私が感じた、
ProtoArcの優れている点と、劣っている点について解説していきます。
ProtoArcがMX ERGOより優れている点
価格が安い
価格は圧倒的にProtoArcの勝利です。
MX ERGOの約3分の1の価格で購入できます。
本体の手を乗せる部分の質感
手触りの良さではMX ERGOの圧勝ですが、経年劣化を考えるとプラスチックメインのProtoArcが勝っていると言えなくもない…
まあこの辺は好みでしょうな。
左右クリックボタンが静音使用
MX ERGOが「カチッカチッ」とクリック音がするタイプなのに対して、ProtoArcでは静音ボタンが採用されています。
「コクッコクッ」と弱めのクリック感がするタイプで、ロジクールのMX Master 3sとほぼおなじ感触でした。
私はマウスの安っぽいカチカチ感が好きじゃないので、ここは明確にProtoArcが優れている点だと思いました。
ボール周りのリングライト
電力を消費するボール周りのリングライトは、電池切れを早める諸刃の剣。
でも、オフにすることも可能なので、ないよりはあるほうが良い?
ProtoArcがMX ERGOより劣っている点
専用アプリがない
色々ありますが、なんといっても「マウスを制御する専用アプリがない」というのが痛い。
一応、ボタンでDPI(ポインター速度)の変更は3段階でできるのですが、ボタンの割り当て変更などは一切できません。
最近は、専用アプリがあるのが当たり前のように感じていたので、「ないとこんなに不便なのか…」と、思い知らされましたね。
ボールの動きが滑らかじゃない
購入直後はわりと滑らかに動いていて「おっええやん!」と感じていたんですが、
その後、「ギシッギシッ」と抵抗を感じるように。
これは、ボナンザ(コーティング剤)を塗ってみても改善されることはありませんでした。
特に細かい作業をするときにつらく、けっこう致命的に感じたポイント。
スクロールホイールのできが悪い
上記のとおり、スクロールホイールを回転させるとゴムのベロが当たっている音がして安っぽい感触。
まだ数日しか使っていませんが、耐久性にも不安が感じられます。
充電がすぐ切れる
1回のフル充電で、4ヶ月間使用可能なMX ERGOに対して、ProtoArcは120時間と極端に短い。
使用頻度の高いトラックボールだけに、充電の頻度が高くなるのはシンプルにめんどくさい。
USB-Cの差し込み口が狭い
これも上でお伝えしたとおりです。
純正ケーブルをなくすと詰みそう。
ProtoArc EM01 トラックボールレビューまとめ
以上、『ProtoArc EM01 トラックボール』のレビューと、MX ERGOとの比較でした。
MX ERGOの3分の1程度の価格で購入できるProtoArcですが、
どちらをおすすめするかと訊かれると、正直、MX ERGO一択という答えになってしまいます。
専用アプリがないのと、ボールの動きが悪かったのが致命的で、
仕事で使おうと考えている人には、特におすすめいたしません。
とはいえ、価格が安いというのも事実ではあるので、
気軽に買い替えながら使っていくというなら、アリなのかもしれない。
(余計に高く付きそうな気もしますが…)
ProtoArc EM01 トラックボールの評価
機能性 | 3 |
コスパ | 3.5 |
デザイン | 4.5 |
個人的評価 | 2.5 |
総合 | 3 |
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