最近よく聞く”耳を塞がないイヤホン”。 でも、こんな感じに思っている人も少なくないことでしょう。

ほんまに音、ちゃんと聴こえんの?



音漏れとかまじでやばない?
いえいえ、最近のオープンイヤー型イヤホン、めっちゃ進化してます。
今回は、VGP 2025(オーディオビジュアル機器の品質や機能性、デザイン、市場性などを総合的に評価する審査)で金賞を受賞し、実際に売れまくっている【EarFun OpenJump】を実際に使ってみました。
結論から言っちゃいますけどこれ、コスパ面がかなりヤバいことになっております。
オーディオガチ勢はともかくとして”音楽好き”なら、絶対に体験しておくべき快適さ。 私のようなオーディオライト勢にもわかりやすく紹介していきますね!
EarFun OpenJumpってどんなイヤホン?
まずはざっくりとスペックをまとめておきましょう。
- オープンイヤー型(耳に引っかけるだけのスタイル)
- 最大42時間再生(本体で11時間 + ケース込み)
- Bluetooth 5.3/LDAC対応(ハイレゾ音質)
- マルチポイント接続OK
- IPX7防水(汗も雨も余裕)
- 重さ:約8g(片耳)
- 専用アプリ「EarFun Audio」対応(EQ調整、モード切替など)
よく間違えられがちですが、いわゆる「骨伝導イヤホン」ではありません。 スピーカーで耳の近くから音を鳴らす”エアコンダクション方式”というやつで、耳をふさがないのに自然に音が入ってくる感じが特徴です。


開けてみた!EarFun OpenJumpの開封&同梱物チェック
パッケージは白を貴重としたシンプルな箱で、ムダにゴテゴテしていないのが好印象。
パッケージの左下には、LDACとハイレゾオーディオ対応ロゴが光輝いております。


一瞬、「フタどうやって開けんねん…」って感じでしたが、普通にスタンダードな「箱」タイプでした。上の耳が中から出てきてると勘違いしていたんですよね。


同梱物は、説明書含む紙類と、充電用の短いUSBケーブル。 この手のケーブルは同系統のワイヤレスイヤホンでは定番のやつ。


ちなみに説明書は、きっちり日本語で解説してくれているのが嬉しいポイント。
EarFunに製品を登録すると、保証期間を24ヶ月まで延長できるようです。


充電ケースはオールブラックの落ち着いたカラーリング。 つや消しのマット加工で指紋もつきにくいが、脂っこい指で触るとNGなやつ。




充電ケースのフタを開けると、中は絶縁シートで仕切られていてかなり厳重に梱包されている印象。


EUでの販売に必要な安全基準を満たす「CE」マークのほか、日本国内の電気機器の安全基準を満たした「PSE」マークもついている安心仕様。
ちなみに日本の電波法への適合を示す技適マークが見当たりませんが、パッケージの横側にちゃんと記載されているのでご安心ください!


見た目はこんな感じ!外観と装着感レビュー
さて、お待ちかねのイヤホン本体の見た目はこんな感じです。 「EarFun」のロゴがあるゾーンはタッチセンサーが内蔵されていて、「再生/停止」「音量UP/DOWN」「曲送り/戻し」「通話/終話」などの操作はこれで行います。
これらの操作は、専用アプリEarFun Audioで自由にカスタマイズ可能。


耳側に来る面には、充電用の端子とスピーカー。 色違いでLR表示があるのもわかりやすくて◎


そして最初につけてみた印象は「軽っ!!」のひとこと。 これほんまに音出るのか!?って不安になるくらい軽い(笑) 実際に重さを量ってみたら8gでした。


耳に引っかけるフック部分は柔らかくてしなやか。 ちょっと引っ張ったくらいじゃ壊れない安心感もあるし、装着感もスムーズ。


極めて軽量なことと、付けているのを忘れる装着感でランニングで使っても大丈夫かな?という不安もありましたが、実際にOpenJumpを装着して10kmほど走ってきたところ、意外と全然外れることなく問題なく使えました。
IPX7防水に対応していることで、汗や雨をまったく気にしなくていいってのも、運動で使う派からすると嬉しいポイントですな。


私はPCで作業中はブルーライトカットメガネを掛けているんですが、メガネとの併用でも問題なし。 ”つる”がけっこう太いやつでも大丈夫だったので、大抵の場合は気になることはないでしょう。


接続とアプリの紐付けも超カンタンでした
初回接続はめちゃくちゃ簡単で、中の絶縁シートを外してイヤホンをケースに装着→ケースのフタを一度開け閉めするだけで、すぐにペアリングモードに入ります。
あとはスマホ側でペアリングをタップするだけでOK。


あと面白かったのが、ペアリングすると即座にアプリダンロード画面まで表示されるということ。
即座にアプリをインストールしてイヤホンと紐付け完了。 ライト勢にとってはありがたい仕様ですよね!




で、肝心な音はどう?EarFun OpenJumpの音質レビュー
装着感もいいけど、ワイヤレスイヤホンとして一番大事なのは「音質」ですよね。
比較的安価なイヤホンということで正直、最初はナメてかかっていたんですが、最初に音を鳴らしたときはちょっと驚きましたね。 「けっこうええ音するやん!」ってね。(まじですよ?)
まず全体の印象としては、「開放感がありつつ、思ったよりもしっかり聴こえる」という感じ。 そうです、オープンイヤーだから音がスカスカかと思いきや、ちゃんとボーカルも音楽もちゃんと耳に入ってくるんです。


高音域はシャリつきすぎることもなく、意外とクリア。 耳に刺さる感じもなくて聴きやすいです。
低音域は、オープンイヤー型ということもあり、さすがにズンズンと響いてくるようなことはないけど、ベースラインはしっかり聞こえるレベル。 音圧よりも”自然な鳴り”を重視したい人向け。


一方で、ちょっと弱めに感じたのが中音域ですね。 聴く音楽のジャンルにもよりますが、これにより音が平坦になってしまう場面もあるので、アプリのEQで補正するのが吉。
音漏れについては、静かな室内では多少漏れる程度。 よほどの大音量で鳴らさない限りは、電車や街中で他人に音が聴こえてしまうことはないでしょう!
また、アプリの機能としてとくに気に入ったのがシアターモードです。
これをオンにすることで、音の広がりが一気に増し、LDACと併用することでオープンイヤー型とは思えないような高音質が楽しめるようになります。
ただし、シアターモードとEQ、LDACとデュアルデバイス接続は、それぞれ併用できないので注意が必要です。


あと他のアプリではあまり見かけない機能として注目したいのが、「適応イコライザ」です。
簡単に言うと、「あなたの耳にあわせて、自動で音質を調整してくれる機能」。 「ピー」とか「プー」という音を聴きながらの”聴力テスト”(みなさんが病院でやったことがあるアレです!)を行い左右の耳の聞こえ方を分析、その結果をもとに、個別最適化された音質プロファイルを作成!
つまり、人によって違う”聴こえのクセ”を補正、オープンイヤーでも聞こえやすいバランスにアプリが自動で調整してくれるというわけなんですな。




もう一点お伝えしておきたいのが、アプリのホーム画面→「発見」をタップすると使える、自然の環境音を鳴らせるこの機能。
謎なレベルに音の種類が充実していて、気分にあわせて好きな音をイヤホンから流せるのです。 基本的には睡眠用を想定されているようですが、PC作業中や、仕事の合間にリラックスしたいときにも最適。




「音」タブの方では、個別の音を好きに組み合わせて流すことができ、各項目を個別で音量調整できるという充実っぷり。 個人的にこういうの大好きです(笑)


実際に使って感じた「よかったところ」
1.耳が疲れない快適なつけ心地
カナル型イヤホンの”耳に押し込まれる感じ”が苦手だったり、長時間付けてると”耳の奥がかゆくなる”(私がまさにこれ)って人、多いですよね。 その点OpenJumpは耳の外に引っかけるだけなので、長時間つけてもまったく疲れない。
PCで作業中に1日中つけてても、まったくストレスなしでした。
2.周りの音も聞こえるから安心感がある
これ、子育て中の方や、宅配のインターホンに気づきたい人にもおすすめです。 外音取り込みとかの切り替えも必要なく”そもそも耳を塞がない”から、違和感もゼロ。
外出時に使っても安全性が高めなのもグッド。
3.アプリで音質をカスタマイズできる
EarFun Audioアプリがとにかく優秀。 カスタムイコライザーで調整できるのはもちろんのこと、プリセットイコライザーも30種類(!)用意されているので、音楽のジャンルや自分の好みにあわせて柔軟に対応できます。
もっと高価な価格帯の製品でも意外にアプリがショボかったりする中、EQ調整の幅広さはこの価格帯でトップだと言っても過言ではないでしょう。




4.LDAC&3Dオーディオで動画も高品質
LDAC(ハイレゾ)対応なので、対応機種(iOSは非対応)なら高音質再生が可能。 NetflixやYouTubeも臨場感たっぷりで楽しめるのは、普段遣いに適したオープンイヤーイヤホンとしては、大きなアドバンテージとなります。
音の広がりが増す「シアターモード」や、音のレイテンシ(遅延)が軽減される「ゲームモード」が搭載されているのも面白いポイント。
5.Bluetooth接続先を手動で切り替えできる
OpenJumpにデュアルデバイス(マルチポイント)接続がついているのは先にお伝えした通り。
その名の通り、2台のデバイスを同時に接続して、自動で切り替えしながら使える機能なわけですが、ペアリング自体は何台でもすることができ、アプリ内でそれらの接続先を手動で切り替えできるのが、個人的おすすめポイント!
おなじマルチペアリングのイヤホンでも、手動切り替えできる機種は限られており、その場合接続があやふやになってしまいがちなんですよね。
なので、私みたくたくさんのデバイスと同時にペアリングする使い方を想定している人には、とくにおすすめです。


気になった点・惜しいところ
1.激しい運動にはやや不向きかも?
前述の通り、ジョギングやウォーキングする分にはまったく問題ないんですが、ジャンプとか激しい頭の動きがあると、若干ズレを感じることがありました。 耳の形にもよるんでしょうけど、ガチ運動用なら注意かも。
2.音質は”超高音質”というほどではない
前提として音質は「普通に良い」です。 ただし中音域はちょっと薄く感じることがあり、重低音好きには物足りないかも。 アプリのEQで多少のカバーはできますが、この辺はオープンイヤー型の宿命ともいえるでしょう。
3.タッチ操作の反応が鈍いことがある
あれ、これ反応してるのかな?と思ったら、「実は反応してた」となった瞬間が何度か。 でも、ネットとかのレビューを見ていると、逆に「反応が敏感すぎる」という意見も見られるのが、けっこう謎で個体差があるのかもしれませんな。
アプリでタッチ操作を無効化することもできるので、用途によっては無効にしてしまうのもアリでしょう。


どんな人におすすめ?
タイプ | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
通勤・通学で使いたい人 | 外音も聞こえて安全。長時間でも快適 | |
ランニング・軽運動をする人 | 軽い運動ならズレにくいし耳も疲れない | |
音質重視のガチ勢 | EQで調整可能だがオープンイヤー型の限界 | |
在宅ワークや作業中BGM用 | 会話もできるし長時間使用でも楽ちんで最高! |
電話や、ZOOMなどのオンラインミーティングでも問題なく使えました!
まとめ:この価格でこの快適さ、正直かなりアリ
EarFun OpenJump、正直言って「コスパえぐい」です。
耳をふさがない開放感、蒸れない快適さ、さらにLDACやアプリ対応の充実っぷり。 それでいて1万円しない実売価格(記事執筆時点でのAmazon調べ)、しかもVGP 2025金賞受賞。
そりゃ、リリース後に即品切れになるほど売れまくるわけですわ、と。
カナル型が苦手な人、耳が痛くなりやすい人、どこでも安全に音楽を楽しみたい人には最適な選択肢だと言えるでしょう。
EarFunサイトと、Amazon公式ショップで使える25%OFFクーポンです。(7月5日23:59まで)
クーポンコード:EARFUNOWPR


よくある質問(FAQ)
- iPhoneでもLDAC使える?
-
いいえ。iPhoneはLDAC非対応ですが、AACで接続されるのでデフォルトでも十分音はいいです。
- ワイヤレス充電の規格は?
-
Qi規格に対応しています。市販のQi充電器でOKです。
- マルチポイントって何台まで?
-
同時接続は2台までですが、ペアリング自体は何台でもできます。
- IPX7防水はお風呂OK?
-
完全防水レベルですが、常時水没やお風呂での使用は非推奨です。汗や雨には強い!
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