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HIKMICRO Mini2Plus V2レビュー!充電不要&スマホ接続の超お手軽サーマルカメラ

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HIKMICRO Mini2Plus V2レビュー!充電不要&スマホ接続の超お手軽サーマルカメラ

普段目に見えない世界が私にも見える!

ガジェット好きさん、こんにちは。突然ですが、「目には見えない熱を映し出すカメラ」があるって知っていましたか?

今回ご紹介するのは、まさにそんな魔法のようなガジェット、サーマルカメラです。

電化ねこ

どんな仕組みで、一体なにに使えるの?

と気になったそこのあなたは、このレビューを読めば、その秘密と活用法が丸わかり。

そして、今回の主役は「HIKMICRO Mini2Plus V2」。

サーマルカメラ初心者でも手軽に使えるこのモデルは、我々ガジェット好きの心をくすぐるだけでなく、家の断熱チェック、夜のアウトドア、さらには電気機器の以上発見まで、さまざまなシーンで大活躍します。

記事内では、実際にサーマルカメラで撮影した画像や動画も公開しているので、あわせて確認してもらえればと思います。 さあ、見えない世界を映し出す旅へ、レッツゴー!

目次

HIKMICROとは

とその前に、今回私が使用したサーマルカメラを開発販売している企業について簡単にご紹介しておきましょう。

HIKMICRO(ハイクマクロ)は、サーマルイメージング技術を専門とする中国の企業です。 HIKVISIONの子会社として2016年に設立され、比較t計新しいブランドならら、高品質かつ手頃な価格のサーマルカメラを提供し続けている、こっち系ではけっこう定番の会社。

↓ こういう単体で機能するサーマルカメラももちろんありますが、私が今回Mini2Plus V2を選んだ理由は、スマホに接続して使うタイプにすることでカメラの電池寿命 = 製品自体の寿命とならないから

スマホ接続で手軽に使えるというのももちろんそうですけど、けっしてお安い商品ではないのでできるだけ長く使っていきたいですもんね。

サーマルカメラとは?基本を理解しよう

サーマルカメラとサーモグラフィー

サーマルカメラってそこまで一般的な言葉じゃないような気がするので、すぐにピンとこない人もけっこういるんじゃないでしょうか。 逆にサーモグラフィーといったら、なんとなく想像がつきますよね。

これらはどっちも「熱(赤外線)を可視化する技術」にかかわる言葉ですが、それぞれの意味には明確な違いがあります。

それは、サーマルカメラは「撮影するカメラのこと」で、サーモグラフィーは、「撮影された画像や技術のこと」という違い。

つまり、サーマルカメラ(機器)を使って、サーモグラフィー(熱画像)を撮影する、ということになります。

サーマルカメラの仕組み

サーマルカメラは、物体から放出される赤外線を検知し、その強さに応じて色分けした画像を表示します。 私たちの目には見えない熱の分布を、鮮やかな色のグラデーションで表現してくれるシステムなんですね。

通常のカメラが光を捉えるのに対し、サーマルカメラは熱を捉えます。そのため、真っ暗な場所でも、熱を発するものであれば鮮明に映し出すことができる! たとえば、夜の森で体温を持つ動物を探したり、壁の中の断熱材の欠損を見つけたりできるということです。 不思議ですねー

サーマルカメラの用途

あまり聞き慣れないガジェットに「用途がわからない!」と感じたかもしれませんが、サーマルカメラの用途は驚くほど多彩です。

たとえば・・・

  • 家庭での活用:窓やドアからの熱漏れ、壁の中の水漏れ発見
  • アウトドア:夜間の野生生物観察、ハイキング時の安全確保
  • DIY:電気配線の過熱箇所発見、配管のつまり確認
  • 車両整備:エンジン部品の異常発熱チェック
  • 自然観察:植物の健康状態確認、昆虫の活動観察

などなど、その用途は多岐にわたります。

もちろん、PCまわりのガジェットがどれくらいの熱を放出しているかなどの確認にも使える。 ガジェット好きならがぜん興味が湧いてきたんじゃないでしょうか? ええ、私は興味津々ですとも!

HIKMICRO Mini2Plus V2の特徴

コンパクトデザインと使いやすさ

HIKMICRO Mini2Plus V2の第一の特徴は、なんといってもそのコンパクトさでしょう。 スマホに接続して使うタイプなので、その他の余計な機器を持ち歩く必要がありません。

26.6 × 26.6 × 25 mmの小ぶりなボディに、本体重量はわずか24g。 ポケットにも入れて持ち運べる手軽さで「ほんとにこれでちゃんと映んの?」と思ってしまいそうになりますが、これがちゃんと機能しまくるんですな。 その様子はのちほどご覧いただきましょう。

操作も直感的で、専用アプリをインストールしてUSB-C(ライトニング用の変換アダプターもあります)でスマホに接続するだけ。 はじめてのサーマルカメラでも、すぐに使い始めることができます。

画質と性能

Mini2Plus V2の解像度は256×192(49,152ピクセル)で、この価格帯のサーマルカメラとしては十分な画質を提供します。 温度測定範囲は-20℃ ~ 400℃と広く、日常生活からちょっとした専門的な用途まで対応。

熱感度は40mK(ミリケルビン)で、わずかな温度差も検出可能。 たとえば、壁の中の断熱材の状態や、電子機器の微妙な発熱箇所も鮮明に映し出します。

スマホ連携の利点

また、Mini2Plus V2はスマホと接続して使うタイプということで、様々な便利機能が使えるようになります。

  • リアルタイムの温度表示
  • 画像・動画の保存と共有
  • 複数の色テーマから選択可能
  • 温度アラーム機能
  • 測定データの分析

中でも大きな魅力だと感じたのが、撮影した熱画像をその場でSNSや家族、友人と共有できる点。 たとえば、DIY作業中にアドバイスを求めたり、発見したものをその場で友人と共有したりできます。

実際に使ってみた

ということで、ここからは実機レビュー!

開封から初期設定まで

こちら到着時のパッケージ画像。 黒地に赤の差し色が入ったデザインがシブイ!

開封から初期設定まで


フタを開けてみると、持ち歩き用のケースに入ったタイプのパターンでした。

開封から初期設定まで


説明書、延長用のUSBケーブル(60cm)、変換用アダプターが同梱されています。 説明書は日本語の解説もありますが、アプリにあるマニュアルを読んだほうがわかりやすいでしょう。

開封から初期設定まで
開封から初期設定まで


変換アダプターは、USB-Cとライトニングの2種類がありますが、もとのカメラもUSB-Cだということで、USB-Cのほうはなんに使えばいいのかは不明。 単なるエクステンション用か?

開封から初期設定まで


そしてこちらが本体。 26.6 × 26.6 × 25 mmの本体はめちゃくちゃ小さくて、ちょうどサイコロステーキのサイズ感!

開封から初期設定まで
カバー付いてます
開封から初期設定まで
背面にはHIKMICROのロゴ


カメラにはレンズを傷つけないためのシリコンカバーが付属しています。

一般的なカメラよろしく、レンズ周りのリングを回転させることでピントの調整ができます。

開封から初期設定まで


初期設定は超カンタンで、まずは専用アプリ「HIKMICRO Viewer」をスマホにインストール。 あとはカメラ本体をスマホに接続すれば自動でアプリが立ち上がり撮影モードに突入します。

HIKMICRO Viewer

HIKMICRO Viewer

Hangzhou Microimage Software Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

開封から初期設定まで


撮影するたびにアプリを立ち上げる必要はなく、カメラを接続すると自動で撮影モードになってくれるのが地味に便利。 あとは気になったものをひたすら撮影しまくるのみ!

開封から初期設定まで
延長コードを使っての撮影も可能

日常の生活空間で撮影してみた

ということで、さっそく自宅で使ってみると、普段は絶対にわからない思わぬ発見がたくさんありました。 たとえば・・・

エアコンの効きを確認

まず撮ってみたくなるのは、やっぱりエアコンですよね。 これは暖房時に撮影したものですが、ちゃんと吹き出し口から温かい空気が放出されていることがわかります。

画像が横向きになってしまっていますが、左下を見てみると画面内の最高温度と最低温度が表示されているのもわかりやすくて◎ ウム、ちゃんと仕事しとる!

日常の生活空間で撮影してみた

断熱性能のチェック

冬場、窓やドア周りからの冷気の侵入が明確に見えます。 とくに古い家屋などでは、思わぬ場所から熱が逃げていることがわかり、断熱テープを追加するきっかけになることでしょう。

画像では、暖かい室内に窓から冷気が入ってくる様子を撮影してみました。

日常の生活空間で撮影してみた

電化製品の点検

普段使っているパソコンなどの電化製品のどの部分が発熱しているのか、充電器は正常範囲内の温度可など、日常使用している効きの健康状態がチェックできます。

これは私がいつも使っている48インチの有機ELモニターを撮影したもの。 どこから熱が発せられているのかが一目で丸わかりだぜ。 ちなみに、左下の一番温度が高いゾーンには電源ユニットがあります。

日常の生活空間で撮影してみた
普段使っているOLEDモニターの温度分布


こちらは、PCチェアーの真上にあるプロペラ照明の画像。 回転して熱々になっているのかと思いきや、モニターと比べるとだいぶ温度は低め。

日常の生活空間で撮影してみた
ライトは点けておらず、プロペラだけ回転している状態です


これはスタンドライトの電球部分。 ここではセンターの温度のみを検知するモードで撮影していますが、電球色のLEDは約65℃とけっこう熱々!

日常の生活空間で撮影してみた

料理への応用

あとおもしろいのが、プライパンの温度分布を確認したり、オーブンの予熱状態を確認するなど、料理の精度向上にも応用できることです。

ここではフライパンを熱する様子を動画で撮影してみたので、ご覧ください。(自動熱検知モードで撮影)

グングン熱くなっていく様子が視覚的にわかってめちゃくちゃ楽しい!

アウトドアでも楽しめる

ここまではガジェット好きらしくインドア派な使い方ばかりでしたが、Mini2Plus V2をキャンプに持っていくと、夜の探検が何倍も楽しくなるということは、想像に難くないでしょう。

たとえば、暗闇の中でも動物の姿を捉えられるので、子どもたちは大興奮。 また、テントの中と外の温度差や、たき火の熱がどのように広がっていくかなど、普段見えない自然現象を観察できる点も大きな魅力です。

一方で登山やハイキングでは、霧の中や暗い森の中でも前方の状況が把握できるので、安全面でも役立てることができます。

日常の生活空間で撮影してみた
冬の寒空

上手な使い方とコツ

そんな感じで超お手軽に使えるMini2Plus V2ですが、上手に撮影を楽しむには多少のコツも必要となるので、それらについてもついでにお伝えしておきましょう。

最適な撮影距離と角度

サーマルカメラは、適切な距離と角度で使用することで、より正確な結果が得られます。 たとえば、小さな対象物を撮影するときな近い距離から、建物全体などは適度に離れて撮影するのがコツです。

また、ガラスや金属は熱を反射するため、これらを通して撮影すると正確な温度が測定されません。

カラーパレットの使い分け

HIKMICRO Viewerアプリでは、複数のカラーパレット(色テーマ)が選択できます。 「アイアンボウ」は温度差がわかりやすく一般的な用途に、デフォルトで設定されている「レインボー」は細かい温度差を確認したい場合に、「ホワイトホット」は夜間の動物観察に適しています。 状況に応じて使いwケルト、より効果的に可視化できます。

上手な使い方とコツ
アイアンボウ
上手な使い方とコツ
レインボー
上手な使い方とコツ
ホワイトホット

測定精度を上げるコツ

より正確な温度測定をしたい場合は、以下の点に注意して撮影しましょう。

  • 急激な温度変化のある環境では、カメラを数分間なじませてから使用する
  • 測定対象との距離を適切に保つ(遠すぎると精度が落ちます)
  • 金属やガラスなど反射の強い表面のんど測定は避ける
  • 定期的にアプリの更新を確認する

Mini2Plus V2では、-20℃から400℃までの温度を±2℃のの精度で測定可能。 サーマルカメラ自体、相対的な温度差を見るのは得意ですが、絶対温度の測定は環境条件により誤差が生じることがあります。

まとめ:HIKMICRO Mini2Plus V2は買いなのか?

総合的に見て、HIKMICRO Mini2Plus V2はサーマルカメラ初心者にとって非常におすすめの一台。 コンパクトさ、扱いやすさに十分な性能を兼ね備えたうえで、比較的お手頃な価格帯に収まっています。

そして実際、使ってみるとめちゃくちゃ楽しい!

とくに「なにか新しくて楽しいガジェットを試してみたい」「家の断熱や電気系統をチェックしたい」「子どもと一生に科学を楽しみたい」と思っている人にとっては、間違いなく満足できる製品だと言えるでしょう。

今後、このブログでガジェットレビューする際には、ガンガン使っていこうと思ってます!


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この記事を書いた人

よっしーのアバター よっしー アラフォー専業ブロガー

ガジェットをこよなく愛するアラフォー専業ブロガー。一日一回はキーボードに触らないと指がむずむずしてくる文字打ちたい病。デジモノ&サービスをゆる~くながらも的確に紹介&レビューしていきます。

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