会議、取材、打ち合わせ。 録音はできているのに、その後がちょっとしんどい。
- 文字起こしを読む
- 「ここ合ってる?」と音声を探す
- 発言者を確認する
- 数字や固有名詞を直す
これらの仕上げ作業でげんなりしてしまうこと、あると思います。
今回は、国会答弁のYouTube動画という超・高難度音源を使って、AIボイスレコーダーTALIX & DingTalk A1を実務目線で検証しました。
さらに、クラウドAI型のPlaud Note AIを比較することで、「どこで差がつくのか」をハッキリさせていこうと思います。
TALIX & DingTalk A1はどんなAIボイスレコーダー?
TALIX & DingTalk A1は、音声をただ録音するだけのレコーダーではありません。
- 音声文字起こし
- AI議事録の自動生成
- セクション分け
- 発言者の自動識別
ここまでを一連の流れとして処理する、いわば「議事録完成までを前提にしたAIレコーダー」です。
とくに特徴的なのが、PCで見たときの画面構成と操作性。

この使い勝手が、後半の比較で効いてきます。
開封と同梱物チェック
本体のシルエットを形どったホログラムがおしゃれなパッケージ。

同梱物は、クイックスタートガイド、保証書、説明書などの紙類と、MagSafe非対応のスマホの背面に取り付ける用のマグネットリング。

コンパクト&薄型設計の本体は、ほぼクレジットカードと同サイズ。
初見だと、「このカードみたいなのがボイスレコーダー?」ってなりますよね。いやいや、時代は進歩しました。


録音操作は超簡単で、左の録音ボタンを2秒長押しで録音スタート、右の音声ボタンを長押しで音声メモが起動する仕組み。
Plaud Note AIでは、通話モードと会議モードの切り替えスイッチがついていましたが、TALIX & DingTalk A1は会議・対話・遠距離など、通話録音/環境録音をAIが判断して自動で切り替えしてくれるとのこと。
おっさんになるにつれて短期記憶力が落ちていると感じている私にとっては、ひらめいたアイデアやTo-Doを即時にボイスメモ出来る音声ボタンがお気に入りで、実際めちゃくちゃ助かってます。

本体の厚さは、最薄部で3.9mm、液晶が付いている部分で4.7mm(実測値)と、かなりの薄さ。たとえばバッグのポケットとか、スーツの胸ポケットとかに入れても一切違和感なし。

また、TALIX & DingTalk A1はUSB-Cで充電できる汎用性の高さも嬉しいポイント。 専用のマグネット充電コネクタは便利なんだけど、万が一なくしてしまったらジ・エンドですからね。

もちろん裸のまま使ってもいいんですけど、TALIX & DingTalk A1はケースに入れて使うのが基本スタイル。
レザー調で安っぽさのないケースは全てのモデルにデフォルトでついてきて、ケースに入れたままでの充電も問題なし。


iPhone 12意向のMagSafeに対応したモデルなら、スマホの背面にそのままピタッとくっつけて運用可能。 MagSafe非対応のAndroidスマホなどは、スマホ背面に付属のリングを貼り付けることでおなじように使うことができます。

このサイズでありながらもTALIX & DingTalk A1には液晶パネルが付いていて、録音時間や、充電残量などが一目でわかるのも、また便利。

スペック
| チップセット | BES2800(6mmプロセスのAI音声処理チップ) |
|---|---|
| ストレージ | 64GB |
| バッテリー容量 | 660mAh |
| 充電時間 | 約1.5時間でフル充電 |
| 待機時間 | 最大60日間 |
| 録音時間 | 最大45時間の連続録音 |
| マイク | 全指向性マイク×5 + 骨伝導マイク×1 |
| 通話録音 | 対応(自動切替で録音) |
| 環境録音 | 対応 |
| 文字起こし時間 | 300分/月(無料で利用できる範囲) |
| クラウドストレージ容量 | 10GB |
| ノイズキャンセリング | オフィスシーンに特化した500種類以上の環境ノイズ低減に対応 |
| Wi-Fi | 2.4GHz / 5GHz 両対応 |
| 充電ポート | USB-C |
| サイズ | 60 × 91.6 × 3.8 mm |
| 重量 | 40.8g |
| カラバリ | ブラック / シルバー |
スペックを見ると、TALIX & DingTalk A1は録音時間やマイク構成だけでなく、議事録 & 自動化を前提にしたクラウド連携・文字起こし枠まで含めて設計されていることがわかります。
今回の検証方法
ざっくり外観とスペックが把握できたところで、TALIX & DingTalk A1とPlaud Note AIの比較をやっていきましょう。

検証方法はざっくり以下のような感じです。
- 音源:国会答弁のYouTube動画の一部(25分程度切出・複数発言者・固有名詞多め)
- 比較対象:
- TALIX & DingTalk A1
- Plaud Note AI
- 評価軸:
- 文字起こし精度そのものではなく「議事録を完成させるまでの作業効率」
以下の動画の序盤、小泉進次郎氏の答弁部分を、普通に会話している程度の音量で、スピーカーから1.5m程度離した位置で録音しています。
文字起こし、AI議事録などは、以下のリンクから直接見れます。
TALIX & DingTalk A1:https://shanji.dingtalk.com/app/transcribes/763275696431303030303134393338315f34303033303534363830365f32
Plaud Note AI:https://web.plaud.ai/share/48871767411312999::YXdzOnVzLXdlc3QtMg
議事録自動化は「精度」より「作業フロー」で差が出る
ここがこの記事の一番大事なポイントです。
おなじ国会答弁音源を使っても、議事録が完成するまでの流れは、両者でかなり違いがありました。
Plaud Note AIの場合:生成後の「探す作業」が発生しやすい
Plaud Note AIの流れは、とてもわかりやすいです。
- 録音音声をアップロード
- 文字起こしを生成
- 要約を生成
- 会議議事録を生成
ただ、国会答弁のような音源では、どうしてもこう思う場面が出てきますよね。
電化ねここの発言、誰の答弁だっけ?



この数字、音声ではどう言ってた?
そのたびに、修正箇所をスクロールや検索で探したり、該当しそうな音声位置を手動で再生、みたいな工程が必要になります。
結果として、「探す → 再生 → 戻る」を何度も繰り返すことに。
ビジュアル的にもわかりやすく、議事録自体も整っているのに仕上げに時間がかかる。
これが正直な印象。
TALIX & DingTalk A1の場合:確認と修正が探さずにできる
TALIX & DingTalk A1は、ここが根本的に違います。
文字起こし後、「AI議事録」「セクション」「発言者」が同時に生成され、それぞれが音声と完全に連動しています。
具体的には、文字起こしテキストをクリック → その発言の音声位置へ直接ジャンプし、


発言者タブで発言者バーをクリック → その人の発言時間帯へ一発移動できる。


つまり、「確認したい」=「すぐ音声に戻れる」という状態。
探す時間がほぼ発生しないので、”必要な箇所だけ、最小限の操作で、ピンポイント修正” という理想的な流れになるわけです。
図で比較:議事録 自動化の作業フローはここまで違う


この図が示しているのは、ボイスレコーディングの精度の差でなくて、戻り作業の量です。
確認のたびに探す工程が入るPlaud Note AIに対して、TALIX & DingTalk A1では、クリック = 即確認、戻りが少ないことがわかります。
国会答弁みたく、長くて複雑な音源ほどこの差が効いてくるのは、こういった作業を行ったことがある人ほどピンとくるでしょう。
リアルタイム翻訳機能も強力
今回の比較では議事録の自動化を中心に見ましたが、TALIX & DingTalk A1ならではの機能として、ぜ触れておきたいのがリアルタイム翻訳です。
使い方はシンプルで、
- 録音を開始(アプリ内の開始アイコンクリックでも録画スタートします)
- 画面右上の「翻訳開始」ボタンをタップ
これだけで、話した内容がその場で翻訳表示されます。



動画の音声は、実際に TALIX & DingTalk A1 で録音したものです
単方向翻訳と両方向方向翻訳に対応
- 単方向翻訳
日本語 → 外国語など、一方通行の翻訳
- 両方向翻訳
お互いが話した内容をリアルタイムで翻訳表示
海外クライアントとの打ち合わせや、多言語メンバーがいる会議では、かなり実用的な機能。
録音・文字起こし・翻訳を1台で同時にこなせるのは、他のクラウドAI単体にはない強みだと言えるでしょう。
アプリの使い勝手
ボイスレコーダーの機能の核となるスマホアプリは、それぞれDingTalkとPlaud: AI Notetakerというものがあります。
シンプルで見やすいPlaud AIアプリに対して、DingTalkアプリはとにかく多機能といった印象です。




TALIX & DingTalk A1との連携を目的とした「A1」のほか、自分を含めたグループ間での情報のやり取りができる「メッセージ」に、勤怠管理や承認作業にビデオ会議など企業での運用を目的とした「ワーク」など、ボイスレコーダー以外の機能も盛り沢山で、正直まだ全部の機能を使い切れていません。
基本的には「A1」の機能だけを使っていれば事足りますが、多機能な分、使いこなすまでには多少の慣れが必要でしょう。
また、リリース直後の現時点だと、UIに中国語表記がちらほら見かけられたのが気になったポイント。この辺は今後のアップデートでの修正を期待したいところですな。
精度の話を正直にすると
誤解しないでほしいのですが、どちらのAIも現時点では100%完璧ということはありません。
- 固有名詞の揺れ
- 肩書きの誤認
- 言い淀みの処理
これは国会答弁レベルだと、最終的に人のチェックが必要です。
だからこそ重要なのが、「間違えないAI」より「直しやすいAI」。
この観点で見ると、TALIX & DingTalk A1はかなり実務向きです。
まとめ:読むAIか、仕上げるAIか
今回の比較で感じた結論はシンプルです。
- 要約や議事録を”読む”のに向いている
- 内容把握が目的なら十分便利
- 議事録を”完成形”まで持っていくのが速い
- 長時間・複数発言者の音声に強い
おなじボイスレコーダーでも、思想がまったく違う。
議事録作成を「あとでやる作業」から、「ほぼ自動で終わる工程」に変えたい人には、TALIX & DingTalk A1はかなり刺さるはずです。
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