在宅ワーカーにとって、毎日作業する仕事環境は少しでも良くしたいと考えるのはごく自然な流れ。
ましてや、日がな一日中パソコンとにらめっこしているような仕事をしている人にとって、快適な作業環境を構築することは、もはや至上命題だと言えるでしょう。
だって、それで作業が効率化することが、収入アップに直接つながってくるわけですからね。
そんな感じで、日々作業環境の向上を目指している私ですが、VR環境を利用することにより、ほぼ完璧なんじゃないかと言える作業環境を手に入れることについに成功したのです。
え? ほぼ完璧とか大げさに言い過ぎだろって?
いやいや、これがまじなんですよ! お父さん!
VR環境での最適なPC作業環境とは
では、まず最初に私が構築した最適な作業環境の完成形をご覧いただくとしましょう。
こちらMetaQuest3のスクリーンショット機能を使って撮影したものなのですが、キーボードのすぐ目の前に大きなモニターが表示されていることがわかりますね。
ただ大きなモニターを表示させているというだけではなくて、”どこにでも、どんな大きさでも表示できる” という、VRモニターの利点を活かして、こんな感じの後継姿勢で作業ができる環境になっているわけです。
画像だとわかりにくいかもしれませんけどこれ、オフィスチェアーを一番後ろに傾けた状態で写真を撮っています。
つまり、上半身をずーっとチェアーの背もたれに預けた状態でPC作業をすることができるというわけです。
めちゃくちゃ楽そうだと思いませんか?
ええ、実際これがめちゃくちゃ楽なんです。 1日中仕事したって全然身体に負担を感じないレベルで!
まあそれでも最低限、目と頭は疲れるわけなんですが、それでも以前のまっすぐ座っていた状態と比べるとはるかに楽チンだということは間違いありません。
そんなわけで今回は、こういった最適な環境を作り出すために必要なものや、注意点などを解説していきたいと思います。
その1:VRヘッドセット
まず最初に必要となるのは、なんといってもVRヘッドセット。
VR空間の中で作業をするわけですから、これがないことには話ははじまりません。
最近では、VRヘッドセットの種類もだいぶ増えてきましたが、VRモニターで作業するうえで、現時点での最適なチョイスはやはりMetaQuest3だと言えるでしょう。(Macの人はVisionProになるんでしょうけど)
ここ数年、VR事業に力を入れているメタ製品ということで、ヘッドセットの機能やアプリの数も充実していますし、Immersed や、Virtual Desktop などの、PCと連携するアプリが簡単に使えるというのがやはりデカい。
また、パンケーキレンズによるスイートスポット(映像が鮮明に見える範囲)の広さが最大のメリット。
これに慣れてしまったら、もうフレネルレンズ(薄型化・軽量化しやすい代わりにスイートスポットが狭い)のVRヘッドセットは使いたくなくなります。
その2:オフィスチェアー
次に重要なのがオフィスチェアーです。
自分にあったオフィスチェアー選びって、なかなか難しいですよね。
私自身も、オフィスチェアーを選ぶ際には大塚家具の実店舗に通ったりして迷いに迷いました。 結果購入したのが、オカムラのコンテッサセコンダだったんですが、これが大正解。
逆に、その前に安さにつられて購入したゲーミング的なチェアーは、座り心地自体は悪くはなかったんだけど、PUレザーが加水分解してすぐにボロボロになってしまい失敗だったという経験があります。
VR空間でスーパーリラックスモードでPC作業をするためには、後継姿勢で作業する必要があるわけでして、その際に重要なポイントが以下の2点です。
① ヘッドレストがついていること
後傾姿勢で作業するうえで、ヘッドレストが必須だということは想像に難くありませんよね。
私の場合、もともと付いていたヘッドレストがイマイチフィットせず、位置を細かく調整可能な小型のものに交換していたんですが、これがいい感じにハマってくれました。
それに付随するアイテムとして、ネックピローのようなクッション的なものもあわせて使うのがベスト。
MetaQuestに限らず、VRヘッドセットで長時間作業するにおいて、それ自体の重さがネックだったりしますが、これら2つのアイテムをあわせて使うことで、このデメリットをほぼ解消することができます。
そりゃもうクッション性に富んでいるに越したことはないんですが、暑い時期だと蒸れるので、できるだけ通気性が良さそうなものを選ぶのが良いでしょう。
② 肘掛けが可動式であること
あと、チェアーの肘掛けは可動式を選んだほうがいいです。
細かく高さ調節ができるのはもちろんのこと、写真のように ”ハの字型” にできるタイプのほうが使い勝手がいいです。
これらの機能を備えたチェアーは、ひと昔前なら高価なものしかありませんでしたが、今ならそれなりのお値段で手に入れることができるようになりましたね。
ただ、やはりおすすめしたいのはコンテンツセコンダです。 なぜなら自分が使っているから(笑)
この写真を撮った時点で、新品購入時から2年ほど経過しているんですが、まったくどこも劣化していないのもさすが!
その3:PCデスク
続いて3つ目は、PCデスクです。
ちょうど良いポジションで作業するためには、昇降機能とチルト機能は、ほぼ必須。
これらの機能があるのとないのとでは、作業時の快適度が全然違ってきます。
もう一つ重要なポイントが、”デスクの脚がコの字になっていない” ということ。
後傾姿勢になるとチェアーのキャスターがグーッと奥の方に入り込むわけですから、このときにデスクの脚がコの字になっていると、チェアーの脚と干渉してしまうというわけです。
最近では、電動昇降式のデスクも多くなってきましたが、そう頻繁に上下させるものでもないですし、そもそもそれだけのためにコンセントを取り回すのが面倒だったりもするので、個人的にはガス圧式などの手動のもので十分かと思います。
ただ、これらの機能を兼ね備えたデスクを探してみると、意外に選択肢は少なく、ほぼバウヒュッテ一択となってしまうんですがね。 もちろん私が使っているのもコレです。
製品自体はしっかりとしていて、使い勝手もとてもいいものなんですが、バウヒュッテの製品はお値段もそれなりにするのがネック。 まあ多機能だからこんなもんなのか。
その4:オットマン
あと忘れちゃいけないのが、オットマンでしょう。
最近はオットマン付きのオフィスチェアーも増えてきましたが、それだとサイズが小さく心もとない感じなので、やはり別でオットマンがあった方がいい。
オットマンというとキャスター付きのものを想像するかもしれませんけど、キャスターをロックしても意外と滑って動き回って面倒だったりするので、キャスター無しタイプのものがおすすめです。
ここでもまたバウヒュッテになるんですが、この横長のタイプのものだと、ただ単に脚を伸ばせるだけじゃなく、脚を開いてのばしたり、あぐらもかけたりしてとにかく楽。
ある程度左右に首振りをしながら、足を下ろせば正面向きに戻る半固定式の回転座面もいい感じで使いやすいです。
その5:トラックボールマウス
ラストはトラックボールマウスです。
まあ、これは私がずーっとトラックボールばっかを使ってるという個人の好みもありますが、後傾姿勢だとマウス操作はやりにくそう… ということでチョイスしておきました。
あっちこっち手を動かさなくてよいので、リラックスした作業環境にトラックボールはまさに最適だと言えるでしょう。
さいごに
といった感じで、VRヘッドセットを活用しての、快適な作業空間をできましたよーというお話でした。
まあ、イチから揃えるとなると相当なお値段になってしまいますが、1日中座っている作業環境を快適にし、かつ身体の負担も大幅に減らせると考えると、けっして高い買い物とも言い切れないんじゃないかなあ、と個人的には思います。
環境さえ準備できれば、あとはこんな感じで自由にモニターを配置して作業できちゃうわけですからね!
後傾姿勢で作業することにより、VRヘッドセット特有の首や頭にかかる負担も軽減でき、脳が動く限りまじで何時間でも作業できる理想的な環境になるので、特に作業環境の自由度が高い在宅ワーカーの方はぜひチャレンジしていただければと思います。
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