そんなわけで前回、ビックカメラでビットコインで購入したシャーク(Shark)の掃除機『EVOPOWER SYSTEM NEO+(LC351JWH)』のレビュー回です。
これぞスティッククリーナーといった感じのスリムでコンパクトなボディと、IQ センサーによる吸引力とブラシの回転速度の自動調整、そして充電器 兼 ゴミ収集ドック付きと、便利機能てんこ盛りに興味津々になってしまっている人も少なくないはず。
私自身、ガジェットマニア心をくすぐられての購入となったわけですが、はたしてその実力のほどは・・!?
EVOPOWER SYSTEM NEO+ のスペック
メーカー | シャークニンジャ株式会社 |
---|---|
カラー | ミスティックホワイト |
運転時間 | コードレススティック(ブーストモード):約15分 コードレススティック(iQモード):約15~50分 コードレススティック(エコモード):約50分 ハンディ(ブーストモード):約15分 ハンディ(iQモード):約15~70分 ハンディ(エコモード):約70分 |
充電時間 | 約3.5時間 |
サイズ (高さ × 幅 × 奥行) |
コードレススティック ハンディ 収納時 1040 x 228 x 160mm 510 x 91 x 71mm 1060 x 280 x 262mm |
重量 | コードレススティック:約1.7kg ハンディ:約0.8kg |
保証期間 | 3年(メーカー保証2年+公式オンラインストア保証1年) ※リチウムイオンバッテリーは保証対象外です。 |
アメリカのボストン郊外にあるシャークニンジャ株式会社は、家庭用掃除機やキッチン家電を開発し提供するリーディングカンパニー。
2018年7月に日本に上陸し、2020年には家電量販店での充電式ハンディクリーナー市場で販売シェアNo.1 を獲得しています。
EVOPOWER SYSTEM NEO+ 開封の儀
スティッククリーナーなので細長い箱で届くのかと思っていたら、意外にもそこまで背は高くない。
それでも相当でかい箱なのは、自動ゴミ収集ドックが入っているからでしょう。
側面には、「Smart iQ」や「自動ゴミ収集ドック」などの解説写真がありました。
せっかくなので、これも見てもらいましょう。
ざっくりとこの4つが、EVOPOWER SYSTEM NEO+ の特徴です。
フタを開けると、説明書と付属品類がぎっしり。
それらを取り出すと、いよいよ掃除機本体とゴミ収集ドックが入っているゾーン。
中に入っていたものを全部並べてみました。
上段の右から2番目にあるやつが掃除機本体です。
本体はこれだけでも使用可能で、こうやって見るとかなりコンパクトだということがわかってもらえるかと思います。
その他、説明書とカスタマーサポート用の封筒。
説明書はオール日本語で、ちゃんとわかりやすく解説されているのが好印象。
機械翻訳みたいなわかりにくい日本語の説明書に辟易とさせられる中、これはありがたい。
本体+ゴミ収集ドックの外観と機能
こちら本体のグリップとボタン周りの写真です。
押しやすい位置に電源ボタンがあるほか、その下にある2つのボタンで「エコモード」と「ブーストモード」を使い分けることができます。
デフォルトは「iQ モード」となっており、その場のゴミの量によって「弱」「中」「強」と吸引力とブラシの回転速度を自動調整してくれます。
モードによって、手元のライトが上記のカラーに変化するのもカッコイイんです。
一応これ、「ミスティックホワイト」っていうカラーなんですけど、実際は薄めのメタリックグレーですな。
以前使っていたパナソニックの掃除機と並べてみた。
これまでは別になんとも思っていなかったけど、こうやって並べてみるとパナソニックの掃除機がずんぐりむっくりに見えてしまいますな。
ちなみにこの画像ではバランスを取って立たせていますが、EVOPOWER SYSTEM NEO+は自立することができないのでご注意。
ところでこのパナソニックの掃除機でずっと不満だったのが、コードが出ている位置。
なんでこんな中途半端な位置から生えとるねん。 しょっちゅう踏んづけてしまうやないかと。
ね、そう思うでしょ?
続いて、充電器 兼 ゴミ収集ドック。
これはほんとに本体だけで、ここにパイプのガイドとかアタッチメント置き場とかが装着されるので、それはまたのちほど。
自動ゴミ収集時はけっこうな音がするんだけど、この「自動ゴミ収集停止ボタン」を押しておけば収集しなくなるので、夜にちょっとだけ掃除機を使いたいときにも安心です。
そしてそのボタンがサッと押せる位置にあるのも、非常に好印象。
その横にあるボタンを押すことで、ワンタッチでダストボックスの取り出しができます。
ここには約30日分のゴミが溜めておけるので、たとえば2日に1回しか掃除しない人だったら、60日間はゴミ捨てしなくていいということになります。
くう~ めんどくさがりの私には最高のシステムだぜ!
このオレンジ色のボタンを押すことで、ダストボックスの下部がパカッと開いて、手軽にゴミ捨てができるというわけ。
ひっくり返して中を覗いてみた。
今上を向いている方が、通常時は下になります。
このダストボックスは丸ごと水洗い可能なのも嬉しいですな。
もちろん紙パックなどもないので、ランニングコストはかかりません。
裏面には、コンセントを巻きつけるスペースがあります。
こうやって巻き付けておいて必要な長さだけ出しておけるのも、よく考えられてると思いますね。
アメリカ人は大雑把というのは、もう過去の話なのでしょう。
すべてのアタッチメントを装着した完成形がこちら。
掃除機本体と合体!!
う、うーむ… なんだかわからんがめちゃカッコイイぞ・・・
本体のガイド部分に上から差し込むだけで、サクッと小気味よく定位置に収まってくれます。
この状態で、掃除機の中のゴミの吸い出しと充電が同時に行われるという、超お手軽仕様。 まじでなんにもしなくていいんだな…
デフォルトでバッテリーが2個付属しており、掃除機の持ち手の先端と、ドックの裏側にそれぞれ収まっており、この状態でどちらも充電されています。
なので、掃除機の充電がなくなったら、本体から取り出したやつと交換するだけで引き続き掃除ができるというわけです。
どっかのレビューで「バッテリーが一つしかない!」とか言って怒ってる人がいたけど、たぶん説明書を読んでなくてドック裏にバッテリーがあることに気付いてないだけだと思う。
バッテリーはこんな感じの細長いやつ。
マキタの小さい方のインパクトとかのやつも、たしかこんなだったなあ。
なんか順番が前後してしまった感もありますが、気にせず本体も見ていきましょう。
これがアタッチメントなどを付けていない、素の状態の本体です。
例えば高い場所などは、このまま掃除することもできます。
操作ボタンはこの3つ。
その下の3つのインジケーターで、充電状態や残量などを知ることができます。
そして実は、左の2つのボタンと電源ボタンの間にLEDライトがあって、これがいい感じに光ってくれるんです。
上でも解説しましたが、iQ モードのランプの光り方は以下の通りです。
吸引力が強のときはさすがに大きな音がするけど、吸引力と音量はトレードオフの関係なのです。
集合住宅でどうしても夜に掃除したいときは、エコモードを使うのが無難でしょう。
基本的にゴミ捨ては収集ドックにおまかせなんですが、手動でゴミ捨てすることもできます。
掃除機下部、一番右のスライドボタンを操作することで・・・
ダストボックスがパカッと開いてゴミ捨てできます。
ここもワンタッチで操作できるのが、また便利。
さらにダストボックスが開いた状態で左のボタンを押し込むと、ダストボックスごと取り外してメンテナンスできる。
いくら自動でやってくれると言っても、やはりフィルターなんかは定期的に掃除してあげる必要がありますからね。
掃除機先端のアタッチメントを取り外すときには、上部左右にあるボタンを手前側にスライドします。
もう一つ便利なのが、パイプが途中で曲がる「FLEX機能」。
ヒンジ部の裏側にあるボタンを押すことでパコッと折れ曲がり、たとえばベットやソファーの下などの高さがない場所にも、ヘッドが入り込んでいきます。
持ち上げるだけで元に戻るのも手軽で使いやすい!
では次に、各種アタッチメントについても見ていきましょう!
各種アタッチメントの機能
ノーマルヘッド
こちらが、ノーマルヘッドです。
接地面にはふわふわのブラシと独自のパワーフィンで長い髪の毛やペットの毛が絡まない構造になっていて、モーターが内蔵されており、強力に回転してゴミをかき取ってくれます。
ワンプッシュでローラーが外せるのでお手入れもラクラク!
こういうところがイチイチよく出来てるんだよなあー。
あとこのノーマルヘッド、可動域がかなり広いからめっちゃ掃除がしやすいです。
どんな方向にもグイグイ曲がる!
ミニモーターヘッド
強力なモーター内臓でアレルゲンや、髪の毛の除去に適しているミニモーターヘッド。
たとえば毛足の長いカーペットの上とか、ベッドの上なんかを掃除するときにピッタリです。
マルチノズル
汚れや毛髪を除去する小型ブラシ付きのマルチノズル。
ファブリック製品や、洋服に対してのエチケットブラシ的な使い方がいい感じでした。
ブラシ付き隙間用ノズル
ラストは定番のブラシ付き隙間ノズルです。
これはもう説明不要ですよね。
指を引っ掛けてパコッとやることでブラシが出てくるんですが、私の個体ではこの操作がけっこう堅かったです。
指でブラシパーツを押し広げながらやらないと、なかなか出てこない感じ。
隙間ノズルを装着すると、まんまハンディタイプのクリーナーへと早変わり!
家の中だけじゃなく、車の中とかを掃除するときも便利そうです。
ドックの横にアタッチメントの専用スペースがあるんですが、これらをイチイチ手で持たずともサクッと付け替えができるんです。
EVOPOWER SYSTEM NEO+で実際に掃除してみた
レビュー用の写真も撮り終わったところで、さっそくEVOPOWER SYSTEM NEO+で掃除をしてみました。
稼働中はヘッドの先からLEDが照射されるので、薄暗い場所でもゴミが見つけやすいです。
自動でゴミを検知してくれる「Smaet iQ テクノロジー」もいい感じに動作してくれます。
基本は緑色の低吸引力で、ゴミやホコリが多いところやカーペットの上などでは中吸引力、時々高吸引力までレベルアップするという感じでした。 まあこれは家の床のゴミの量によって変わってくるんでしょうけど、あくまで私の家の場合。
吸引力は強バージョンで、コード付きタイプの掃除機にあと一歩及ばない印象。
しかし、回転するモーターヘッドが非常にいい仕事をしてくれており、細かいゴミもかき出してくれるため、コード付き掃除機(前使ってたパナソニックのやつね)と同レベルか、もしくはそれ以上に床が綺麗になりました。
で、掃除し終わったあとのブラシがこちら。
写真撮るように掃除したりせず、掃除後にそのままひっくり返して撮ったものなんだけど、まじで髪の毛とかが絡みついてないです。すげえ!!
自動ゴミ収集ドックが掃除後のゴミを吸い取る動画も撮影しました。
掃除機の強モードとおなじくらいの大きな音がするけど、ブォーン! → スポッ!! って感じでゴミが吸い取られる様子が気持ちよくてクセになる(笑)
『シャークLC351JWH』の自動ゴミ収集ドックのゴミ吸引動画。15秒間ほどけっこうな音がするけど、30日分のゴミを溜めておけて毎回ゴミ捨てする手間がなくなるし、たまったゴミはワンタッチで捨てれるからまじで便利🔥 pic.twitter.com/abNrgxTCW5
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) March 15, 2024
EVOPOWER SYSTEM NEO+のメリット・デメリット
【EVOPOWER SYSTEM NEO+のデメリット】
- 値段が高い
- (当然だけど)音が大きい
- ドックに装着した後も音が鳴る(15秒程度)
- 持ち手にバッテリーがあるのでやや重く感じるかも
はたしてこれがデメリットと言えるかは微妙なところなんですが、それなりに値段がするというのがまず一つ。
しかしまあ、性能を考えると十分妥当な価格帯とも言えるでしょう。
あとけっして静かな掃除機ではないので、そういうのを探している人にも合いません。
しかし上でもお伝えしたとおり、吸引力と動作音の関係はトレードオフなのでしょうがないです。
持ち手の部分は手にしっくりくる掴みやすい形状になっているのですが、ここにバッテリーが入っているし、本体のモーターなども上の方に集約されているので、女性の方が使う場合はちょっと重く感じてしまう可能性もあり。
逆に男性なら、重いと感じることはまずないでしょう。
- とにかく手軽に掃除ができる
- アタッチメントで高いところやベットの上なども掃除しやすい
- ハンディークリーナーとしても使える
- ゴミ捨ての頻度が圧倒的に減らせる
- ゴミ捨てやメンテナンスがしやすい
- 見た目がカッコイイ
EVOPOWER SYSTEM NEO+は、もはやメリットしか感じられないレベルの完成度なんですが、特筆すべきは「毎日の掃除が手軽になる」というものでしょう。
これまでは、「コンセントを差す→掃除する→コンセントを抜く→場所移動→コンセントを差す→掃除する」というのが面倒だったんですが、EVOPOWER SYSTEM NEO+を使うことで「掃除する→ドックに戻す」と、一気に掃除の手順が簡略化されます。
気になるところを見つけたらすぐに掃除できる、というのがまじで便利すぎる。
あわせてゴミ捨ての頻度も減ることで、圧倒的に掃除にかかる手間が減り生活が楽ちんに。
あと、シュッとしたデザインがカッコイイのでテンションも上がる!(笑)
EVOPOWER SYSTEM NEO+を使ってしまったら、もうほかの掃除機には戻れなくなるでしょう(まじで)
EVOPOWER SYSTEM NEO+の評価
機能性 | 5 |
コスパ | 4.5 |
デザイン | 5 |
楽しさ | 5 |
総合 | 5 |
シャークからはいろいろなモデルの掃除機が販売されていますが、今回レビューしたのは「EVOPOWER SYSTEM NEO+」というモデルなのでお間違えなきよう。
Amazonで取り扱いがある「CS150JAE」は「EVOPOWER SYSTEM STD+」シリーズです。
ここでレビューしたものは、「LC351J」の「EVOPOWER SYSTEM NEO+」なのでご注意。
↓ 記事執筆時点では、楽天と Yahoo! で取り扱いがありました ↓
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