AIを使ったアニメーション生成と聞くと、「さぞかしハイスペックなPCが必要なんだろうな…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
今回は、クラウド上でAIアニメーション生成が可能な「 Pollo.ai 」の使い方や、使用感などについてご紹介したいと思います。
実際に生成した動画も公開しているから参考にしてね!
アニメーション生成AIとは?
アニメーション生成AIとは、イラストやテキスト、動きの情報などをAIにわたすだけで、自動的にアニメーション動画を作ってくれる技術のこと。
たとえば、キャラクターの絵を用意して、「歩く」「走る」「ジャンプする」のような支持を与えると、AIがその動きを考えてスムーズな動画に仕上げてくれます。
これまでは人間が手間ひまかけて作り込む必要がありましたが、AIがサポートしてくれることによって、私のような知識のない初心者でもハイクオリティな動画を作りやすくなるのが大きなメリット。
Pollo.aiは商用利用が許可されているので、ビジネスのプロモーションやSNS投稿、オンライン講義は社内研修動画まで幅広く活用できます。
Pollo.aiの魅力
さて本題に入る前に、Pollo.aiのメリットついてざっくりと解説しておきましょう。
ローカル環境で使用するアニメーション生成AIと比べると、こんな魅力があります。
手間をかけずにサクサク動画制作
通常の動画制作は、撮影や編集ソフトの操作など覚えることも多くてなにかと大変。
一方Pollo.aiなら、動画のもととなる画像やテキストをサイトにアップロードするだけで、AIが自動的にシーンを組み立て、アニメーションを作成してくれます。
つまり、誰でも専門知識ゼロで、手軽にプロ並みの動画を作れるということ。
シンプルなUIで直感的に操作できる
「なんだかわからんが難しそう」というイメージがつきもののAIツールですが、Pollo.aiの操作画面はとってもシンプルでまじで簡単。
直感的にボタンやメニューを選んでいくだけで、はじめての人でも迷わず使えます。(実際、私も一発目から簡単に使えました)
日本語にも完全対応
アニメーション生成AIって日本語に対応していないものが多いんですけど、Pollo.aiはなんと日本語に完全対応しています。
単にサイトの表示が日本語に対応してるってだけでなく、プロンプト(AIに与える指示文)も日本語でOKなので使いやすい!
さまざまなデザインテンプレート
ビジネス向けやSNS向けなど、用途にあわせて使えるテンプレートやエフェクトが豊富。
プロンプトと組み合わせて使うこともできるので、ブランディングや自分好みの雰囲気にあわせるのも比較的カンタンです。
Pollo.aiで作れる4つの動画タイプ
Pollo.aiで動画を生成する際には、大きく4つの動画タイプが選択できます。
実際にPollo.aiで作成した動画も掲載しておくので、あわせて参考にしてみてください。
1.Image to video(画像から動画へ)
まずは一番基本的なやつから。
アップロードした写真・イラストを、AIが自動的にアニメーション動画に変換してくれます。
やり方は簡単で、左側のメニューに画像をアップロードして、必要ならプロンプトを入力して、動画の長さを選んで「作成する」ボタンをクリックする。
たったのこれだけで、あとはAIが自動的に画像を動画化してくれます。
実際に、画像を動画化してみたものがこれ。
勇者がドラゴンと戦っている左の画像が、右側のような動画に生成されました。
https://t.co/tTBpyua4sfをつかった画像→動画化例
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) January 10, 2025
左の画像がこういう風になる! pic.twitter.com/QUhxzJL5oS
ドラゴンが吐いた炎がゴウゴウ、勇者のマントがヒラヒラとしているのに対して、硬い剣などはちゃんと静止しているのがすごい。
2.Consistent character video(一貫したキャラクター動画)
一貫したキャラクター動画というとちょっとわかりにくいかもしれませんが、おなじキャラクターやデザイン要素が、動画を通じてブレずに登場するということ。
たとえば、企業やブランドのマスコットキャラを使ったPVの作成などにうってつけ。
ここでは、猫と犬と原っぱの3枚の画像を使ってアニメーション動画を生成してみました。
プロンプトは「Dogs and cats run around the meadow in good humor.(草原を仲良く駆け回る猫と犬)」。
https://t.co/tTBpyua4sfで3つの画像を1つの動画にしてみた pic.twitter.com/6SJr5ZjmLK
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) January 12, 2025
3.Text to video(テキストから動画へ)
プロンプト(テキスト)から直接動画を生成する一番スタンダードなやつ。
文章だけでは伝わりにくい情報を視覚的にわかりやすくしたいときにも便利ですね。
「サイバーパンクな未来都市」で作ってみました。
サイバーパンクかと言われるとどうなのかわかりませんが、一発で作っただけでも雰囲気は出てる。(そもそも「サイバーパンク」が英語圏で通用するのかどうかが不明ではあります)
https://t.co/tTBpyuaChNで作成したサイバーパンクな未来都市はこんな感じ pic.twitter.com/W4iZWv6P14
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) January 10, 2025
4.Video to video(動画から動画へ)
既存の動画に対して、スタイルや要素を変換・追加しつつ、新たな動画を再生成できます。
プロンプトで直接指示を出すのもいいですが、「Style」から選択するとより直感的で簡単。
Video to videoでは、アニメ調から水墨画、線画など多くのテンプレートが用意されています。
アニメ調の動画を、「Disny Pixar v3」で再生成してみました。 これはどっかで見たことがあるやつ!
https://t.co/tTBpyuaChNで、アニメ調の動画をDisney Pixar風に再生成 pic.twitter.com/Dd1G4da1Mz
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) January 12, 2025
Pollo.aiのはじめかた
Pollo.aiでアカウント作成すると、無料で使えるポイントが全員に付与されます。
なので、まずはアカウントを作成して実際に使ってみましょう。
Pollo.ai のサイトに移動したら、右上にある「ログイン」をクリック。
Pollo.aiにログインウィンドウが表示されるので、右下にある「登録」のテキストをクリック。
Pollo.aiに登録画面。 メールアドレス、もしくはGoogleアカウントのどちらかで登録できます。
今回は、メールアドレスで登録してみました。
上の画面で、メールアドレスを入力し「続ける →」をクリックすると、まもなくコードを記載したメールが受信されるので、次の画面で入力して「確定する →」をクリック。
名前、苗字、パスワードを入力して、「利用規約とプライバシーポリシーに同意します」のチェックをオンにして、「アカウントを作成する →」をクリック。
これで自動的にログインされて、Pollo.aiの全機能が利用可能となります。
右上に「20ポイント」が付与されているのがわかりますね。このポイントを消費することで動画生成ができるということです。
Pollo.aiの使い方
あとは上で紹介した、4つの動画生成タイプから選ぶもよし、その下にあるテンプレートとエフェクトから直接選択するもよし、です。
動画の生成にかかる時間は、大体2~5分程度。
一旦この画面になったら、あとは別のサイトや動画を見ながら待つのみ。
生成した動画は、下部にあるメニューアイコンから「Download」と進むことで、ローカル環境に保存できます。
その際に「Download without watermark」を選択することで、ウォーターマークなしの状態で保存できます。
前述の通り、Pollo.aiで作成した動画は商用利用OKなので、ビジネスやブランディングなどに活用しまくりましょう!
さいごに
ハイスペPC不要で、初心者にも簡単に使える「Pollo.ai」の機能や使い方の解説でした。
Pollo.aiについてざっくりまとめるとこんな感じ。
- 初心者でも直感操作が可能
- クラウド上で動画が生成されるのでハイスペPC不要
- 時間やコストを節約しながらクオリティの高い動画が作れる
- 生成タイプやテンプレートが多彩
- 日本語に完全対応
AI動画生成サイトはこれまでいくつか使ってきましたが、Pollo.aiはかなり使いやすい部類のサービスでした。
生成された動画のクオリティも高く、サイト内では他のユーザーが生成した動画も公開されているので、それらを眺めているだけでも時間が溶けていく…
まあ一度使ってみてください。
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