前回、当ブログではUGREENのNexode Wavyを、USBテスターとサーモカメラで測り倒しました。45Wは本当に出るのか、10000mAhのうち何Whが使えるのか。あのとき軸にしたのは「画面の数字を信用していいか」だった。

今回やってきたのは、同じUGREENの10000mAhクラス、MagFlow Pro(型番PB793)。Wavyとの違いは、片面にQi2 25Wのマグネット充電がついたこと。そしてもうひとつ。
なんとコイツ… 水冷なんです。(世界初:2026年7月時点・同社調べ)
電化ねこバッテリーに水冷…?ゲーミングPCちゃうんやから
反対の面に透明な窓があって、その中を冷却液が流れる。ポケットに入れる道具にそこまでやるか!って感じでして。しかしそんなハイテク要素がガジェット好き心をくすぐる。
ところで、本体色はおなじみのUGREENグレー(勝手に命名)。


この記事でやったことは3つ。英語の表しか載っていない説明書を日本語の使い方に直したこと(購入済みの人も参考にしてね)、本体の充電・容量・ワイヤレスを測ったこと、水冷のオンとオフと水冷なしのバッテリーで温度を比べたこと。
ただし、私の愛機であるGalaxy S26へのワイヤレスは約6Wしか入りませんでした。水冷も、このワイヤレスの条件ではオンにしても温度は下がらず、本体の表面はむしろオンのほうが高かった。そのあたりも数字のまま載せます。
MagFlow Proが合う人と合わない人
- iPhone 16・17シリーズなど、公式が25Wの対象に挙げる機種を使っている(私は25Wを試せていません)
- ケーブルを別に持たずに、ノートPCにも40W台で給電したい(MacBook Airでは最初の約3分半)
- 残量やW数を、ポートごとに数字で見たい
- 充電中に窓の中の気泡を眺めて楽しめる
- Galaxyでワイヤレスの速さを期待している(S26は約6W。公式もSamsungの機種には有線を勧めている)
- とにかく軽いのがいい(実測234.0g)
- 2台・3台を同時に速く充電したい(2台以上でワイヤレスは約5W)
- 水冷でスマホがぐっと冷えるのを期待している(Galaxy S26へのワイヤレスでは、水冷をオンにしても温度は下がらなかった)
MagFlow Proのスペックと価格
外箱の裏の仕様表と、公式ストアの記載をまとめるとこうなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | UGREEN MagFlow Pro 10000mAh マグネット式モバイルバッテリー 25W |
| 型番 | PB793 |
| 定格 | 39.2Wh(7.84V)。ATL製5000mAhのセルを2本直列 |
| 5V3A時の容量 | 6000mAh |
| ワイヤレス出力 | Qi2 最大25W |
| 有線の出力 | 内蔵USB-Cケーブル・USB-Cの差し込み口とも最大45W |
| 本体の充電(入力) | 内蔵ケーブル・差し込み口とも最大30W(15V・2A) |
| 2台以上の同時使用 | 合計15W |
| 冷却 | マイクロポンプで冷却液を回す水冷 |
| 画面 | 残量・残り時間・ポート別のW数・水冷の状態・電池の健康度 |
| 磁石 | N52H 16個+1個・吸着力 最大8N |
| 重さ | 234.0g(実測) |
| 保証 | 公式サイトで購入すると30ヶ月 |
| 価格 | 18,980円(税込・参考価格) |
公式ストアの商品名には「45W ケーブル内蔵」とありますが、この45Wは“出していく側”の数字。本体を充電するほうは外箱の仕様表どおり最大30Wで、公式ストアの説明画像にも「本体も最大30W」とあります。45Wの充電器をつないでも、30Wより速くはならないということ。
価格は、2026年10月25日に公式ストアを見たときは14,180円のセール表示でした。変わりやすいので、買う前にお店のページで確かめてくださいな。
開封と外観。透明な窓が主役
箱の中身は、本体と収納ポーチと説明書類。充電器は入っていません。


まずは水冷窓の面。上半分が透明な窓になっていて、寄って見ると細い流路が縦に何本も並んでいるのがわかる。(下に動画も置いてるので見てね)


反対側はマグネットの面。丸い充電エリアの中心にQi2のロゴ。




下の端にはボタンと内蔵ケーブルとUSB-Cの差し込み口が並びます。操作はこのボタン1つでぜんぶこなすタイプ。


内蔵ケーブルはWavyと同じく、そのままストラップになる作り。先端のUSB-Cをストラップの留め具に収めると輪になり、外すと1本のケーブルとして伸ばせる。
これが持ち運びにめちゃ便利な発明って感じで、Wavyのときよりも若干外れにくく進化しているように感じたのは、ただの私の気のせいかも。




重さはキッチンスケールで234.0g。Wavyの公称211gより23g重い。水冷の仕掛けのぶんでしょうか。


使い方。ボタン1つと4つの画面を日本語で
付属の説明書は13か国語の折りたたみ1枚もの。日本語の欄もありますが、肝心のボタン操作の表と画面の図は英語だけです。字も小さいうえ、私が探した範囲ではネットにPDFも見当たらない。
これは老眼入りかけおやじにはかなり厳しいぞ… ってことで、実機で確かめながら日本語にしました。
ボタンは1つで押し方は5通り
| 押し方 | 何が起きるか |
|---|---|
| 1回押す | 電源が入る。画面がつく。押すたびに画面が切り替わる |
| 2回押す | 画面を消す |
| 2秒長押し(ワイヤレスの画面以外で) | 水冷のオン・オフ |
| 2秒長押し(ワイヤレスの画面で) | ワイヤレス充電を有効にする |
| 6秒長押し | 電源を切る |
迷うのは2秒長押し。同じ長押しでも、いま出ている画面で結果が変わる。水冷を切ったつもりでワイヤレスの画面のまま長押しすると、水冷はそのままで、ワイヤレスのほうが有効になる。
もうひとつ、英語の欄のほうが詳しく書いてあること。イヤホンやスマートウォッチのような小さな機器は、ボタンを1回押して電源を入れてからつなぐと、つないだ機器を自動で見分けて低電流モードで充電してくれる、とあります。日本語の欄は「電源が入っているのを確かめてから充電する」という書き方で、ここまで詳しくは書かれていない。低電流モードはボタンで入り切りするものではなく、つないだ機器に合わせて自動で切り替わる仕組みです。
画面は押すたびに4つ切り替わる
1回押すごとに、残量 → ワイヤレス → 水冷 → 電池の健康度、の順で回ります。




3つ目が水冷の状態で、動いているときは滝が流れるような画面と「Cooling Active」表示。4つ目が電池の健康度と、充放電の回数(Cycles)です。




最初に撮った健康度の画面はサイクル0回でした。そこから使っていくと1回、2回と増えていく。新品かどうかを、自分の目で確かめられるというわけですな。


画面は何もしなければ約17秒で消えます。すぐ消したいときは2回押し。
矢印とマークの読み方
何かをつないでいるときは、ポートごとの画面が出ます。説明書には矢印の向きの意味が書いていないので、実機で見比べました。
- 下向きの矢印(↓)=本体に入ってくる(本体を充電中)
- 上向きの矢印(↑)=本体から出ていく(スマホやPCに給電中)
本体を充電しているときは↓、給電しているときは↑。矢印の横の数字がいまのW数です。




行の頭のマークは、どこから出入りしているか。電波のマークがワイヤレス、「C」がUSB-Cの差し込み口、四角いマークが内蔵ケーブル。3台つなぐと3行が1画面に並びます。


ケーブルを挿したあとでもワイヤレスは使える
説明書によると、ケーブルとワイヤレスを同時に使うとケーブルが優先されて、ワイヤレスは止まります。再開の方法は、説明文には「ボタンを押す」とだけあり、ボタン操作の表には「ワイヤレスの画面で2秒長押し」とあって、どっちやねん、となってしまう書き方。
実機では、ケーブルをつないだまま、ワイヤレスの画面で2秒長押しするとワイヤレスが動き出しました。2回試して2回とも同じ。ケーブルを挿したらワイヤレスが止まった、というときはこの操作です。


説明書によると、充電が終わってスマホを外せば電源は自動で切れます。
警告が出たときの3つの表示
ここは説明書の表をそのまま日本語にしたもので、今回の測定では一度も出ておらず、実際に遭遇することも少なそうだけど、あると嬉しい安全機能。
| 画面の表示 | 意味 | どうするか |
|---|---|---|
| Disconnect Load(黄色の三角) | 過電流・過電圧の保護 | ケーブルをすべて外し、ボタン6秒長押しで電源を切ってから入れ直す |
| Warm Up(青い温度計) | 低温の保護 | 室温の場所にしばらく置いてから使う |
| Remove Device(赤い温度計) | 過熱の保護 | ケーブルをすべて外し、30分以上冷ましてから使う |
水冷窓の中を本物の気泡が流れている
さて、ここがコイツの面白いところで。
液体を表現したディスプレイに見えるじゃないですか?私も最初はそう思ってたんですけど、これ、中に本当に気泡があるんです。それが流れている様子が見えている。これは驚き!
窓の流路を寄りで撮りました。音は入っていません。
うほー!バッテリーの中を液体が流れとる!
焚き火がメラメラしている様子とかってじっと見てしまうじゃないですか? これもまさにそんな感じで、じっと眺め続けてしまうやつ。
MagFlow Proの水冷とは、本体の中の小さなポンプ(マイクロポンプ)で冷却液を回し、充電で出た熱を逃がす仕組み。公式ストアの図には、アルミ合金製の側面・冷却液の層・銅箔の3つが描かれている。窓から見えているのは、その冷却液が実際に動いている姿なのだ。
ただ、いつでも流れているわけではありません。
- 本体を充電しているときも、何かに給電しているときも流れる
- 何もつないでいないと止まる
- ボタンの2秒長押しで水冷を切ると、気泡も止まる
水冷の画面では、動いているあいだは流れるアニメーション。止めると表示が「Cooling Paused」に変わります。




眺めていられるのは、充電しているあいだだけってわけですな。 そりゃそうだ。
本体の充電は0から100%まで1時間55分
ここからは実際に測った話。まずは空っぽの本体を満タンにします。
充電器はWavyのときと同じVOLTME Revo 65。充電器とMagFlow Proの内蔵ケーブルのあいだにUSBテスターを挟みました。部屋の温度は27.1℃。


つなぐ前の画面は0%で、満充電まで「02h02m」の表示。


つないで1分で、テスターは15.2V・30.07W。外箱の仕様の上限(15V・2A=30W)にぴったり張り付きました。


途中の記録はこちら。


60分の時点ではまだ30W。90分の時点(76%)では約9Wまで下がっていて、そこから7W→5W→3Wと絞っていく。
100%の表示が出たのは、つないでから約115分。1時間55分です。公式ストアの説明画像では本体の0→100%が2時間なので、ほぼそのとおり。Wavyは同じ充電器で2時間23分だったので、28分早く満タンになりました。



高性能だったWavyを28分も上回ってくるだと…?




100%の表示のあとも約3Wが流れ続け、電流が止まったのは約2時間後。充電に使った電力量は43.65Whでした。最初の「02h02m」の予告は、ほぼ当たりですな。
細かいところでは、後半の残量表示は実際に入った電気より先に進みます。90分から95分の5分間、入ったのは0.66Whなのに表示は5%増えた。画面の%はあくまで目安。
温度はサーモカメラで。いちばん熱かったのは58分の時点で、水冷窓の面の最高43.2℃。熱は内蔵ケーブルの付け根に集まっていて、28分の時点では窓のある上半分は約31℃のままでした。


満タンになった直後は35.5℃まで下がっていた。
取り出せた容量は定格の約87%
次は、満タンの本体を空になるまでMacBook Air(M4)に吐き出させます。本体の内蔵ケーブル → USBテスター → Macの順。始める前のMacの充電残量は6%。


つないで9秒で20.0V・43.54W。本体の画面の表示は↑42.6W。ところが3分から5分のあいだに、電圧が20Vから12Vに切り替わって19.07Wへ。そこから最後までずっと約19Wでした。Wavyのときも、高いW数が続いたのは最初の5分ほど。




本体の残量が1%になって約1分後、テスターの画面ごと消えました。最後に記録できたのは102分29秒・33.95Wh。Macの電池は6%から68%まで増えていました。




定格39.2Whのうち、取り出せたのは33.95Wh。約87% です。Wavyは同じテスター・同じMacで31.3Wh(定格の約80%)でした。



これが新型の性能とやら…!?
充電に使った43.65Whと比べると、往復の効率は約78%(Wavyは約70%)。
102分の流れをグラフにすると、こうなります。


残量は最後まで表示のとおりに減っていき、1%から約1分でストップ。この間の表面温度は最高37.2℃です。
1%まで表示どおりに減ったのは、使う側にとって完全に嬉しいポイント。20%を切ってから急に4ぬ… みたいな裏切りに震える必要はありません。
Galaxy S26へのワイヤレスは約6Wだった
いよいよワイヤレス。私のスマホはGalaxy S26で、他社製のマグネットケースを付けています。
測る前に、充電アプリのAccuBatteryが信用できるかを確かめました。S26をテスター越しにケーブルで充電すると、テスターは14.88W、アプリは12.6W。アプリは電池に入った量を出すので、テスターの約85%は筋の通った値です。




そのうえで、MagFlow ProをS26の背中に付けて20分。本体の画面は1分でも20分でも↑9.7W。S26の電池に入ったのは約6Wでした。







25Wって書いてあるのに、6W…?
20分でS26の電池は11%から23%へ。12%ぶんです。本体の送り出しで見ても9.7Wで、25Wの半分にも届かない。
いや、さすがにこれで「Galaxyはダメでした」で終わらせるわけにはいかんやろ…犯人探しだ!
ケースを外しても位置を変えても同じ
最初に疑ったのはくっつく位置。マグネットケースだと、本体がS26の下にずれてくっつく。コイルどうしの位置が合っていないのでは、と。
そこでケースを外して測り直してみたところ、結果は本体の画面が8.4W、S26に入るのは約6W。ケースありとほぼ同じ。




ケースなしだと、本体の上の端がS26の縦に3つ並んだカメラの出っ張りに当たって、それ以上カメラ側へは寄せられない。


S26の「急速ワイヤレス充電」の設定はオン。画面を消して待っても、本体のW数は上がらない。
| 条件 | 本体の送り出し | S26の電池に入った量 |
|---|---|---|
| ケースあり・水冷オン(20分) | 9.7W | 5.0〜6.4W |
| ケースあり・水冷オフ(20分・1回目) | 9.7W | 6.4〜6.5W |
| ケースなし(5分) | 8.4W | 5.9〜6.0W |
付け方を変えても、水冷を切っても、画面を消しても同じ。どうやら、S26とこの本体の組み合わせでは、速いワイヤレス充電に入らないよう。なぜそうなるのかまでは、素人の私では突き止められていませんがね。
25Wの対象はiPhone 16・17シリーズなど
では、25Wは誰のための数字なのか。公式ストアの商品ページに、対応の表が画像で載っていました(2026年10月25日に確認)。
| 公式の区分 | 載っている機種 |
|---|---|
| 最大25W | iPhone 17シリーズ、iPhone 16シリーズ、Pixel 10 Pro XL |
| 最大20W | iPhone Air |
| 最大15W | iPhone 17e、iPhone 15〜12シリーズ、Pixel 10・Pixel 10 Pro |
| USB-C対応デバイス | Galaxy S25シリーズ、Galaxy S26シリーズ、AirPods、iPad |
Galaxy S26が載ってはいたけど、ワイヤレスの欄ではなく「USB-C対応デバイス」の欄。
注意書きによると、マグネットで付くのはiPhoneと一部のPixel。Samsungの機種などは、カメラの位置によって付かない場合があるそうです。そのうえでSamsung製の機種には、安定させるためにUSB-Cの有線で充電するよう勧めている。なるほど。
私のケースなしの写真は、この注意書きそのままでした。Galaxyで使うなら、ワイヤレスはおまけくらいに考えて、急ぐときは内蔵ケーブルを挿すのがいいってことですな。
なお、私の手元には25Wの対象機種が無いので、iPhoneでの25Wは試せていません。
マグネットケースだと下にはみ出す
ケースを付けたS26に吸着させると、MagFlow ProはS26の下の端からはみ出します。


マグネットケースを付けて充電すると、これに限らずこうなる。むしろMagFlowは、マグネットのリングが本体の上端ギリギリについているので、充電できるだけマシ。
一方、iPhoneの背中に付けると、こう収まる。


水冷をオンにしても温度は下がらなかった
UGREENは、充電時の温度が一般的なモバイルバッテリーより最大約10℃低い、とうたっています。これを確かめたくて、同じS26・同じケース・20分の条件で3通りを測ってみました。
- MagFlow Pro・水冷オン
- MagFlow Pro・水冷オフ(2秒長押しでCooling Paused)
- UGREEN PB561(同社の水冷なしマグネット式モバイルバッテリー)
PB561を測った日(時間なかったので別日)は部屋が涼しかったので、温度は「始める前から何℃上がったか」でも並べます。


水冷オフの列は、撮る面をそろえて測り直した回の数字です(入った量も温度も同じ回。上のワイヤレスの表の水冷オフは1回目)。
まず水冷のオンとオフ。本体の表面の上がり幅はオン+16.9℃・オフ+13.9℃で、オンのほうが3.0℃大きい。最高温度で見てもオンのほうが1.9℃高い。S26の背面の上がり幅は、オンが0.6℃小さいだけ。S26の電池の増え方も、水冷オンが20分で+12%、水冷オフ(1回目)も+12%で変わりなし。




次にPB561。S26の背面の上がり幅は、MagFlow Pro(オン+9.9℃・オフ+10.5℃)のほうがPB561(+12.2℃)より約2℃小さかった。スマホのピーク温度を下げる、というメーカーの言う向きとは合っています。
一方、バッテリーの表面の上がり幅は水冷オンのMagFlow Proが+16.9℃で、PB561の+15.5℃より1.4℃大きい。水冷をオンにしたほうが表面の上がり幅が小さい、という結果にはならなかった(水冷オフの回の+13.9℃は、PB561より小さい)。
ただしMagFlow Proは9.7Wを送り出していて、画面の無いPB561がいくつ送っていたかは分からないので、同じ条件とは言い切れませんのであしからず。







ほな、水冷って飾りなん?
S26へのワイヤレスで言えるのは、上の表のところまで。
ただし公式の「最大約10℃」は、iPhone 17 Pro Maxを使い、環境温度25℃で測った自社テストの数字。比べている相手は「業界基準(約48℃)」のピーク温度で、水冷のオンとオフの差ではないということ。iPhone 17 Pro Maxは、公式の表で25Wの対象に入っている機種です。
S26が受け取るのは約6Wで、本体が送り出していたのは約10W。25Wで受け取れるiPhoneなら本体が出す熱も大きくなるはずで、水冷の出番も結果も変わるかもしれない(推測)。そこは試せていないので、iPhone 16・17シリーズの方は、メーカーの数字がどの条件の話かを踏まえて読んでください。
本体を30Wで充電しているあいだも、窓の気泡は流れていた。こちらは水冷オフと比べていないので、どれだけ冷やしているかは分かりません。


2台・3台同時だとワイヤレスは約5Wに下がる
説明書には、つなぎ方ごとのW数の図がある。2台以上つなぐと合計15Wまで、という作り。実際に本体の画面で読んだ数字と並べてみた。Macは電池を70%まで減らした状態、もう1台はearfunのイヤホンのケース。
| つなぎ方 | 説明書の値 | 本体の画面の数字 |
|---|---|---|
| 内蔵ケーブル(Mac)+差し込み口(イヤホンケース) | 7.5W+7.5W | 14.5W+3.9W(合計18.4W) |
| ワイヤレス(S26)+内蔵ケーブル(Mac) | 5W+10W | 5.4W+4.6W(合計10.0W) |
| ワイヤレス(S26)+内蔵ケーブル(イヤホンケース) | 5W+10W | 5.4W+3.3W(合計8.7W) |
| ワイヤレス(S26)+差し込み口(イヤホンケース) | 5W+10W | 5.3W+3.5W(合計8.8W) |
| 3台同時 | 5W×3(合計15W) | 5.4W+3.4W+4.5W(合計13.3W) |
ワイヤレスは、どの組み合わせでも約5W。1台だけのときの9.7Wの約半分で、説明書通り。




一方、ケーブルと差し込み口は説明書の数字に固定されず、つないだ機器が欲しがる量で決まっていました。Macとイヤホンケースの2台では、Macに14.5W。合計18.4Wで、説明書の「合計15W」を超えています。
ノートPCを急いで充電したいときは、ほかを外して1台だけにしておくのが無難そうですな。
Nexode WavyとPB561との比較
同じUGREENの10000mAhクラスで、手元にある2台と並べてみる。


| MagFlow Pro(PB793) | Nexode Wavy(PB603) | PB561 | |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| 商品名 | UGREEN Magflow 液体冷却式 モバイルバッテリー 10000mAh Qi2 25W MagSafe 45W ケーブル内蔵 iPhone対応 | 【ATL製セル×難燃技術】|軽量・小型設計|PD 45W+Qi2 25W|スマートディスプレイ搭載|マグセーフ低温充電|PSE技術基準適合| iPhone18 Pro/17/16シリーズ/ Air対応|PB793 | UGREEN Nexode Wavy(燃えにくい薄型 安全情報見える化 10000mAh 45W コード付属)モバイルバッテリー シルバー PB603 | UGREEN Magnetic Wireless モバイルバッテリー Qi 7.5W マグネット式ワイヤレス充電対応 10000mAh 10N超強力な吸着力 コンパクト USB-C入出力 PD 20W 急速充電対応 PSE技術基準適合 お肌に優しいシリコン素材 iPhone15-12シリーズ 7.5W ワイヤレス充電対応 マグネット対応機種に適用 PB561 ブラック |
| 価格 | 14,179 円(2026/10/28 11:55 時点|Amazon 調べ) | 5,980 円(2026/10/28 09:55 時点|Amazon 調べ) | 6,987 円(2026/10/28 11:55 時点|Amazon 調べ) |
| 定格 | 39.2Wh(7.84V) | 39.1Wh(7.62V) | 37Wh(3.7V) |
| セル | 2本直列 | 2本直列 | 2本並列 |
| 有線の出力 | 最大45W | 最大45W | 最大20W |
| 本体の充電(入力) | 最大30W | 最大36W | 最大20W |
| ワイヤレス | Qi2 最大25W | なし | Qi 最大15W |
| 冷却 | 水冷 | なし | なし |
| 画面 | 残量・W数・水冷・健康度 | 7画面(セル電圧・温度まで) | ランプ4つ |
| 重さ | 234.0g(実測) | 211g(公称) | 220g(公称) |
| 取り出せた容量(実測) | 33.95Wh(約87%) | 31.3Wh(約80%) | 未計測 |
| 0→100%(実測) | 約1時間55分 | 2時間23分 | 未計測 |
| 購入ボタン | 商品ページへ | 商品ページへ | 商品ページへ |
Wavyとは、容量もセルの組み方もほぼ同じ。MagFlow Proはそこにワイヤレス25Wと水冷を足した。代わりに本体の充電は30Wに下がり、23g重くなった、という関係。
私が測った範囲では、取り出せた容量も満タンまでの時間もMagFlow Proが上。ワイヤレスが要るかどうかが、Wavyとの分かれ目になります。
PB561とは、同じマグネット式でも有線の出力が倍以上違う。


眺めていられるのは充電している間のみ
使い方はボタン1つと画面4つ。本体の充電は約1時間55分で、容量は定格の約87%を取り出せました。ここまでは、Wavyを上回る数字が並びましたね。
一方で、Galaxy S26へのワイヤレスは約6W。水冷も、このワイヤレスではオンにしても温度は下がりませんでした。25Wの対象機種を持っているかどうかで、評価が分かれそうな製品です。
| 素敵やん♡ | そこまでやん… |
|---|---|
| 水冷窓の中を本物の気泡が流れ、充電中はずっと眺めていられる 本体の充電は0から100%まで約1時間55分(入力は約30W) 定格39.2Whのうち33.95Wh(約87%)を取り出せた MacBook Airに最初の約3分半は43.5W 内蔵ケーブルを挿したあとでも、ワイヤレスを足せる ポートごとに入出力の向きとW数が画面で読める | Galaxy S26へのワイヤレスは約6W(公式もSamsungの機種には有線を勧めている) マグネットケースのS26では本体が下にはみ出す Galaxy S26へのワイヤレスでは、水冷をオンにしても温度は下がらなかった(本体の表面はむしろオンのほうが高い) 実測234gで、Wavy(公称211g)より23g重い 説明書のボタンの表と画面の図は英語だけ |
基本的にiPhoneに最適化されている印象で、Android派の私のGalaxyとはそこまで相性が良くなかったのが個人的に惜しい点。しかしまあそれも、日本のiPhoneシェア率を考えれば当然っちゃ当然。
読者のみなさんにiPhoneテストでお見せできなかったのが心苦しくはありますが、いろんな意味で取り回しの良い10000mAhに、Qi 2 ワイヤレス充電対応、PD では45Wまでの急速充電対応と全部盛り。
そしてなにより、見ているだけでも楽しい液体冷却窓付きということで、今手にとって一番ワクワクするモバイルバッテリーなのは間違いない。
あと驚くべきはUGREENの投入ペース。次々に目新しい新機種をリリースしてくる UGREEN は化物か!?
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