触ると揺れたり、なんもしてないのに段々とおじぎをしてきたり…
タブレットアームでまともに使えるやつってなかなかないですよね?
ということで、今回は私が実際に購入したものの中から、”ガチで使える”タブレットアームについて紹介しようと思います。
本記事にエントリーしたタブレットアームは全部で4つ。
4位から順番に【キープ力】【設置自由度】【操作時の揺れ】【コスパ】【総合評価】の基準を設けて評価。
私が持っている iPad(無印)と、以下の記事でレビューしている Galaxy Tab S8 で使ってみた感想です。
一番使えるタブレットアームはこれだッッ!!
4位:AKEIE 2021土台強化版タブレットスタンド
今回最下位となる、4位のタブレットアームはこちら。
アーキー? アケイエ? なんて読むのかはわかりませんが、土台強化版とかいうやつ。
【キープ力】
タブレットを挟み込む力は自体は問題ないも、フレキシブルアームの部分に問題アリ。
その場で保持することができずに、どんどんとおじぎをしてくる頼りにならないやつ。
【設置自由度】
本来はアームをぐるぐると巻いた螺旋状にして使うのが想定されているらしく(そうしてもタブレットだとおじぎします)、アームの長さ的にも自由度は皆無といってもいい状態。
あと要注意ポイントとして、土台側に来るアームの根本が回転しません。
なので、使う時はこっち向けて、使わない時は向こうに向けておくといった使い方もムリです。
【操作時の揺れ】
ただ保持するだけも出来ていない状態なので、タブレットに触るともうビヨンビヨンに揺れまくります。
【コスパ】
今回紹介しているタブレットアームの中では最安クラスですが、使い物にならないのでコスパは最低ランクと言っていいでしょう。
【総合評価】
タブレット側の根本はかろうじて動くも、可動域が狭く自由度は皆無。
それ以前に、すぐに垂れ下がってくるから使いもんにならーん!!
ちなみに今回エントリーしてアームの中で、”根本が回転しないのはこのアームだけ”です。
スマホ使用であまり動かす予定がないならワンチャンあるかもしれんけど、基本的にはおすすめできませんね。
キープ力 | 1.5 |
設置自由度 | 1.5 |
操作時の揺れ | 1 |
コスパ | 1.5 |
総合評価 | 1.5 |
3位:PEMOTech 90cmタブレットアームスタンド
続いての3位も、これまた読み方がわからん中華製品。
土台の締め込む部分は、上の AKEIE とよく似たデザイン。
なんだか釣り竿みたいな形してますね。
【キープ力】
タブレットを挟む力自体は問題なし。
でも関節になっている部分が弱点で、締め込む力が弱いと徐々に垂れてくる。
これ以上やったら壊れるかも? と心配になるくらいに締め込んだら、2日くらいはキープしてくれる感じ。でも壊れそうで怖い。
【設置自由度】
AKEIE とおなじ設計かと思いきや、こっちのアームは根本の部分がちゃんと回転します。
4製品中一番アームが長いモデルなので、設置自由度も比較的高め。
でも垂直に立っている棒が邪魔で、設置場所によってはかなりの圧迫感を覚えることでしょう。
【操作時の揺れ】
プラスチック製のアームが長いので、タブレットをタップするとけっこう揺れます。
ビヨンビヨン、ビヨーンって感じで(笑)
それを揺らさないようにタブレットを操作することを強いられるのでストレスフル。
【コスパ】
チープなプラスチック製のためか、比較的安価で実用性もそこそこあるので、実はそこまで悪くない感じ。
2,000円台前半くらいで購入できるならありかも。
【総合評価】
奇抜なフォルムではあるものの、実際に使ってみると意外に悪くはないなという印象。
ただ、iPad みたいなタブレットを支えるには、やはり心もとない感じ(揺れるし)
逆に10インチくらいのサブモニターなんかだと、いい感じに使えるかもしれませんね。
↓ おなじやつはもう売ってないかも… ↓
キープ力 | 3.5 |
設置自由度 | 3.5 |
操作時の揺れ | 2 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | 3 |
2位:ZENCTタブレットアームスタンド
1位と2位はかなり迷ったんですが、僅差でこちらのアームが2位となりました。
商品名はもはや長すぎてなんだかわかりませんが、とにかく「ZENCTダイレクト」が販売しているタブレットアームだそう。
3位まではプラスチック製だったんですが、ここからはアルミフレームになって堅牢性も一気にアップします。
【キープ力】
アルミ製 + 関節を六角レンチで締め込むタイプということで、タブレットのキープ力はこれまでの2っモデルとは比べ物にならないレベルに。
一方で、タブレットを挟みこむ力が弱いというウィークポイントもあり。
アームが横向き(タブレットが縦)になる付け方だと、徐々に下に下がってきてやがては落下してしまうんですね。
販売ページの商品画像を見ると全部が横向きになっているので、もともと縦向きでの使い方は想定されていないのかも?
私は縦向きで使いたいので、タブレットとアームの間に滑り止めマットを挟んで使っています。
滑り止めの素材にもよると思いますが、この使い方だと縦向きでもまったく落ちてくることはないです。
【設置自由度】
ちゃんと根本も回転するし、設置自由度も実用的なレベル。
ただ、タブレットの裏側の関節部分にもう少し自由度がいいのにな、という若干のもどかしさもアリ。
根本の回転部以外は、頻繁に動かさない使い方が推奨されます。
【操作時の揺れ】
これまでの2製品と比べて一気に揺れが少なくなりましたね。
さすがはアルミフレームといったところでしょう。
しかしまったく揺れないかというとそんなことはなく、やはり多少の揺れは起きてしまうが仕方ないと思うし余裕で許容範囲内。
【コスパ】
堅牢性が高いことから長く使用できる事が予想されるので、3,000円台前半で入手できたならかなりコスパは良い方だと言えるでしょう。
【総合評価】
私がこれを使い始めてから一ヶ月程度が経っているんですが、特に不具合もなく快適に使用出来ています。
六角レンチでギューーーッと強く締め込むのがポイントです。
あんまり強くやるとちょっと心配にもなりますがね(汗)
キープ力 | 5 |
設置自由度 | 4.5 |
操作時の揺れ | 4 |
コスパ | 4.5 |
総合評価 | 4.5 |
1位:サンワダイレクト iPad タブレット用 アームスタンド
さて、そんな評価が高かった ZENCT を抑えて見事一位に輝いたのが、我らがサンワダイレクトのこちらのモニターアームです。
正直かなり迷ったんですけどねー
ハナ差でこちらのタブレットアームが勝利!
【キープ力】
PC 横での使用という条件上、アームを水平に近い状態で使用しているのですが、問題なく最初の状態をキープしてくれております。
ただし、こちらも六角ネジをかなり強く締め込む必要アリ。
タブレットは縦の状態なんですが、こちらも問題なく挟み込んでくれていて満足。
【設置自由度】
ZENCT と一番大きく差をつけたのが、この設置自由度の項目。
アームの関節の数もこちらの方が多く、思っていたよりも自由度の高い設置が可能となります。
特に驚いたのが、タブレット裏の関節の自由度ですね。
上の画像のようにアームと垂直の状態から、アームと平行近くにまで向きを変えれて自由自在でまさにフレキシブル!
タブレットを特殊な位置に付けたいと考えている場合は、この商品一択となります。
【操作時の揺れ】
揺れについては上の ZENCT とほぼ互角。
アームが短い分、こっちの方が揺れが少ないかなーという印象。
頻繁にタッチやスワイプ操作をしても問題なく使用できます。
【コスパ】
さすがに一番上の価格帯の商品となりますが、買い換えずに使い続けられると考えたら、5,000円前後は妥当な価格設定だと言えるでしょう。
【操作時の揺れ】
文句なしの 100点満点!とまではいきませんが、理想的な環境で使用できているので、ほぼパーフェクトなタブレットアームだといえます。
一点心配なのは、自由度が高いタブレット側の付け根の部分の耐久性。
全体的にアルミで出来ているんですが、この部分だけプラスチックなんですよねえ。
なのでギュッと締め込むと割れちゃわないか心配になる(汗)
まあ割れてないんですが、プラスチックの劣化とか大丈夫なのかな~ と一抹の不安を感じます。
キープ力 | 5 |
設置自由度 | 5 |
操作時の揺れ | 4.5 |
コスパ | 4.5 |
総合評価 | 4.5 |
さいごに
ということで、グラグラせずにガチで使えるタブレットアームについての紹介でした。
ぜんぶ使ってみた感想だと、当たり前ですが剛性が低いプラスチック製品はやはり揺れますね。
なので、それが嫌な場合は必然的にアルミフレーム製品を選ぶことになります。
一位はサンワダイレクトとしましたがこっちのほうがアームが短かったりするので、用途によっては二位の ZENCT を選ぶのもあり。
上記の通り、縦に付けるとその内落下しますけどね……
ちなみに私はサンワダイレクトの方を PC デスクで、ZENCT はベッドサイドのナイトテーブルで使用していて両方とも問題なく使えています。
あーでも、ナイトテーブルの使い方だと、もうちょっとアームの長さが欲しいかな~(まだ買うんか?)
万が一参考になれば幸いです。
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