近年、レトロゲームの人気再燃とともに、小型で携帯性の良いワイヤレスコントローラーの需要が高まっています。
いやー 私も前から 8BitDo の存在は知ってはいたんですけどね。
まあ、あんまりゲームをやることはないし今はいっか… って感じでスルーしてたんですけど、どうやらこの 8BitDo Micro が左手デバイスとしても優秀だという話を聞きつけ、とうとう購入するに至りました。
みなさんご存知の通りの超小型デザインゆえ、正直、本当に使い物になるのか疑問ではありますが、実際に使ってみた特徴や使い心地についてレビューしていきたいと思います!
8BitDo Micro の概要
メーカー | 8BitDo(レトロゲーム向けのコントローラーやアクセサリーを開発・販売している香港のメーカー) |
---|---|
接続方式 | Bluetooth/有線 両対応 |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.2 |
対応機種 | Switch/Android/iOS/iPadOS/Windows |
サイズ | 約 48.7 × 33.7 × 15.2.mm |
重量 | 約 24.8g |
ボタン数 | 16個 |
バッテリー | 内蔵バッテリー(リチウムイオン電池) |
バッテリー持続時間 | 約12時間 |
カラー | ブルー/グリーン |
開封と同梱物
今回はAmazonで購入したんですが、めずらしく小さく畳まれた状態の段ボールで届きました。
最近のAmazonさんの梱包は、以前とはちょっと変わってきている気がしますな。
ま、ちゃんと届けてくれるなら個人的にはどっちでもいいんですけど。
段ボールを開けてみると、予想していたよりも3倍小さい8BitDo Microのパッケージが登場。
ハンドクリームが入ってるんじゃないかってくらい小さいです。まあハンドクリームって言っても色々ありますけど。
8BitDo Micro本体含む同梱物は、以下の4点。
USBケーブルは激短いです。こんなん誰が使うねん・・・それでもないよりはある方がいい・・のか!?
多言語対応の説明書は、ちゃんと日本語のコーナーもありました。
8BitDo Microのデザイン
8BitDo Micro本体は小さい。まじで小さい。
予想をはるかに超えたコンパクトさは、まるでちょっと値段が高めのガチャガチャに入っている玩具のよう。
でもそれが8BitDo Microの良いところでもあるんですよね。
それなりに知られたメーカーの商品ということで、ちゃんと技適マークも付いており、日本の電波法の基準はクリアしているようです。
上部には有線接続用 兼 充電用の USB-C の差し込み口、下部には無線切り替えスイッチとペアリング用のスイッチが配置されています。
8BitDo Microがどれくらい小さいのかわかりやすいように、XBOXのコントローラーと並べて撮影してみました。
めちゃくちゃコンパクトだってことがわかって頂けるかと思います。
こんなにコンパクトなのに、ボタンが16個も付いているというのが 8BitDo Micro の大きな特徴のひとつ。
ただ、実際に使ってみると、⑮・⑯ のボタンは小さすぎるし、位置的にもかなり押しにくい感じ。
しかしこのコンパクトな筐体の中に収めようと思ったら、こうするしかないでしょう。ないよりはある方がイイ!
8BitDo Microの機能
Bluetooth接続
8BitDo Microは有線接続でも利用できますが、この小さな筐体ということで、Bluetooth接続で使う人がほとんどでしょう。
底面のスイッチを S・D・K のどれかにあわせて、右の小さなボタンを長押しすることでペアリングモードになります。
この S・D・K ボタンの意味は以下の通りです。
S | (ニンテンドー)Switchモード |
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D | Direct input(PS4やSwitchのゲームパッドとおなじ旧来の方式) |
K | キーボードモード |
ボタンカスタマイズ
8BitDo の Ultimate Software から専用アプリをダウンロードすることで、全てのボタンをカスタマイズすることができます。
あらゆるデバイスでゲームコントローラーもしくは、左手デバイスとして利用することが可能ですが、注意点として、アプリが配布されているのは Google Playストアとアップルの App Store のみです。
PC でボタンをカスタマイズする際には、「JoyToKey」というソフトを利用するのがベター。
このソフトが抜群に使い勝手が良く、ゲームパッドだけでなく、左手デバイスとして利用する際にも超便利!
ソフトの使い方については、また別記事で詳細に解説します。
\ 解説しました!/
これはAndroid版アプリのスクショなんですが、直感的に設定できて使いやすいです。
キーボードから Numpad まで、あらゆるキーがカバーされているので、よほど特殊な使い方でない限りは困ることはないでしょう。
省電力設計
前モデルの 8BitDo Zero 2 の連続稼働が最大8時間だったのに対して、8BitDo Micro では最大12時間とさらに長時間使用可能になったのもポイントです。
ただ、日本語で解説してるサイトでは最大10時間と書いてあったりするので、そこんところははっきりとわかりません。
アプリ画面の「Disable Sleep」をオフにすることで、スリープしない設定にできるのは個人的に嬉しいポイント。かゆいところに手が届くう!!
実際に使ってみた
左手デバイスとしての使用
ということで、まずは左手デバイスとしての利用例。私はこっちの使い方がメインです。
おそらくほとんどの人が、こういう感じで縦に持つ使い方になるでしょう。
筐体が小さい分、ほとんどのボタン(RとR2ボタンはちょっと押しにくい)に無理なく指が届いて、意外にも操作性は悪くない感じ。
コンパクトで軽い分、長時間持ってても手が疲れにくいし、適度にサラサラとした表面も滑りにくくて保持しやすいです。
ゲームパッドとしての使用
一応ゲームもプレイしてみましたが、小さすぎるようでこれが意外に悪くない。
とはいえ、アクションとか緻密な操作が求められるタイプのゲームにはまったく向いてませんがね(笑)
逆にRPGとかなら手軽に使える分、むしろ 8BitDo Micro のほうが普段使いに向いてるんじゃ? と思えるほどでした。
普段は左手デバイスとして使ってて、そのままゲームになだれ込める手軽さがいい感じです。
まとめ
メリット | デメリット |
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小さいのに意外に使いやすい Bluetoothの接続性も◎ 長時間使用しても疲れない 左手デバイスとして特に有能 価格がお手頃 | ゲームでの使用は限定的 充電がもう少し持つと嬉しい |
色々使って遊んでみましたが、当初予想していたよりも有能なデバイスでした。
まじでガチャガチャに入ってそうなサイズ感で、悪く言えば玩具みたいな見た目なのに、機能はちゃんと実用的だというのが素晴らしい!
実際は玩具ではなくて、ちゃんとデバイスしてます。
特に片手で持つ左手デバイスとしての使い方が便利で、たとえば手に持って動画を見たり、本を読んだりするようなリラックスした使い方で効果を発揮する印象でした。
その他にも、タブレットとかで絵を描く人の左手デバイスとしても便利なんでしょうな。(私は絵を描かないから知らんけど)
デザインも可愛らしいので、デスクの脇に置いてあるだけでもテンションがあがるデバイスです。
一方でゲームでの使用が限定的だったり、充電がもうちょっと持ってくれるともっと嬉しいんだけど、まあこのコンパクトさなので、もうこれ以上はどうしようもない気もします。
とりあえず電池界隈ははやく技術革新して欲しい!
私は左手デバイスでの使用がメインなので 8BitDo Micro にしましたが、逆にゲームメインで考えている人はアナログスティックも付いている 8BitDo Lite 2 を選択した方が幸せになれるでしょう。
8BitDo Microの評価
機能性 | ハードソフト共に完成度高し |
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コスパ | 安い! |
デザイン | 小さいのに意外に使いやすい |
実用性 | 工夫次第でかなり役立ちそう |
総合評価 | コンパクトで高性能なロマン機体 |
その他にも左手デバイスのレビュー記事がたくさんあります
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