前々から欲しいなー って思っていた、「WOBKEY Rainy75」をついにゲットすることができたので、レビュー記事にしていきたいと思います。
ついにゲットとは言ってもまあ、購入してからすでに一ヶ月ほど経過しているんですが、それくらい使わないとわからないこともあるだろう、ってことで。
まず最初にお伝えしておきますけど、Rainy75の打鍵感はまじで極上です。
公式販売ページでは「雨音のような打鍵感」と表現されたりもしていますが、私が使っている感想だと、雨音というよりもむしろ麻雀牌サウンドといったほうがいいのではないかと感じております。
麻雀牌サウンドというと、ほかにも「Keychron Q1 Max」などのキーボードを連想されるかもしれませんが、むしろこっちのほうが麻雀牌サウンドに近いのではないかと思えてしまうレベルで、めちゃくちゃ心地よいんです。
ページ下部にはタイピング動画も用意しているので、あわせて参考にしてもらえればと思います。
製品スペック
商品名 | Rainy75 |
---|---|
モデル | 3種(Lite/Color/Pro) |
カラー | 6色 |
ケース素材 | アルミ |
ウェイト | ガラス/ステンレス(Proのみ) |
フォーム | 5層(ケース・プレート・PCB) |
配列 | 英語/日本語(Liteのみ:別売りの専用プレートが必要) |
キースイッチ | HMX 紫キースイッチ JWK 黒白キースイッチ |
ホットスワップ | 対応(3ピン/5ピン) |
キーキャップ | 形状:Cherry 素材:PBT 厚さ:約1.7~8mm |
接続方法 | 有線(Type-C):無線(BT・2.4G)対応 |
バッテリー | 3500mAh/7000mAh(Proのみ) |
RGB | Lite以外有り |
キーマッピング | VIA対応 |
ここではProモデルを使ってレビューしていきます
開封と同梱物
意外に可愛いデザインのパッケージ。
箱を開けると、接続方法が解説してある厚紙。
説明書は英語と中国語のみで、日本語には対応していませんでした。
外箱は綺麗な状態だったのに、中の付属品が入っている箱はへしゃげているという謎の状態。 まあ別にこれくらいいいんですけどね。 と言いつつちょっとだけテンションダウン。
接続方法が書いてある厚紙には、レイテンシ(遅延)の記載もありました。
有線だと2ms、2.4Gだと3ms、Bluetoothだと8ms の低遅延仕様とのこと。
付属品は、交換用のキースイッチ×3・有線接続/本体充電用のUSB-Cケーブル・キーキャッププラー・2.4Ghz のワイヤレスレシーバーがついていました。
本体の外観
さて、こちらがキーボード本体です。
まず箱から取り出すときに持ってみた感想は、めちゃくちゃ重たい! これまでで一番重たかったキーボードはリアルフォースでそれでもたいがい重いと思っていたんですが、これはその倍くらい重い!
それもそのはず、Rainy75の本体重量は約1.8kgもあるらしいですからね。 普段キーボードを持ち歩くことはなく、重ければ重いほど打鍵感が良くなると思っている私にとっては嬉しい事実!
今回はブラックをチョイスしたんですが、真っ黒ってわけではなくて3色のキーが並んでいます。
PBTキーキャップには、落ち着いたゴールドのような色で印字がしてあります。
キーボード本体を真横から見たの図。
ひんやりと冷たいアルミフレームで重厚感もあり、質感良好!
背面中央には、有線接続と充電用のUSB-Cがあるのみ。
底面のビックリマンシールのヘッドみたいにキラキラした部分は、ステンレスのウェイトが入っています。
ステンレスウェイトはProモデルのみで、その他のモデルにはガラス製のウェイトが採用されています。
あとは滑り止めがついているのみで、高さ調節用のスタンドなどはついていません。
スクリューレスのすっきりとしたデザインが良い感じではあるんですが、この辺は好みがわかれそうですな。
Rainy75を象徴する雲雨のロゴが可愛い(笑)
デザイン重視のためか、オンオフの切り替えスイッチはなんと CapsLock のキーの下についているんです。
つまり、有線と無線を切り替えたいときは、毎回キーを外してからスイッチを操作する必要があるということ。
有線と無線を頻繁に切り替えたい人にとってはデメリットでしかありませんが、私は2.4G無線のみでの利用なので個人的には無問題。
キースイッチ
今回購入したProモデルには JWK 黒白キースイッチ(40±5gh)が採用されており、軽快な打鍵感となっているのに対して、その他の2つのモデルでは HMX 紫キースイッチは(45±5gh)とやや重い荷重になっているので注意が必要。
キースイッチの荷重はできるだけ軽めがいい私としては、最初からProモデル一択の状態でした。
キーストロークは 3.5mm と浅めの設計で、コツコツとまるで陶器同士が当たっているかのようなコツコツとした打鍵感は、雨音というよりも、むしろこれこそ麻雀牌サウンドという印象。
これについては動画で見てもらったほうがわかりやすいので、こちらでご確認ください。
控えめに言ってめちゃくちゃ気持ちいい!
各種操作方法
上記の通り、Rainy75の説明書が英語と中国語のみでイマイチわかりにくいので、以下に操作方法を記しておきます。
有線/無線切替 | CapsLock下の物理スイッチ |
---|---|
無線接続方法切替 | Fn + Tab |
Bluetooth切替(3チャンネル/長押しでペアリング) | Fn + F1/F2/F3 |
MACモード(長押しでON/OFF) | Fn + M |
電池残量表示 | Fn + Space |
バックライトON/OFF | Fn + Backspace |
バックライト点灯モード切替 | Fn + | |
バックライトカラー切替 | Fn + Enter |
Rainy75には液晶画面やインジケーターは付いていないため、1~10の数字キーのバックライトの点灯で電池残量を確認します。(たとえば1~5までのキーが光ったら、バッテリー残量が約50%といった感じ)
バックライトパターンは全部で18種類、256段階の輝度調整と1,600万色の表示色があります。こちらも動画でご確認いただきましょう。
キーマップの変更
Rainy75はVIAに対応しているので、以下のJSONファイルをダウンロードして読み込ませることで、キーマッピングを自由に変更することができます。
JSONファイルダウンロードURL:
https://drivers.sfo3.digitaloceanspaces.com/Rainy75%20EN.rar
VIAとは、QMKファームウェアに対応シアタキーボードのキーマップを、PC上で視覚的かつ直感的に変更できるWEBアプリケーションのことです。
総評
有線接続に加え、Bluetoothと2.4GHzワイヤレスの3種の接続方法に対応。
アルミフレームにステンレス(またはガラス)製のウェイトを搭載したずっしりと重いボディは高級感があるだけでなく、打鍵感の向上にも寄与。
ガスケットマウントと5種類のフォームから得られるコツコツとした打鍵感は、ずーっとタイピングしていたくなるレベルでまじで気持ちいいです。実際、私が購入してからすでに一ヶ月くらい経過しているのですが、いまだに他のキーボードに浮気することなくずーっとRainy75だけを使い続けています。
市場流通価格も2万円前後と、高級キーボードとしては比較的リーズナブルな価格帯でコスパも良好。
VIAで自分好みにキーマッピングも変更できるので、今後もメインキーボードとして長く使っていけるものだと感じています。
Rainy75は、WOBKEY社の製品なのですが、日本国内では株式会社KIBUが独占専売権を有しているので、国内だとKIBU公式ショップからのみ購入することができます。
追記:AmazonのKIBUストアからも購入できるようになっていました。
記事執筆時点ではどちらのショップも在庫が安定していない状態だったので、どうしても今すぐ欲しい!って場合は、AliExpressから直接購入するという最終手段もありますので、ご参考までに。
Amazonで販売スタートしました
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