最近良く見かけるようになってきた「イヤーカフ型イヤホン」。 正直、ちょっと前までは「耳をふさがない=大した音は出ないっしょ…」なんて思っていたんですが、見方が変わりつつあります。
今回は、記事執筆時点で販売がスタートしたばかりの【VGP 2025 SUMMER 金賞】受賞のEarFun Clipを、1週間ガチで使ってみました。
実際に使ってみないとわからないことや、「これ初心者でも使いこなせる?」みたいなポイントまで、包み隠さずレビューします。 耳はさみ式イヤホンが気になっている人、初めて買う人、ぜひ読んでみてください。
どんな人におすすめ?
まず、「EarFun Clipってどんな人に向いてるの?」って視点から。

普通のカナル型イヤホンだと、耳が痛くなったり痒くなりやすい…
そんな人には超おすすめ。私自身、長時間イヤホンをつけるとすぐに耳の中が蒸れてムズムズしてしまいがち。ですがEarFun Clipオープンイヤー型、文字通り耳を塞がない”クリップ式”なのでストレスフリー。



ウォーキングや仕事中にも使いたい…
外の音が自然に聞こえるから、周囲に気を配りながら音楽やラジオが楽しめる。
もちろん家でのテレワークや、在宅仕事にもバッチリ。
EarFun Clipのスペックをざっくりチェック
「スペック表とか見るの苦手…」って人も安心!
主要な特徴をざっくりまとめるとこんな感じです。
装着タイプ | イヤーカフ型(耳を挟む・耳穴を塞がない) |
---|---|
Bluetooth | 6.0(新世代で安定感◎) |
対応コーデック | LDAC / AAC / SBC |
バッテリー持ち | 最大40時間(イヤホン単体で10時間+ケース30時間) |
充電方法 | USB-C |
防塵・防水 | IP55(汗・雨OK!運動でも安心) |
マルチポイント | 2台同時接続OK |
操作 | 物理ボタン |
アプリ | EarFun Audio(イコライザー・カスタマイズ対応) |
受賞歴 | VGP 2025 SUMMER 金賞 |
「とりあえず最新Bluetoothで音も良くて、バッテリーもたっぷり持つ!」これだけわかればOKです。


外観と同梱品を✔!【写真つきレビュー】
EarFun製品はこれで2つ目ですが、パッケージはいい意味でシンプル。
ロゴとおなじ黄色と黒のツートンカラーがEarFunのイメージカラーです。




内箱を取り出すと、ワイヤレスイヤホンでは定番の薄い紙に包まれた梱包。


本体以外の同梱物は、紙類とケース充電用の短いUSB-Cケーブル。 余計な付属品がないぶん、”すぐ使い始められる感”があって好印象。
説明書は日本語に対応しているので、ワイヤレスイヤホン初心者の人でも安心してスタートできます。


Amazonなどの公式ストアから購入し、背ヒント登録すると保証期間を24ヶ月まで延長することができます。 その他にも、24時間サポートに、30日間返品保証、18ヶ月返品処理とかなり手厚い保証サービスがついてくるのは、自社製品への自信の現れでしょう。
事実、EarFun製品はすべての工程を自社で厳格に管理し、とくに商品管理においては、すべての製品を3回にわたって全数検査してから出荷しているとのこと。


パッと見はシンプルなシルバーグレーのケース本体。 この他にホワイト色も選べますが、どちらもギラギラ感もなく、男女問わず使いやすいデザイン。
おなじオープンイヤー型でも、耳に引っかけるタイプに比べてケースがコンパクトなぶん、カバンやポケットにもスッと収まるサイズ感が◎


ケース底面には、充電用のUSB-C端子と、ペアリングや本体リセットで使うボタンを搭載。


ぱかっとフタを開けると、左右のイヤホンが並んで鎮座しています。 ケース前面のインジケーターで充電状態が見れるからわかりやすい。


イヤホン本体のサイズ感はAirPodsとかよりちょっとゴツめだけど、そのぶんしっかり耳を挟んでくれるので安心感あり、イヤーカフの”挟み込む部分”がしっかりしているのでフィット感もGOOD。
丸いスピーカーとブリッジの接続部が赤(右耳用)とシルバー(左耳用)に色分けされているので、迷うこともありません。 他者の高価格帯のモデルでは左右自動判別機能つきなんてのもありますけど、ケースから取り出してまた戻すだけなので、個人的には左右が判別さえできればそれで十分。


物理ボタンがついているパーツの外側にはEarFunのロゴ。 これはイヤホンをつけたときに耳の裏側に来る部分なので、ロゴが悪目立ちすることもなし。


耳穴側にくる丸いパーツがスピーカー部。 10.8mmカーボンファイバー複合膜ダイナミックドライバーを搭載し、実際、この価格帯のイヤホンとは思えない豊かなサウンドを鳴らしてくれます。
自然な聞こえ方というイヤーカフ型の特徴もあいまって、デスクに置いてあるスピーカーが鳴っているのかわからなくなってしまうこともしばしば。 舐めてかかっている人ほど、最初にEarFun Clipの音を聴いたときに驚かされることでしょう。


実際に使ってみた「生活でどう役立つ?」徹底レビュー
さて、ここからが本番。
実際にEarFun Clipを使ってみてどうだったの?というのをぶっちゃけます。
装着感:長時間つけても違和感ゼロ
EarFun Clipは、耳たぶの上側にパチっと挟み込むタイプ。
「痛くならないの?」って思う人も多いでしょうけど、これが意外に快適なんですな。


私は普段ランニングもするので5kmくらい走ってみたんですが、ズレたり落ちたり一切なしで、運動でも普通に使える。
もちろん付けたまま横向きに寝たりするのは耳が痛くなりますが、デスクワークや移動中、散歩にランニングなど、その他の用途ではオールマイティ!
ただ、装着感が強めなことで、位置を間違うと時間経過で痛くなってくることもあるので、まず自分のベスポジを見つけることを最優先にするのが吉。
音漏れ具合:オープンイヤー型なのに驚異の少なさ
EarFun Clipは「耳を塞がない = 音漏れが心配?」と思いがち。
でもコレ、”指向性伝音技術”と「耳道の方向にあわせて45°傾けたスピーカー孔」のおかげで、かなり音漏れを抑えられています。
実際に家族につけてもらってテストしてみましたが、普段の音量で使ってて30cmも離れると、自宅の部屋の中など静かな環境でもほぼ音漏れはなし。そうとうな爆音で鳴らさない限り、多少混んでいる電車の中とかでも余裕で使えます。
さらに「EarFun Audioアプリ」の”マナーモード”で、すぐ音量を下げて周囲への配慮もできるのが地味に便利。
会話しやすさ:オンライン会議・電話もバッチリ
これ、地味に感動ポイントだったんですが、「普通のワイヤレスイヤホンと変わらないくらい、通話やオンライン会話でも声がクリア!」
相手から「聞こえにくい」と言われたこともなく、仕事でも全然問題なく使えちゃいます。
フィット感:ちょい強めだけど”ベスポジ”見つければ快適
他のイヤーカフ型と比べるとややしっかり挟み込む感じ。
人によって”ベスポジ”が違うので、最初のうちは装着位置を色々試してみるのがおすすめ。
私は、普通よりもちょい上めの水平に近い角度で挟むとしっくりきました。おっさんの耳のアップは見苦しいだけなので、女子につけてもらい写真を撮ってみました。


物理ボタンの使いやすさ
イヤホンって、タッチ操作だと誤作動しやすかったりするじゃないですか?
EarFun Clipは左右それぞれにしっかり”物理ボタン”があって、
- 再生/停止
- 曲送り/戻し
- 音量アップ/ダウン
- 通話/終話
- 音声アシスタント起動
と、主要操作は全部ここでOK。
ボタンが少し出っ張ってることで、装着時も人指し指でサクッと押せるので迷うことなし。
アプリからボタン機能のカスタマイズもできるから、「自分流の操作」に変えるのも簡単。
どんなシーンで便利?
- 外出中・移動中:片耳だけつけて歩きスマホ防止、周囲の音もちゃんと聞こえる
- ランニング・運動:IP55防水だから汗も気にしなくてOK
- 在宅ワークや勉強:長時間つけても耳が疲れない
- 自宅でまったりタイム:最大40時間のバッテリーで充電ストレスなし
EarFun Clipの公式ページや販売サイトでは言及されていないけど、実は”片耳だけ装着しての運用”も可能だから、通話用のヘッドセット感覚で使うことも可能です。
「イヤホンつけっぱなし」生活でも全然イケる!
LDAC?Bluetooth 6.0?IP55?ってなに?
EarFun Clipは、スペックだけ見ると「LDAC?Bluetooth 6.0?IP55?」と、よくわからん単語が並びがち。
私もガジェットブログをやっていなかったら「それ何やねん…」ってなってたと思うので、ざっくり説明しときます。
用語 | わかりやすく言うと… |
---|---|
LDAC | Bluetoothでも高音質な音が聴ける技術 |
Bluetooth 6.0 | 通信がめっちゃ安定&省電力。複数端末の切り替えもスムーズ! |
IP55防塵防水 | ちょっとやそっとの雨や汗ならへっちゃら。運動中も安心! |
って感じです。「とりあえず難しいことは気にせず、”音がキレイで接続も安定、ちょっとの水は汗も大丈夫”」って思っとけばOKです。
初心者でも安心



ワイヤレスイヤホンって初めてなんだけど…
って人もご安心を。
EarFun Clipは、
ケースから取り出し、左右のイヤホンについてる絶縁フィルム(黄色いやつ)を剥がして、またケースに戻す。


Google Fast Paer機能で迷うことナシ。
付け外しも最初の数回だけ「あれ?」ってなるけど、慣れれば片手でサッと装着できます。
物理ボタンも”ちょい出っ張り”があることで、感覚的にわかりやすい!
EarFun Audioアプリって必要?
アプリはゼッタイじゃないけど、入れておいたほうが確実に便利です。
- ボタン割り当てのカスタマイズ
- イコライザー設定(自分好みの音質に!)
- LDAC/Bluetooth接続モード
- イヤホン本体のファームウェアアップデート
- 20種類以上の「環境音」を流せる
などなど、けっこう遊べる&便利な機能が充実してます。
とくに、「自分専用の音」にした人や、リラックスしたいときの環境音が欲しい人にはおすすめ。
あと、地味に中国製製品の音声アナウンスって英語が聞き取りやすい。アメリカ製品の英語は流暢すぎてなに言ってるかわからんのです 笑






他のイヤホンとココが違う
EarFun Clipを語るにあたって、まず最初に挙げるべきはなんといってもコスパの良さでしょう。
音質も十分いいし、アプリ連携・防塵防水・物理ボタン…
これだけ盛り盛りのスペックでこの価格帯とは、まさに恐るべきコスパ。
とくに私みたいに、
- PC&スマホの”マルチポイント”切り替えを頻繁に使う
- 仕事もプライベートもおなじイヤホンで済ませたい
って人には、Bluetooth 6.0の「接続安定性」が刺さりまくることでしょう。
音漏れ防止もほんとに優秀で、「オープンイヤー型 = 音ダダ漏れ」なイメージを覆されます。
30cm離れたらもう聞こえないレベル。(あくまで爆音にしない前提で)
他の主要オープンイヤーイヤホンとの比較
EarFun Clip | Bose Ultra Open | Huawei FreeClip | Soundcore C40i | |
---|---|---|---|---|
Bluetooth | 6.0 | 5.3 | 5.3 | 5.4 |
ドライバー | 10.8 mmカーボンファイバ ー複合膜ダイナミック ド ライバー | 12mmドライバー | 10.8mmデュアルドライバー | 12mm+17mm大型ドライバー |
Hi-Res Audio認証 | ||||
防水規格 | IP55 | IPX4 | IP54 | IPX4 |
コーデック | LDAC/SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC/LC3/L2HC | SBC/AAC |
電池持続時間 | 最大40時間 | 最大27時間 | 最大36時間 | 最大21時間 |
3Dオーディオ | ||||
通話 | 2マイクAI通話 | 6マイク通話 | 2マイク通話 | 2マイクAI通話 |
Fast Pair対応 | ||||
アプリカスタマイズ | ||||
マルチポイント接続 | ||||
ゲームモード |
まとめ:イヤーカフ型イヤホン、全然アリ
異常、EarFun Clipを1週間使ってみた感想を包み隠さず書いてみました。
- 耳が痛くならない&快適
- 音漏れも最小限で安心
- 操作もシンプルで初心者OK
- アプリでカスタマイズも楽しめる
- コスパ抜群で「初めてのイヤーカフ型」にもぴったり
ってことで、「耳を塞がないイヤホン、ちょっと気になってるんだよな」って人には、ぜひ一度試してもらいたいやつ。
長時間装着で耳が痒くなる私は、もうカナル型イヤホンに戻りたくなくなりました。
イヤホン選びに迷っている人の参考になればうれしいです!
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