前々から気になってはいながらも、なかなか手に入れる機会がなかった
エレコムのハイスペックモデルのトラックボール『DEFT PRO』をついに入手できたので、
今回はこちらをレビューしたいと思います。
使用期間は1ヶ月ほどで、私が愛用している同社のトラックボール『HUGE』
との比較もあわせてやってみたので、参考にしてもらえればと思います。
エレコムDEFT PROのスペック
メーカー | エレコム(ELECOM) |
---|---|
接続方法 | 有線/Bluetooth/無線2.4GHzの3種類 |
DPI | 500/1000/1500カウント(切り替え可能) |
レシーバー収納 | ◯ |
連続動作時間 | 【2.4GHz接続モード時】ローエナジーモード:約134時間、ハイスピードモード:約91時間/【Bluetooth接続モード時】ローエナジーモード:約167時間、ハイスピードモード:約104時間 |
連続待機時間 | 【2.4GHz接続モード時】ローエナジーモード:約925日、ハイスピードモード:約925日/【Bluetooth接続モード時】ローエナジーモード:約925日、ハイスピードモード:約925日 |
想定電池使用時間 | 【2.4GHz接続モード時】ローエナジーモード:約301日、ハイスピードモード:約211日/【Bluetooth接続モード時】ローエナジーモード:約366日、ハイスピードモード:約240日※1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合 |
電源 | 単3乾電池 |
本体重量 | 約162g ※電池を含まず |
サイズ | 幅13.1mm×奥行18.2mm×高さ5.0mm |
保証期間 | 3年間 |
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開封の儀と付属品
それでは、例によって開封の儀からやっていきましょう。
黒を基調とした外箱は HUGE と比べても高級感があり、さすがハイスペックモデルだなという気がしてきますな。
人差し指トラックボールとしては比較的コンパクトなので、案外箱も薄っぺらい感じです。
フタを開くと中が見えるようになっているのは、HUGE とおなじですね。
フタの裏面には解説ものっていて、眺めているだけでもテンションが上ってきます。
付属品は、単3乾電池と、接続用のUSB-Cケーブル、そして説明書の3点。
エレコムDEFT PROの外観
人差し指で操作するタイプのボールは、直径44mm の中型サイズ。
それなりに大きい分、操作はしやすいものの、ペリックス製のボールとは互換性がないので交換できないのは残念ですね。
あと、ホイールがゴールドなのが地味にカッコイイ(笑)
真正面から見るとボールの存在感がすごい。
詳細は後で解説しますが、ボール右に1つ、左に2つの計3つのボタンがついています。
底面に開いた穴で、ボールを押し出して掃除することができます。
左から、DPI(ポインタ速度変更)スイッチ、電源モード選択スイッチ、ペアリングスイッチの順番です。
電源モード選択スイッチは、2.4GHz接続時は「L」、Bluetooth接続時は「H」にするとあるんですが、別にどっちでも動きます。
ただ単に節約モードと、ハイスピードモードの違いってこと? うーん、よくわからんですな。
バッテリーは電池式で、単3電池1本で駆動します。
無線接続用のレシーバーは底面に収納できます。
ボールを外してその中もチェック。
3つついている支持球は人工ルビー製。
特に最初はギシギシ感がありましたが、使っていく内にスムーズに動くようになってくれました。
とはいえ、ボナンザなどの潤滑剤の使用はほぼ必須といって良いでしょう。じゃないと絶対使いにくい。
有線接続用の USB の差し込み口は、上部の左にずれた位置にあります。
Micro-B なのが残念なんですが、2018年に発売された商品だからしゃーない(のか?)
エレコムDEFT PROとHUGEを比較してみる
私が愛用している HUGE くんと、比較してみることにしましょう。

こうやって並べてみると、本体サイズの違いは一目瞭然ですね。
ボタンの配置などはけっこう似ていて、DEFT PRO は、HUGE のリストレストの部分を取り払ったようなデザイン。
斜め横からも撮ってみた。
サイド部のボタン配置は似ているようで、よく見ると少し違います。
続いてボタン配置も見てみましょう。 こちら HUGE くんの方。
ホイールを除くと、全部で7つのボタンが搭載されていて、トラックボールマウスとしてはトップクラスのボタンの多さです。
そして DEFT PRO の方はというと、こちらも7ボタン。(以前は8ボタンと説明していましたが、番号のフリ間違いでしたm(__)m)
数はおなじだけど、ボールの周りにあるボタンの配置に違いがあり、ここが好みのわかれるところでしょう。
どちらのマウスも、マウスアシスタント5 というソフトを使うことで、
ボタンの割り当てを自由に変更することができます。
HUGE にも言えることなんですが、⑦番の位置にあるボタンがどうも押しにくいんですよね。
小指か薬指で押すことを想定した配置なんですが、普通に作業しているとここに指があることがないんです。
なので、押そうと思ったときは、手を少し前に出して押してあげる必要があります。(無いよりはある方が良いけど)
DEFT PROとHUGEはどっちが使いやすい?
手が大きめの私には HUGE の方が使いやすいのかと思いきや、意外に DEFT PRO の方がしっくりと来てます。
そう感じるのは、DEFT PRO にリストレストが付いていないからでしょう。
これによってマウスと机面に高低差ができるので、本体に手がフィットしやすくなるんです。
一方で HUGE の方は、平べったい感じになってしまうのが、ちょっとした違和感の原因なのでしょう。
ちなみに HUGE では、本体を斜めにする用の土台を使っていたんですが、DEFT PRO はそのままで使えています。
私のように手が大きめの人は DEFT PRO、逆に普通~小さめの人は HUGE の方が使いやすそうです。
エレコムDEFT PROがイマイチだった点
少しの間操作しないと接続が切れる
DEFT PRO を使っていて、一番良くないと感じた点はこれですね。
省エネのためなのか、10分くらい操作しないと接続が切れてしまうんです(無線接続時のみ)
操作するとすぐに復旧してくれるんですが、マウスアシスタント5 を使っている場合は、接続が切れる度にこのウィンドウが表示されるのが非常にめんどくさいんです。
たとえば YouTube を見ているときなんかに、いきなり画面の真ん中にこれが出てくるから、まじでうっとうしいです。
おなじマウスアシスタント5 を使ってる、HUGE では出てこなかったのに、なぜ DEFT PRO だけ出てくるのか?
いろいろ探してみたんですが、どうやら設定でオフにしたりすることはできない模様。
有線接続がMicro-B
上でも触れましたが、有線接続する際は Micro-B を使うことになるのも欠点だと言えるでしょう。
もはや Micro-B を使ってる機器ってほとんどないんですよね…
無線接続が不安定(かも?)
これはおま環の可能性もありますが、Bluetooth・2.4GHz ともに接続が不安定な気がする。
これの他にも無線トラックボールを併用しているんですが、どうも DEFT PRO だけが不安定な気がするんですよねえ。
スクロールホイールのコリコリが安っぽい
軽めのラチェット感のある、スクロールホイールのコリコリの感触が安っぽい。
別にこれでもいいっちゃいいんだけど、ハイスペックモデルを謳ってるし、それなりのお値段がする商品なだけにやはり気になる。
エレコムDEFT PROの良かった点
自由に割り当て可能な8つのボタン
トラックボールでは最多レベルの、自由に割り当て可能な8つのボタンがついているのは、やはりありがたいです。
また、スクロールホイールの左右のチルトにも自由に割り当てできます(押し込みは不可)
多ボタンは正義。
人差し指トラックボールが使いやすい
親指トラックボールでも使いやすいモデルはあるんですが、やはり人差し指タイプの方が使いやすいですね。
1度の送球でポインターを動かせる範囲が大きいというのも、人差し指タイプの使い勝手の良さの要因だと言えるでしょう。
親指での左クリックが使いやすい
これは HUGE にも言えることですが、左クリックボタンが親指の位置にあるのがとても良いです。
もっとも使用頻度が高い左クリックは、細い人差し指にはちょっと荷が重すぎる。
まとめ
といった感じで、DEFT PRO のレビューと、HUGE との比較でした。
個人的には、HUGE よりも DEFT PRO の方が使いやすいと感じています。
が、しかし!!
無線接続が切れたときに、毎回設定ツールの小ウィンドウが開くのがうざい。
これさえなかったら、ずーっと使っていけるトラックボールになりそうなだけに、惜しい。非常に惜しい。
ソフトアップデートでなんとかしてもらえませんかね、エレコムさん…
機能性 | 4.5 |
コスパ | 4 |
デザイン | 4 |
管理人の好き度 | 4 |
総合 | 4 |
\ 有線使用なら最高のトラックボールとなるでしょう! /

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