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AUKEY PB-Y43レビュー!モバイルなのに20000mAh/65WのPD対応バッテリーだと

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AUKEY PB-Y43レビュー!モバイルなのに20000mAh/65WのPD対応バッテリーだと

どうもこんにちは。微ブログの私です。

最近、外出先でスマホの充電がピンチ!ってこと、増えてませんか? ええ、私はしょちゅうですとも。 しかも最近はスマホだけじゃなくて、ノートPC持って出かけたり、Switch持って外出している人もけっこう見かけるようなり、「ああ、充電器いるなー」って場面が増えました。

そんなとき、どうせならちょっとイイやつが欲しいと思ってしまうのは、ガジェットマニアのサガ。 つまり最近良く聞く「高出力モバイルバッテリー」が欲しい!!

そんなわけで今回手に入れたのは、AUKEY(オーキー)の「PB-Y43」というモデル。これが「65W出力」で、「20,000mAh」という、なんだかすごそうなスペックなのに、お値段とのバランスがいいらしいという評判を聞きつけました。

実際に自分でしばらく使ってみて、スペック上の数字だけでなく、リアルな使用感や、実際に手持ちのガジェットを充電してみた結果も記録してきたので、「よくわからんが便利でカッコイイやつが欲しい!」と思っている人は参考にしてもらえればと思います。

目次

スペックの概要:数字だけ見ると「なかなかやるやん」

と言いつつ、まずはスペックから見ていくのはいつものレビュー通り。これがないと色んな意味で始まらんのです。

容量20,000mAh(74Wh)/定格容量:12,000mAh(5V換算)
サイズ約156 × 73 × 25 mm
重量約390g
最大出力65W(USB-C1単体使用時
ポート構成USB-C1(最大65W)、USB-C2(最大30W)、USB-A(最大18W)
同時出力最大合計最大65W(3ポート合計)
表示機能液晶ディスプレイ(残量%・出力W数)
安全機能過電圧・過電流・短絡・過熱保護など/PSE認証あり
その他機能自動ON/OFF、低電流モード対応(イヤホン・ウェアラブル向け)
保証期間購入日より2年間

ズラッと並んだ数字だけ見ると「うっ…」ってなるかもしれませんが、「20,000mAhの大容量」「最大65Wの高出力」「液晶ディスプレイ搭載」という部分だけとりあえず抑えておけばOK。

20,000mAhってのは、スマホなら何回も満タンにできるくらいのモバイルバッテリーとしては超大容量。そして65Wっていうのが、ノートPCとかでも充電できるパワフルさっていうイメージです。

ポートも3つあるので、スマホとイヤホン、みたいな感じで複数のガジェットを同時に充電できるのも便利そうですよね。

パッケージ&同梱物

こちらパッケージ写真。前にやったMagFusion GameFrost同様、白×ミントグリーンの落ち着いたパッケージがいかにもAUKEY製品って感じです。

パッケージ&同梱物
パッケージ&同梱物


同梱物は、取説、保証書、USB-Cケーブルの3点。

取説はオール日本語の完全国内仕様で、保証は購入日から2年間もついています。USB-Cケーブルは約50cmと持ち歩くのにちょうどいい長さ。

パッケージ&同梱物

外観

んで、こちらがモバイルバッテリー本体の外観。 販売ページとかには型番のPB-Y43としか記載されていませんが、商品名は「Omnia Ⅱ」っぽいですな。 これに限らず、最近こういう商品名で記載されなくなった気がするんだけど、なんででしょう?

「Omnia Ⅱ」は製品名ではなく、AUKEY独自の充電技術の名称でした。正しい製品名は「Sprint X 20K 65W」です。お詫びして訂正いたします。

それはともかく、指紋がベタベタつきにくいマットな質感に、サイドでいかにもガジェットって感じのビジュアルが私は気に入っています。 本体の作りもしっかりしていて安っぽさは感じられず、丸みを帯びた角が手に馴染む感じ。

外観


その商品名の右横には、「Mix 65W」の文字。合計65Wまで充電できますよ!ってことです。 もちろん、PB-Y43本体を充電する際にも、65Wで急速充電することができます。(65W出力以上のPD充電器が別途必要)

そしてこのPB-Y43の最大の特徴は、この充電状態がひと目でわかる液晶ディスプレイが搭載されていることでしょう! バッテリー本体の充電残量のほか、In、Outともに出力がワット表示されるのが、便利だし楽しいんです。その様子はあとで見てもらいましょう。

外観


出力は、USB-A × 1、USB-C × 2 の合計3ポート搭載。 PD(Power Delivery)と、PPS(Programmable Power Supply)にも対応しており、それらに対応したガジェットに充電する際は、1番のUSB-Cポートを使います。

PDとは、USB-Cケーブルを使った急速充電の標準規格。PPSは、PD3.0以降で登場したPDとは、の拡張規格のことで、出力電圧を0.02V単位で細かく制御できる、とくにGalaxy・PixelなどAndroidスマホの「超急速充電」に重要な規格。

外観


一方で、超大容量バッテリーってだけあって、本体の重さがそれなりにあるのが気をつけたいポイント。 実際にはかりに乗せてみたところ、約390gの公称値とほぼおなじ数字となっていました。

外観


iPhone 15 Pro Maxと並べてみると、PB-Y43の方が少しだけスリムだけど、大体似たようなサイズ感。

外観

安全面・信頼性

とくにこれくらいの大容量・高出力バッテリーとなると、安全面が気になると感じるのは私だけじゃないでしょう。

まあ、AUKEYだし大丈夫っしょ?って気もしますけど、ちゃんとチェックしておきましょう。

ということで、サイドの裏面を見てみると、ヨーロッパでの安全・環境・健康基準に適合した「CE」マークがあるほか、日本国内の安全法に基づいた「PSE」マークもあることで、安全性・信頼性の面でも問題なしだということがわかりました。これで安心して酷使できるぜ。

安全面・信頼性

実際に使ってみた感想(充電テスト)

ざっくりと見てきましたが、一番気になるのはやっぱり「ちゃんと使えんの?」って部分。ってことで、手持ちのデバイスを色々充電しまくってみました。

Galaxy S24(PD&PPS対応)

まずは、私が常日頃愛用しているGalaxy S24(スマホ)から。

PB-Y43に付属のケーブルで充電してみたところ、15W前後で出力されており、0%から満充電までにかかった時間は1時間半程度でした。

Galaxy S24(PD&PPS対応)


USB電流・電圧チェッカーで見ても、ほぼおなじ数値となっているので表示も正しそう!

Galaxy S24(PD&PPS対応)


充電中にスマホの設定画面に「超急速充電器に接続」と表示されているのが、急速充電されている証。

Androidスマホの場合、「設定」→「バッテリー」→「充電設定」で、「急速充電」の項目がオンになっていないと、急速充電されないので注意。

Galaxy S24(PD&PPS対応)

Galaxy Tab S8+(PD&PPS対応)

次に、Galaxy Tab S8+(タブレット)を充電してみると、最大で38Wあたりまで伸び、0%から満充電までにかかった時間なh約1時間20分と、スマホ以上に早い結果となりました。

このタブレット、いつも充電にかなり時間がかかっていたので、かなりの早さです。

Galaxy Tab S8+(PD&PPS対応)

MetaQuest3(PD対応)

一方で、結果がふるわなかったのはMetaQuest3です。

10弱から15W程度の出力で、満充電までに2時間半程度かかる結果に。 そもそもMetaQuest3自体が最大10W前後の充電設計になっているようなので、まあ当然っちゃ当然の結果といえるのかもしれませんが。

MetaQuest3(PD対応)


PB-Y43は、低速充電(Low Current Mode)にも対応しているという特徴があります。

これは、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど、消費電力が小さい機器を安全に充電できるということ。次はこれらもチェックしていきましょう。

Shokz OpenFit 2

PC作業中は、ほぼ装着しっぱなしのShokz OpenFit 2は、2Wで充電されました。

Shokz OpenFit 2

Bose QuietComfort Ultra Headphones

次に使用頻度が高いBose QuietComfort Ultra Headphonesは、1Wでの充電。

Bose QuietComfort Ultra Headphones

Bose Ultra Open Earbuds

外出時のメイン機のBose Ultra Open Earbudsも、1Wで充電されていました。

Bose Ultra Open Earbuds

これらの結果から、低速充電モードがちゃんと機能し、消費電力が小さいガジェットでも安全に充電できていることが確認できました。

MacBook Air

そしてPB-Y43がもっとも真価を発揮したのが、MacBook Air(M4 13インチ)の充電!

MacBook Air自体が高ワット充電に対応していることで、60Wでもりもりと充電されていき、0%から開始して30分後に56%、1時間後に84%、そして1時間半後には98%とほぼ満タンになるまで持っていけました。

そのタイミングでPB-Y43の充電もなくなり、ちょうどMacBook Airを一回満充電できるという結果。まさに最適!

MacBook Air

本体の充電にかかる時間も計ってみた

じゃあPB-Y43本体の充電にかかる時間はどれくらいなの?ってことでそっちも計ってみました。

PD対応アダプターを使って本体を充電してみると、ちゃんと65Wで充電されていることがわかりますね。

本体の充電にかかる時間も計ってみた


1時間くらいの充電で80%ちょいくらいに持っていくことができましたが、その後はバッテリー保護のため充電速度がゆっくりになっていきます。

本体の充電にかかる時間も計ってみた


で、完全に100%になるまでにかかった時間は、おおよそ1時間半でした。

本体の充電にかかる時間も計ってみた

充電中の発熱量も調査

続いて、充電中のバッテリーの発熱具合も調べていきます。

こちら充電していない時の平常時のPB-Y43。 緑の「+」(Cen)の温度は23.2℃程度。

充電中の発熱量も調査


こちらはスマホの充電開始から10分が経過したときに撮影したもの。

PB-Y43よりもむしろスマホのほうが熱を持っていることがわかります。(左の図)

対してPB-Y43は、液晶ディスプレイ周辺が一番熱を持っていたようですが、それでも30℃程度とほんのり温かくなる程度の発熱でした。(右の図)

充電中の発熱量も調査
充電中の発熱量も調査

この程度の発熱量なら、ガジェットを充電しながらバッグの中に入れておいても心配なさそうですな。

他製品との比較:PB-Y43のバランスの良さが光る

似たようなスペックの製品もいくつかあるので、簡単に比較してみましょう。

製品名容量最大出力液晶表示特徴
AUKEY PB-Y4320,000mAh65Wあり視認性高・出力と価格のバランス良
Anker 737 Power Bank24,000mAh140Wありハイスペック・高価格
CIO SMARTCOBY TRIO20,000mAh35W一部モデルありコンパクト・価格は同レベル

Anker 737 Power Bankは、容量も出力もさらに上を行くモンスターバッテリーですが、その分お値段もけっこうします。 CIOのCIO SMARTCOBY TRIOは、AUKEY PB-Y43より最大出力は控えめでありながらも、価格は同レベルでコンパクトさが特徴。(※CIO CIO SMARTCOBY TRIOは複数のバリエーションがあるため、ここでは代表的な特徴を記載しています)

それに比べて、AUKEY PB-Y43は「65WでノートPCもいけるパワフルさ」「20,000mAhの大容量」「便利ないディスプレイ」という特徴を持ちながら、価格が比較的抑えられているのが魅力だと言えるでしょう。まさに「バランス型」というわけですな。

総まとめ:困らない1台として実用性は十分

AUKEY PB-Y43、しばらく使ってみましたが、突出した尖りはないけど、全体的なバランスが取れていて、すごく実用的という印象です。あと価格と性能のバランスもグッド。

ノートPCも充電できる65W出力、そして20,000mAhの大容量はiPhoneで約3回、Galaxy S24だと2.5回ほど充電することができます。そしてなにより、現在の充電状況が確認できる液晶ディスプレイつきというのが、ひじょうにおもろい!

へえ… このガジェットはこんな出力で充電されてたのか。とか、使っているUSBケーブルが高速充電に対応しているか調べるときにも便利。

一方で、本体重量的には毎日持ち歩くにはちょっと重いかもしれないので、あくまで旅行とか出張の時のお供として考えておくのがベストかも。

これがあれば、大抵の充電の困りごとには対応できるといった感じで、まさに「困らない1台」として頼りになる存在と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

よっしーのアバター よっしー アラフォー専業ブロガー

ガジェットをこよなく愛するアラフォー専業ブロガー。一日一回はキーボードに触らないと指がむずむずしてくる文字打ちたい病。デジモノ&サービスをゆる~くながらも的確に紹介&レビューしていきます。

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