そんなわけで、今回は「Cerakry V2」を購入&レビューです。
この記事にたどり着いたあなたならとっくにご存知でしょうけど、Cerakry(セラキー)とは、その名の通りセラミック素材で作られたキーキャップのこと。
えー セラミックってえと、構成されている材料や工程なんかに微妙な違いはあれど、平たくいうと「陶器」とおなじようなもの。 つまり、茶碗や花瓶、歯のインプラントなどに用いられているのとほぼおなじものと考えて良いでしょう。
キーボードマニアの私は、前々から気になっていて一度は使ってみたいな~ なんて思っていたんですが、「Cerakry ”V2”」になってからステム(キースイッチと合体させる十字の部分)の精度が良くなったということで飛びつき購入!
その質感や打鍵感の素晴らしさを、おなじキーボードマニアであるあなたと共有させていただこうと思った次第。 記事後半では、いつものタイピング動画も用意しているのでチェックしていってね!
開封
まあ、開封っていっても、キーキャップであることには代わりはないので、これといって特筆するようなことはないんですが、せっかくなのでご覧いただきましょう。
アイコンとCERAKEYが記載されているだけの、超シンプルなパッケージ。

CERAKEYには複数のセット販売がありますが、今回は「Aセット-アルファプラス」+「Bセット-TKL」+「ホーミングF&J(人差し指にでっぱりがついているキー)」のセットとなります。
印字がされているモデルもありますが、CERAKEYの美しさがさらに映える印字なしモデルを選択。真っ白!!

外観
キーキャップを取り出して単体で見てみましょう。
実物はとても美しいんだけど、白バックで撮ってしまったからわかりにくいですな。なんかすみません(汗)

近くで撮影すると、光沢の美しさがわかりやすいかと思います。
質感はまじで陶器って感じで、キーとキーと軽くぶつけると「チーン」って感じで茶碗みたいな音がします。

精度が高くなったステム部分。
初代モデルでは作りが甘く(まあ焼物なので当然なんですが)、キーを取り付けた際に段差になったりぐらつくキーがあったのが、私が購入を躊躇していたポイント。
一方、このV2になってからは、そのような不具合を感じることはなくなりました。実際にキーボードに装着した画像は後で見てもらいます。


Rainy75に換装
さて、今回検体になってもらうのは、私史上最高峰の打鍵感を提供してくれた Rainy75 くん。
デフォルトでも麻雀牌サウンドだったRainy75をCERAKEYに換装したら、一体どうなっちゃうの?(ゴクリ

\ Rainy75のレビュー記事もあるよ /

キーを外して装着していきます・・・
ちなみにCERAKEYはMX互換なので汎用性は高めですが、自分のキーボードのスイッチの形状に合うかチェックしてから購入するようにしましょうね。 材質的に、ロープロファイルのChocキーは作るのが不可能のような気がしますな。

換装完了(修正前)
キーの横幅とかどうなんだろうなーと少し心配していたんですが、US配列のRainy75ではすべてのキーが問題なく収まってくれました!
サイズのばらつきも少なく、真上から見ても工作精度の高さが見て取れるのではないでしょうか。

もっと近くからも見てみましょう(画像クリックで拡大できます)
購入前は高さが揃っているXDAプロファイル的な作りかと思っていたら、どうやらOEMプロファイルっぽい作りだったようで、キーの高さにバラツキが出てしまっていることに気づいたので、あとで修正しています。


もっと近くで見てみると・・・う、美しい。

換装完了(修正後)
ということで、こちらが修正後に撮影したもの。
実際にデスクに乗せてライトアップした状態。

まるでキーの表面が濡れているかのごとく、ぬらっと怪しいテカリを放つCERAKEYくん。 もちろん実際は乾燥しています。

これはキーボードではなく、もはや芸術品だ! ・・・と言っても良さそうなレベルの美しさ。
光の反射具合を見てみると、キーごとに若干の凸凹の違いが見られますが、タイピング中に気になるレベルではありませんのでご安心ください。
前モデル(V1)で見られた、キーごとの段差やステムの作りの甘さによるぐらつきなども感じられず、いたって良好な装着感。 ただ、ステムにガイドが付いているキースイッチを選んだほうがよさそうな気はしますが。

横から見てみると、きれいに並んでいることがわかりますね。
セラミックでできているというのに、よくここまでの精度が出せるもんだと感心しちゃいます。

さらに攻めたアングルからも撮影。 もう許してあげて!

濡れたような質感は、眺めているとだんだん豆腐に見えてくる。麻婆豆腐にしたらちょうど良さそうなサイズ感。
あと、セラミックというだけあって、奥歯のようにも見える。

タイピング動画
それでは、お待ちかねのタイピング動画。
まずは、キー動作確認用動画からご覧いただきましょう。
で、こっちが本チャンのタイピング動画。
Rainy75純正のPBTキーキャプに比べると、カチャカチャという高音が減って、コトコトと落ち着いた音を奏でるようになりました。 サイズが大きいスペースキーだけ少し擦れるような、いかにも陶器といった音が出ていて、ここは気になる人は気になるポイントかも。
また、CERAKEYは光を透過するので、RGBバックライトがついているモデルと相性がよく、ライティングがめちゃくちゃ映えるというのもポイント。 こんなに美しいキーボードがあっていいものなのか!?
光るキーボード(Rainy75)のキーキャップをcerakey v2に交換してみたら芸術的なまでに美しい…😂 pic.twitter.com/0y7GlkBbQF
— よっしー@微ブログ (@viblog_jp) November 13, 2024
さいごに
百聞は一見にしかずということで、動画を見てもらえばおわかりいただけたと思いますが、CERAKEYの打鍵感は極めて良好。
まあ、PBTキーキャプでも十分にいいんですが、カチャカチャと軽めだったタイピング音が、コトコトとさらに上品になったような印象があるのは、セラミック製という材質の問題だけでなく、キーキャップ自体の重量が増すことも良い影響があるような気がします。
実際、ただでさえずっしりと思いRainy75をCERAKEYに換装したら、めちゃくちゃ重くなりましたから。 こんなに重いキーボードは他になかなかないはず(笑)
光を照らしながら表面を見てみると完全に一定ではなく、キーごとに若干の凹凸の違いが感じられるも、タイピングをしてもガタつきなどが感じられることはなく、PBT製のキーキャップとほぼ同じ感覚でタイピングができます。
もちろん通常のキーキャップと比べるとお値段はそれなりにしますが、打鍵感の向上だけでなく、見た目もおしゃれになることで作業のモチベーションアップにもつながるし、所有欲も満たしてくれる逸品。
今回は白のCERAKEYをご紹介しましたが、その他にも様々なデザインやカラバリが用意されているので、あなたの好みにあったものを探してみてはいかがでしょうか。
なお、現時点ではAmazonなどの通販サイトに取り扱いはなく、公式サイトおよびメルカリなどのフリマサイトでのみ入手することができます。
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