全国800万人のトラックボールファンのみなさん、こんにちは! 微ブログの私です。
さて今回は、、
ペリックスのボールに交換したいけど、光沢か艶消しどっちを選べばいいか迷っちゃう・・・
といった、迷えるトラックボーラーのために、トラックボール歴20年の私が、手持ちの交換用ボールで比較してみるコーナーです。
- 純正ボール
- ペリックス:光沢仕上げボール
- ペリックス:艶消し加工ボール
上記の手持ちの3種類のボールを、前回レビューした ProtoArc EM01 NL のトラックボールに装着しながら、それぞれのリアルな使用感について解説していきたいと思います!
ProtoArc EM01純正ボール
ということで、まずはこちらの純正ボールから。
最近ではいろんな色のボールが増えてきましたが、純正トラックボールといえばやっぱり「赤」ですよね。
私自身、実感したことはないのですが、トラックボールのボールは赤が一番読み取り精度が高いらしいので、その理由から純正は赤がメインとなっているのでしょう。
EM01 NL 自体、買ったままの素の状態でも滑らかにボールが動いてくれるので、実際使っていてもなんら問題を感じることは、正直ありません。
新品の状態でもスルスルとスムーズに動いてくれますが、使い続けていくことでさらにスムーズに動くようになっていくのは、たぶん手の脂がボールに付着するから?
ちょっと汚い話のように感じてしまいますけど、実際そうなんでしょうな。
精度的にも問題は感じられないものの、、
ペリックス制のボールに交換したら、もっと操球感と操作精度が良くなるらしいぜ?
なんてウワサを耳にしてしまったら、興味津々になってしまうのがガジェット好きのサガというもの。
もちろん、私もその口でした(笑)
ペリックス:光沢仕上げボール
そんなわけで交換したのが、こちらのペリックス製の光沢仕上げボール。
ペリックスの交換用ボールは複数のカラバリがありますが、せっかく交換するならゴージャスなやつがいいので、金の玉… ゴールデンボールをチョイスしました。
ペリックス製の交換用ボールをはじめて使ったのは、スリムブレードの55mmの大玉ボールでした。
交換する前は正直、「本当にそんなに変わるもんなの…?」と半信半疑だったんですが、いざ使ってみてびっくり。
明らかに操作感が向上してるやんけ!!
となったのです。
ここでいう操作感とは、操球感とポインター操作の精度含めての操作感です。
純正ボールよりもヌルヌルとボールが動くようになり、さらにポインターの精度も増すという理想的な状態。
とはいっても、それはあくまで私の個人的な感想で、「そんなに差が感じられなかった」という感想の人がいるのもまた事実ではありますが…
うーん、なんだろうなあ・・・そういう人って、あまり細かい操作はしてない感じなんじゃないでしょうか。
たとえば、たまにPCでブラウジングするとか、動画を見る程度の使い方なら、そこまで差が感じられないんじゃないかと思います。
こいつが進化を発揮するのは、PhotoshopとかPCゲームとかで精密な操作をする必要があるときなんです。
トラックボールってポインターを斜めに移動させるのが、わりと苦手だったりするんですが、ボール交換後は明らかにスムーズに動くようになります。
ボールの回し始めに感じられるかすかに引っ掛かるような感触もほぼ解消され、ヌルヌルと快適に操作できることで、PC作業のストレスが軽減されるという、1日中PC作業をしている私のような人間にとっては、非常に大きなメリットを享受できるのです。
使い始めは「イマイチ?」と感じる可能性もなきにしもあらずだけど、長く使っていくと誰でも体感できるはず!
ペリックス:艶消し加工ボール
続いては、おなじペリックス製の艶消し加工ボール。
この写真を見てもらうと、上の2つと比べて明らかにボールの反射が少ないことがわかってもらえるかと思います。
光沢ボールの方はわりと一般的なので、こっちの使用感が気になっていたという人も少なくないんじゃないでしょうか。
で、実際の使用感なんですが、光沢ボールの方と違ってこっちはかなりクセがある感じです。
特に買ったままの素の状態だと、ガサガサとした操球感で「なんじゃこりゃ… 純正ボールのほうが良かったかも」と、きっとそう思ってしまうことでしょう。
実際、私も最初はそう感じていました。
しかーし!! この艶消しボールくんが進化を発揮するのは、ボナンザなどの潤滑剤を塗布したあとなのです。
素の状態のガサガサとした感触はなくなり、もちろん光沢仕上げよりも操球時の滑らかさは劣るものの、その分キビキビとした精度の高いポインター操作が実現されます。
スルーっと惰性で転がっていかずに、適度にブレーキがかかるような感じで、ピタッピタッと思ったところにポインターを持っていけるようになるのが特徴。
ペリックス公式サイトでは以下のように解説されていますが、まさにその説明通りといった使い心地です。
艶消し加工が施されたボールはより正確なポインター操作と動きが可能になるので光沢加工のボールよりコントロール感がアップします。大量のドキュメントやデータ処理をされる方におすすめいたします。
たとえば、トラックボール操作時にボールがスムーズに動きすぎることで逆に使いづらさを感じていたような人は、こっちの艶消しボールに交換することで、不満が一気に解消される可能性があります。
光沢ボールよりも表面がサラサラであることで、指が滑るんじゃないかという心配があるかもしれませんが、私が使っている上ではそういった使いづらさを感じたことはありませんでした。
複数の指で操作する人差し指タイプのトラックボールよりも、指一本で操作する必要がある親指タイプのトラックボールにこそ向いているボールだと言えるでしょう。
まとめ
ProtoArc EM01 NL で、純正ボール・光沢ボール・艶消し加工ボールをそれぞれ使用しての、率直な感想と比較でした。
バフォーマンスが圧倒的に向上するというほどではない一方で、操球感、操作精度ともに向上しているのはたしかなので、特に毎日長時間PCで作業している人にとっては、かなりコスパの良いカスタマイズだと言えるのは間違いありません。
個人的には使い慣れた光沢ボールの方に軍配が上がりますが、長く使い続けていくことでゆくゆくは艶消しのほうが使いやすくなるという可能性も感じている今日このごろ。
特に、トラックボールのぬるっとした操球感が逆に使いづらく感じている人や、親指タイプのトラックボールを使っている場合は、艶消しボールが相性が良いのではないかと思います。
まあそもそも、艶消しボールは現状34mmサイズしかないので、人差し指タイプのトラックボールに適合するものはないと思いますけど…
あと、艶消しボールを選択する場合は、ボナンザ塗布が前提となるのでご注意ください。素の状態だとガッサガサなのでたぶん使いにくく感じると思います。
光沢仕上げと艶消し仕上げのセット販売もあるので、気分によって使い分けるのもアリ
スリムブレードやエキスパートマウスをお使いの場合は、こちらの55mmサイズが合います(現状このサイズは光沢仕上げのみ)
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