どうもこんにちは。 1日の作業時間内の3分の1程度はVR環境で過ごしている微ブログの私です。
誰かと一緒に作業したり、打ち合わせするときはImmersed、一人で作業するときはVirtualDesktop(以下VD)って感じで便利に使い分けています。
より解像度が高く画面が鮮明に見れるのはVDのほうなんですが、このVDに一つだけ問題がありましてですね…
私はリアルでは4Kモニターを使っているんですけど、VDに入るたびに解像度が勝手に2Kに落とされてしまう問題があるんです。
まあ、Windowsのディスプレイ設定から4Kに戻すことはできるんだけど、毎回VDを使うたびに設定し直すのがちと面倒。あと、画面レイアウトも毎回崩れちゃうし。

これを解決する方法をいろいろ探ってみたところ、AutoHotkeyとQResというツールを使うことで、ある程度解消することができたので、今回はこのやり方を共有です。
この記事の対象ユーザー
- VirtualDesktopユーザー
- PCVRユーザー
- 普段4Kモニターを使っている人
- ワンクリックで画面解像度を変更したい人
問題の症状:勝手に2K解像度にされる原因は?

MetaQuest×VirtualDesktopでPCと接続すると、Windows側に仮想ディスプレイ(Wireless Monitor)が作成され、VD経由で映像がストリーミングされます。
・・・しかし、ここで問題が。
せっかく4Kに設定しても、VD接続時に仮想ディスプレイの解像度が勝手に2560×1440(2K)に下がってしまうんです!
実際の症状
- Windowsのディスプレイ設定を確認すると2K解像度
- 画面レイアウトも崩れてしまう
- VDに入るたびに毎回解像度を設定し直す必要がある
これが面倒でVDを起動するのが、少しおっくうになっていたんですよねえ。
原因は?VirtualDesktopの自動最適化処理?
この問題、どうやらVirtualDesktop側の仕様で「帯域やパフォーマンスを自動で最適化するために解像度を制限している」可能性が高いです。
また、Windowsの仮想ディスプレイ処理の都合も関係していそうで、ユーザーが手動で変えても次回起動時にはまた上書きされてしまうんです。
解決法:AutoHotkey v2とQResでワンクリックで4Kに戻す!
ということで、これらのツールを使って”ワンクリックで”即座に解像度を4Kに戻せるようにしました。
AutoHotkey v2 | Windows操作を自動化できるスクリプトツール |
---|---|
QRes | 解像度をコマンドラインで変更できる軽量ツール |
この2つを組み合わせて、VD接続直後に即座に4K解像度戻すスクリプトを作成しちゃいます!

スクリプト?コマンドライン?なんか難しそうなんですが…
いえいえ! 以下の手順に沿って進めてみれば意外と簡単にできちゃいますよ!
実際の準備とセットアップ方法
事前準備としてますは、AutoHotkey v2のインストールと、QResのダウンロードから始めましょう。
公式サイト(https://www.autohotkey.com/)にアクセスし、Downloadボタンをクリック。


ダウンロードボタンが表示されるので、かならず【v2.0】の方をダウンロードしましょう。


あとは普通にインストールするだけでOK!


続いて、以下のリポジトリにアクセスし、QRes.exeをクリック。
https://github.com/AlbertoMGV/ScreenResolutionChanger


次のページで、右のダウンロードアイコンからQRes.exe
をダウンロードしましょう。


ダウンロードしたQRes.exe
を、任意のフォルダ(例:C:\Tools\QRes\
)に配置します。
続いて、AutoHotkeyでQResを動かすためのスクリプトファイルを作成します。
デスクトップなど適当な場所にテキストファイルを新規作成し、拡張子.ahk
のファイル名に変更します。(例:Set4KOnVD.ahk
)


できたファイルをテキストエディタなどで開いて、以下のスクリプトコードを記述して上書き保存。
#Requires AutoHotkey v2.0
#SingleInstance Force
qresPath := "C:\Tools\QRes.exe" ; ← QRes.exeのパスに合わせて変更!
RunWait Format('"{1}" /x:3840 /y:2160', qresPath)
↓ こうなる ↓


.ahk
ファイルはそのままでも使えますが、スタンドアロンで使えるよう.exe
ファイルに変換して汎用性を高めます。
上でインストールしたAutoHotkeyを起動すると以下の画面が表示されるので、「Compile」をクリックすると自動でコンパイラがダウンロードされます。


ダウンロードが終わると、AutoHotkeyの中(場所の例:C:\Program Files\AutoHotkey
)の中に、「Compiler」というフォルダができているので、その中にあるAhk2Exe.exe
を実行しましょう。
先ほど作った、Set4KOnVD.ahk
ファイルを選択して、「Convert」をクリックしましょう。


これでスタンドアロンで動作するSet4KOnVD.exe
が完成しました!


このファイルを実行したら、画面サイズが4Kに変更されるというわけです。
ランチャーソフトに配置してさらに手軽に使う!
上でできたSet4KOnVD.exe
ファイルはそのままダブルクリックで使ってもOKですが、ランチャーソフトに配置しておくことで、さらに手軽に使えるようになります。
私はこれを、Orchis Launcherに配置して、いつでも即座に起動できるようにしました。


実際に試してみた結果
あとはVDに入ってから、ランチャーを起動しSet4KOnVD.exe
ファイルを実行するだけで、即座に解像度を2K → 4Kに変更することができます。
ディスプレイ設定から変更すると崩れたままだった画面レイアウトも、このやり方だとなぜかもとの状態に復旧してくれるという思わぬ収穫もありました。(理由は不明ですが…笑)
よくある質問と注意点
- スクリプトを実行しても解像度が変わらない!
-
QResが正常に動作していない可能性。 管理者権限で実行してみましょう。
- モニターが複数あるときはどうなる?
-
QResはプライマリディスプレイ(メインディスプレイ)に対して作用するため、Wireless Monitorがプライマリになっていないと反映さないことがあります。
- 他の解像度も指定できる?
-
もちろん可能です。 例:
/x:1920 /y:1080
など。
さいごに
そんなわけで、無事VD起動直後に手軽に4K環境に復帰できるようになりました。これからは気兼ねなくVDを使いまくれるぜ!
・・・本当は、VD起動後に自動で4Kになるよう設定したかったんですが、どうも上手くいかなかったんですけどね。 まあ、それについて上手く設定できたらまたご紹介します。
今回は、MetaQuest×VDという環境での利用でしたが、別にVR環境である必要はないので、なんらかの理由で画面解像度をサクッと変更したい人もお試しあれ。
おまけ:便利リンクまとめ
- AutoHotkey 公式サイト
- QRes ダウンロード(Github)
- スクリプトサンプル(再掲)
#Requires AutoHotkey v2.0
#SingleInstance Force
qresPath := "C:\Tools\QRes.exe" ; ← QRes.exeのパスに合わせて変更!
RunWait Format('"{1}" /x:3840 /y:2160', qresPath)
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