私のWindows PCの既定の画像ビューアとして長年連れ添ってきた「Honeyview」というフリーソフト。
そういや最近バージョンアップしてへんな?と思い、更新プログラムを探してみたところなんと、、

同Bandisoftから新型の画像ビューアが出とるやないか!
しかも、一応無料トライアルはありながらも有料版になってる、だと……
それが今回ご紹介する「BandiView(バンディビュー)」というビューアソフトなんですが、ちょっと使ってみたところ、気に入って即有料版を購入 → メインビューアに昇格しました!
「Honeyviewとなにがどう違うの?」「BandiViewが気になってるけど有料版は躊躇している…」という人のために、私が使ってみて「Honeyviewとは一味違うぞ…」と感じた点を、通常利用メインでHDR(画像)にも少し触れる形でご紹介!
Honeyviewの限界を感じた瞬間
もちろんWindows標準のフォトアプリは論外。 Honeyviewは動作もめちゃくちゃ軽くて、ZIP・RARもそのまま読み込めるし、シンプルで使いやすく、今でも「無料ビューアの最高峰」と思ってます。
でも、ちょっとした不満点もあったんですよね。
- 画像の編集や調整機能がない
- 一覧性が低いので画像枚数が多いと探しにくい
- HDRのような高画質画像の再現性はイマイチ?
後継ソフトのBandiViewは、これらの不満点を見事に改善してくれました。
HoneyviewとBandiViewの違いを比較
私が実際に使ってみて感じた、両者のおもな違いを表にしてみました。
機能・特性 | Honeyview | BandiView |
---|---|---|
価格 | 無料 | 有料(39ドル) |
表示の軽さ | 超軽快 | 軽快 |
一覧性 | 機能なし | 「画像を選択」で一覧表示 |
ブックマーク | 対応 | 対応 |
編集機能(補正・調整) | なし | 輝度・コントラスト・ガンマ補正等 |
対応ビット深度 | 不明 | 最大10bitカラー対応 |
HDR画像対応 | 読み込み不可 | Canvas HDRやHDR風表示に対応 |
ZIP/CBZ/フォルダビュー | 対応 | 対応 |
10bitカラーやHDRは、もちろんGPUやモニターが対応していないと意味がないので、その点はご注意。
実際の画像で比較してみる
論より証拠ということで、HoneyviewとBandiViewで画像を表示させたスクリーンショットを使って、それぞれの表示性能を見比べてみましょう。
表示がかなり鮮明
こちら、ある風景写真をかなり拡大して表示させたもの。 もとはかなり高画質な写真なんですが、650%程度拡大したことでかなり粗くなっております。
クリックして大きな画像で見比べてみると、右のBandiViewで表示させた写真のほうが輪郭がくっきりしていることがわかると思います。




もう一つ見てみましょう。 なんかの建物のなんかの像の部分を拡大してみました。(850%)
さすがにここまで拡大するとブロックが見えてしまっていますが、まあ右のBandiViewのほうが鮮明といって良さそう。




このくらい引きで見たほうがわかりやすいですかね。(380%)
このスクリーンショットだとわかりにくいかもしれませんが、実際のモニターで表示させるとBandiViewのほうが明らかに鮮明です。




画像補正機能が便利
BandiViewの有料版を購入する大きな動機となったのが、Honeyviewにはなかった画像補正機能が搭載されているということ。
簡単ではありますが、輝度・コントラスト・ガンマ補正の微調整をサクッとできるのはいい感じです。 結果を見ながら調整できるのも直感的で便利。


倍率を固定しながら画像を切り替える際の挙動
これは画質とは直接関係ないのですが、私は画像を拡大して表示し、その拡大倍率を固定したまま、次々と画像をチェックすることがあります。
そのときにちょっと困ってたのが、Honeyviewだと画像をめくるたびに表示位置がズレちゃうこと。でもBandiViewなら、拡大倍率を固定してても画像の位置がそのままキープされるから、すごく見やすくて便利だったんですな。
まあこれは超個人的なことで、ニーズはごく限られているとは思いますが(笑)
ウェブトゥーン表示モード
普通にフォルダに入っている画像群の、ウェブトゥーン表示にも対応しています。
そうです。韓国のポータルサイト「NAVER」とか「Daum」で公開され火付け役となった、縦スクロール形式のデジタル漫画のあれです。 もちろん漫画じゃなくて、普通の画像とか写真でもなんでも縦スクロール表示できます。


真のHDR画像を表示できる
BandiViewはCanvas HDRにも対応していて、HDR画像を自然な色味で表示できます。
WindowsのHDRを有効にしてから、BandiViewのほうもオンにしてやることで、Honeyviewではできなかった本当の意味でののHDR画像表示ができるようになります。


まあ、今のところHDR画像ってほとんど出回ってない気はしますけどね。
また、HDR画像を表示させる際にはこんな注意点もあります。
- Canvas HDRは対応モニター&Windows設定が必要
- 通常モニターでもHDR風フィルターは一応使用可能(やや強調ぎみ)
この機能に期待してBandiViewを買ったけど、いざ買ってみたらモニターやGPUが対応していなくてがっかり… なんてことにならないよう、自身のPC環境を事前によく確認してから購入するのが吉。
料金とライセンス
BandiViewは無料でダウンロードできますが、そっちはトライアルエディション扱い。 すべての機能を使いたいと思った際にはプロフェッショナルエディションを購入する必要があります。
- 価格:39ドル(約5,800円前後、為替レートで変動)
- 無料体験版あり(全機能使用、使用制限あり:HDR/ウェブトゥーンなど)
- ライセンスはPC1台に紐付け(再インストール時も再認証可能)
円安のせいもあって、画像ビューアとしてはけっこういいお値段なので、実際迷ってるって人も少なくないでしょう。 最近はやりのサブスク型ではなく買い切り型なのは嬉しいですけどね。
なお、登録したメールアドレスでライセンスを再発行できるので、たとえばインストール後にWindows10から11にアップグレードした際も、同ライセンスを引き継ぎ可能です。
さいごに:目的に応じて選択肢のひとつに
Honeyviewは、更新が終わってしまった今でも素晴らしい無料ソフトですし、用途によってはそれで必要十分。
一方で、この記事をここまで読み進めてくれたのなら、「もうちょっと綺麗に見たい」「画像を見ながら補正もしたい」と考えている人も少なくないでしょう。 ええ、もちろん私もその一人です(笑)
そういう人にとっては、より鮮明に画像を表示できたり、HDR画像にも対応しているBandiViewは最良の選択肢のひとつといっても過言ではなさそう。
なお、超軽量だったHoneyviewと比べると、BandiViewのほうが表示速度がワンテンポ遅い印象だったので、Honeyviewを普段使いしつつ、いざというときだけBandiViewという使い方もアリでしょう。 ただ、やはりちと価格がお高いのがネックではありますな。
まあとりあえずは、無料ダウンロードできるトライアル版を使ってみてどうぞ。
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