実は私、ここでレビューするエレコムの「Relacon」というトラックボールマウスを軽く4年ほど使い続けておりまして。 まあ、言ってもそこまで使用頻度は高くないんですけど、定期的に使い続けているというのも事実。
一旦は販売停止となっていたんですが、なぜかまた販売がスタートされているようなので、重い腰を上げてレビュー記事を作成しようと思った次第。
Relaconには、2.4G無線と、Bluetoothの2タイプのモデルがあるのですが、その両方ともを所有しているのであわせてレビューしていこうと思います。
また、Relaconは人気商品ということで、ネット上の評判なども調べてみたので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
スペック
メーカー | エレコム |
---|---|
接続方式 | Bluetooth/2.4GHz無線(2モデル) |
Bluetooth規格 | Bluetooth 4.0 Class2 |
分解能 | 500/1000/1500カウント(切り替え式) |
読み取り方式 | 光学センサー方式 |
ボタン数 | 10個 ※ホイールボタン含む |
ホイール数 | 1個 |
連続動作時間 | 約107時間 |
連続待機時間 | 約76日 |
電源 | 単4電池2本 |
サイズ | Bluetooth 4.0 Class2 |
重量 | 約77g ※電池含まず |
付属品 | 専用スタンド × 1、動作確認用単4形アルカリ乾電池 × 2 |
保証期間 | 6ヶ月間 |
外観と機能
それでは、私が長年使っている2台のRelaconたちをご覧いただきましょう。
左が2.4Gで、右がBluetoothモデル。 ご覧の通り接続方式以外の見た目などには、なにも違いがありませんね。
手に持った状態で使うトラックボールマウスなので小ぶりなサイズ感、そしてこの独特なフォルムに愛くるしさを覚えるのは私だけじゃないはず(笑)
右手に握って使うことが想定されているので、本体右側面にはボタン類などは一切ありません。
ちなみに私は左利きなんですけど、生まれてこの方マウス操作はずっと右手でやってきたので、なんの不自由もなく使えています。
左側面には電源スイッチと、DPI(カウント)切り替え用のスイッチ。(Bluetoothモデルはペアリングスイッチも兼ねています)
上記の通り、DPI は500/1000/1500 から好きなのを選んで使うことができます。
写真のスイッチはオンの状態(青)で、オフだと赤い色が見えるのでわかりやすい。
上部には、マウスクリックの役割のボタンが2つ。
デフォルトでは、小さいほうが右クリックで、大きいほうが左クリックとなっていて、銃のトリガーを引くような感覚で人差し指で操作します。
底面は電池カバー、下部にはストラップホールがついているので、落下が気になる場合は、手持ちのストラップを付けることも可能。
Relaconは充電式ではなく電池式。 単4電池2本で稼働します。
電池がなくなったら取り替えればすぐに使えるというメリットがある一方で、電池の取り替えが面倒という人もいて、ここは好みがわかれるところでしょう。 どちらにしろメリットデメリットがあるので、私は別にどっちでもいいかと思います。(ただしMicro-Bだけはイヤ)
ボール径とメンテナンス性
かなり小さめのトラックボールマウスなので、ボール系も小さめの25mm。
大きめのボールを好んで使う私だけど、利用用途を考えるとここはどうしようもない感じですな。
新品購入時は、多少のギシギシ感があるものの、使っている内にスムーズになっていきます。 たぶん手の脂が付いているからなんだろうけど、そこはあまり想像したくないところ(笑)
最初の滑りの悪さが気になる人は、ボナンザなり、シリコンスプレーなり使って滑りをよくさせましょう。
ボールのガタツキが気になると言う人もいるようで、たしかに一般的なトラックボールマウスと比べると隙間が大きいですが、私は普通に使っている分にはきになりません。
トラックボールマウスである以上、定期的なお掃除が必要になってきますが、実はRelaconのボールは下から押し出したりすることができない仕様。
なので、掃除する度にひっくり返して本体ごとトントンとやって取り出す必要があり、ここが改善して欲しいポイント。 トントン… っていうよりも、もう少し強めにやらないとボールが出てこず、あまり強くやりすぎると壊れてしまわないか心配になります。
支持球とセンサー
支持球は2.5mmの人口ルビーを搭載。
小柄な本体に対して、支持球は小型すぎないことで一定の操作感が確保されているのと、ゴミに埋もれにくい = 掃除の頻度が下がるというメリットがあります。
読み取りは、反射型レンズ搭載の光学式センサーが採用されており、そこまで細かい操作には向かないものの、普通に動画を見たりブラウジングしている分には、ストレスを感じることはありません。
ボタン類
トラックボールの下部には、スクロールホイールと各種ボタン類を搭載。
この手のトラックボールマウスにはもはや必須とも言える、戻る/進むボタン、そしてその下には再生/停止や音量操作ができるメディアボタンがあるのがRelacon最大の特徴で、実際動画なんかを見ているときにはこれがめちゃ便利!ホイールは押し込み操作にも対応していますが、左右チルト操作にはさすがに対応していない模様。 これもあれば嬉しかったんですけどね。
実際の使用感
実際に使うときには、こんな感じで右手に握り込んで使います。 別に左手でも使えないことはないけど、手のひらでDPI 変更ボタンを推してしまいそうな気がしないでもないですが、今持ってみたら大丈夫そうでした。
手が大きめの私でも、握ってくるとしっくりとくる人間工学的なフォルム(人間工学に基づいているとは言っていない)
ちょうど親指の位置にトラックボールがくるので、自然なポジションでクリクリと操作することができます。
ボールの下の戻る進むなどのボタンを操作するときは、多少手のポジションを変える必要があるけど、そんなに頻繁に操作するものでもないからセーフ。
浮かせた状態で使うマウスなので、当然本格的な作業をするには向いていませんが、Relacon(リラコン)という名前の通り、リラックスした状態でコントロールするためのマウスなので、動画やブラウジングをする程度なら実に快適に操作をすることができます。
スタンドの形状は良し悪し
一方で少し気になるのが、標準で付いてくるスタンドの形状。
丸いプラスチックに本体が乗せる形のくぼみがあるデザインで、とくに滑り止めとかが付いているわけじゃないので、けっこう落ちやすいんです。
たとえば、ベッドでリラックスしながらノールックでRelaconを取ろうとしたとしましょう。
しかし、もし取るのにミスってしまったら即落下。 多少の高さがある場所から落としたとしたら、高確率でこんな状態になります。
私はこれまで軽く10回以上は落として、この見るも無惨な状態にさせてしまったことがあります。 Relaconくん、すまん!
ポジティブに考えると、ちょうどボールの受けを掃除するいいタイミングとも言えるけど、ここまでバラバラになると壊れないか心配になっちゃうし、電池フタがガバガバになってしまわないかという不安もある。
ただ、10回以上この状態になっても壊れる様子がないのは、私のRelaconがそれなりに頑丈だという証拠とも言えるでしょう(笑)
Relaconの便利な使い方
さて、私が4年以上使っているRelaconについてざっくりと解説してきたわけですが、ここでRelaconの便利な使い方についてもご提案。
トラックボールマウスというと、パソコンで使うことを想定している人が多いと思いますが、その他にもいろいろと活用できるシーンがあります。
たとえば、私は2.4G無線モデルをPC、BluetoothモデルをiPadでそれぞれ使いわけています。
iPadはベッドで使っていて、タブレットアームとあわせて使うことで、ごろ寝しながら快適に本を読んだり、動画を視聴したりすることができます。
↓ タブレットを挟んでもグラグラしないアームスタンド ↓
そのほかにも、Amazon Fire TVとか、Bluetooth接続に対応したプロジェクターなんかとも相性が良くて、リモコンでやるよりも操作性が格段にアップします。
ネット上の評判
XでRelaconについて調べてみたところ、予想通りというか、かなりのポストが見つかりまとめ甲斐がありました。
意見としては賛否両論で、内容を見てみると個体差がけっこうありそうな雰囲気。 利用用途次第で刺さる人にはぶっ刺さるデバイスという印象ですな。
ポジティブ
ノベルゲー用にちょっと変わったマウスを購入
— harry* (@harryaster) August 31, 2024
エレコムのRelaconってやつなんですけどノートPCで寝転がりながらプレイしたい人はおすすめですね〜😉 pic.twitter.com/5p5npzwH35
ROG Ally Xにはエレコム マウスアシスタントがインストール出来るから、ちょっと高めだけどRelacon Bluetooth版との相性はめちゃくちゃいい。 pic.twitter.com/vsLbqVehsD
— ふぉろん (@folonium) August 22, 2024
結局どちらも買いました。
— ふぉろん (@folonium) August 22, 2024
エレコム Relacon
USBドングル版とBluetooth版
箱の右下の絵が違うくらい。 pic.twitter.com/RVcMzxuFF4
寝ながら操作できるELECOMの片手操作デバイスrelacon!
— ピルクル (@pirukuru_nene) August 18, 2024
サブマウスとして優秀すぎる動画視聴をするのに必要な機能が凄く使いやすい!
最近買った物の中でもダントツに優秀かも pic.twitter.com/hGCpCyOHzm
エレコムのRelacon買ったんですけど、姿勢変えながら操作できるんでめちゃいいっすね。
— 鈴木太朗 (@mr_bell_wood) August 17, 2024
チルい♬ 久々にAmazonで在庫復活してたのでまた買っちゃった
— テラフォーD (@Terra4D) March 6, 2024
ELECOM ハンディタイプトラックボール Relacon M-RT1DRBK 無線 2.4Ghz
このサイズで10ボタンそして全てが押しやすい位置ありえんよねー #トラックボール pic.twitter.com/4DR6w0012J
片手マウス色々買ったけどこれが一番良いかもしれない。寝転がってTwitterのTLスクロールするだけだが…😇
— アブノーマルアタマ46⊿ (@msrsmbkr) August 12, 2024
エレコム マウス ワイヤレス (レシーバー付属) トラックボール ハンディタイプ Relacon メディアコントロールボタン搭載 静音 ブラック M-RT1DRBK https://t.co/mhDWApc7t4 pic.twitter.com/yMBqcP2ZZi
エレコムのRelacon。いいお値段もしたけど、その分物は良さそう。ボールのすべりがよくて動かしやすいな。オーディオコントローラーも進むボタンも戻るボタンもあるしカスタマイズもできるので便利。いままで右の安いデバイス使ってたけど、ボールのすべりが悪くなってきたのでちょうどよかった pic.twitter.com/Cf5nNz70n2
— ヘビイチゴ (@z765RQ4dwpaXGAP) August 12, 2024
【ベストバイ部門】
— グラビーム (@gurabeem) December 20, 2023
でっかいタブレット(Lenovo Yoga Tab 13)+無線マウス(エレコムRelacon)+ベッドにつけられるタブレットスタンド
ぬくぬくお布団に入ったままで犬を吸いながら大画面でブルアカもできる!!最強!!#さなちゃんねる購買意欲マシマシ部2023 pic.twitter.com/jzZnkni76c
予備用含め、ついにコントローラ#Relacon 4代目に突入した
— キャンディスタヂオ (@candystudio_jpn) September 2, 2023
もう完全に手の一部なので、これ以外のデバイスでパソコン触れない。
触るけど。
毎日ずっと握ってるから、まぁ壊れる頻度多い。#elecom さんお願い、サポート終了で直せないなんて言わないで。。
一生使い続けるから pic.twitter.com/kvmUjTbuu0
ネガティブ
#ELECOM #Relacon
— あぅか (@alukatti) August 15, 2024
転売ヤー商品だったリラコンが定価だったので購入
ボタン配置や使用感は寝る前や画面から離れてても使えて利便性的には神商品なんだけど
各ボタンの安っぽさ感がエレコムの安物と押し心地一緒
1万ぐらいするマウスなんやからせめてスイッチを変えて欲しい pic.twitter.com/vFvvQsxzSS
elecomのrelacon買った。
— かの (@metamonist) August 14, 2024
ボタン多いしそこそこ便利。トラックボールが小さくてちょい使いにくいのはしょうがない。
あとは耐久性が心配かな。
エレコムのRelacon、残念ながらマルチペアリングはないのね。基本はメインPCで使うし、ノートは出先で使うだけだから切り替えればいいっちゃそうなんだけど、できればほしかった機能ではある。
— ヘビイチゴ (@z765RQ4dwpaXGAP) August 12, 2024
ELECOMのRelacon買ってみたんだけど、DPI変更/ペアリングボタンが押しっぱなしになってるみたい。DPI変更できないし、電源いれるたびに再ペアリングになって使い物にならん。Amazonで返品交換お願いしたけど、普通に注文すると今日届くのに交換品届くの月曜日。普通に返品してもう一度頼めってこと?😔 pic.twitter.com/MwY7STOrHk
— しょたすて (@ShoTastemaker) August 10, 2024
エレコムのハンディトラックボールrelaconは球の動きがおかしかったから使ってなかった
— シルバー船長 (@Cpt_Silver1) August 3, 2024
ペリックスから25mm球が出てる事を知って球交換したら快適に動くようになった
relaconの球は大きく歪んでいたんだな
トラックボールでは球の真球度が命なのに真球度の機械計測してないのかな?
エレコムが再販すると言いながら出てこないので、悩んだ挙げ句結局オクで買ってしまった #Relacon 。
— シオコウジ (@FX33783376) May 22, 2024
便利なんだけど、唯一と言っていい欠点がトラックボールが軽すぎて、手を離すときに余計に動いてしまうこと。
でも膝パソするときの必需品となりました。#エレコム pic.twitter.com/q9xUgbqSDC
Relacon愛用しているけど、落とした拍子にトラックボールが抜けると球なので転がったまま行方不明になることがよくある。
— Hiroshi MUKAICHI (@G23_) May 10, 2024
25mmの予備のトラックボールってPerixxのやつしか売ってないけど手に入りにくいんだよなぁ。
エレコムのRelacon
— 江戸苔 (@edwardcoke_JOhn) May 2, 2024
5年以上トラックボールマウス使ってるから行けると思ったけど、
ちょっとびっくりするくらい使いにくかった
まとめ
リラックス中やごろ寝で使える空中マウスの最強候補エレコム「Relacon」のレビューと、ネット上で見られる評判まとめでした。
個人的にも空中マウスは複数使ってきましたが、私が知っている限りだとRelaconはまともに使える空中マウスの最強の一角で間違いなし。
そんな人はいないと思いますけど、間違っても作業用としては使えないのでご注意くださいね。
Relaconはあくまで、リラックスした姿勢で動画視聴とかブラウジングをする用であり、タブレットやAmazon Fire TV、Bluetooth接続対応のプロジェクターなどと相性抜群のトラックボールマウスなのです。
Xでは、ボールの入手が難しいなんてポストもありましたが、今はエレコムから交換用ボールも販売されているので、ご安心ください。
購入時は、2.4GモデルとBluetoothモデルを間違えないようご注意
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