どうもこんにちは。
MetaQuest3を買ってからというもの、ほぼ毎日使いまくっているVRヘビーユーザー勢の私です。
正直ゲームはけっこう飽きちゃったんだけど、PC作業にフィットネスにと、とにかく毎日フル活用。MetaQuest3ってほんと最高のガジェットですよね。
もし故障したら速攻買い直すし、MetaQuest4が発売されたら光の速さで購入しようと思っているほど、もうMetaQuest3がない日常は考えられない体になってしまった私ですが、一点(二点)だけ不満があるんです。
それが、MetaQuest3の充電に時間がかかりすぎる問題。
とあと、MetaQuest3を使いながらだと、電力消費に給電が追いつかない問題です。
というのも、MetaQuest3はPD充電に対応しているのですが、家にはPD対応の充電器が1つもなかったからなんですな。
PDって一体なに?
PDとは、Power Delivery の略で、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格の一つの名称。最大100W(20V/5A)までの高出力給電が可能となり、PDに対応したデバイスを急速充電することができるのだ!
これはもう買うっかない!!
っていうか、元からPD対応の充電器は欲しい欲しいとは思ってはいたんだけど、ほら奥さん、PD対応の充電器ってまだけっこういいお値段するじゃないですか(小声)。 だから躊躇してたんですよ 汗
しかし、こうなってしまったらもう買うしかありません。
PD対応のAnker PowerPort Atom III Slimを購入
ということで、今回購入したのがこちらの「 Anker PowerPort Atom III Slim 」です。
いろいろ探してみたんだけど、充電器ってなったらやっぱりAnkerが第一候補に上がってきますよね。
せっかくなんでレビューがてら、同梱物のチェックなんかもやっておきましょう。
こちらがパッケージに入っていたすべてのものです。(画像明るくなりすぎて見にくくてスマン…)
製品名に「 Slim 」とついてるだけあって、本体はかなりスリムで置き場所を選びません。あと、3Mの両面テープもついているので、たとえばデスクの裏っかわなんかに貼り付けて使うこともできます。
天面には通電確認用のインジケーター、底面にはゴム脚が4つついております。
背面はメガネケーブルのソケットがあるのみ。
最大45W出力のUSB-Cポート×1と、USB-Aポート×3を搭載した薄型充電器です。 人工衛星などの産業機械に用いられていた次世代パワー半導体素材「GaN」(窒化ガリウム)を使用していることで、この薄型ボディながらも合計65Wの高出力に対応しているとのこと。
GaNというのは、従来のシリコン半導体よりも高効率・高出力・高速動作が可能で、さらに省エネ性能にも優れた次世代素材とのこと。 うーむ、深くはわからんが、なんだか凄そうだ!
「8.9 x 8.6 x 1.8 cm:142g」の筐体は、手のひらに乗せるとちょうど私が愛用しているコンパクト財布とおなじくらいのサイズ感。
さっそくMetaQuest3を充電してみた
そんなわけで、さっそくMetaQuest3の充電が0%になるまで使い、充電してみることにしました。
あ、結果を見る前に、もともと使っていた充電器でフル充電までにかかる時間も、ご確認いただきましょう。
もともと使っていた充電器でフル充電までにかかる時間
ちなみに、私がもともと使っていた充電器もAnker製のやつです。
この充電器もPower IQに対応していて使い勝手は良かったんだけど、MetaQuest3の給電が追いつかなかったのが惜しい。
Amazonとかで探してみましたが、これとおなじ型のやつはもう販売されていないっぽかったです。
→ さらに探したら新型が販売されていました!
この充電器でフル充電までにかかった時間は、以下のとおりです。
- 13時40分:0%
- 15時00分:45%
- 16時30分:100%
⇒ フル充電までかかった時間:2時間50分程度
0%からの充電だと、やっぱりけっこう時間がかかる。
3時間近くもの間、MetaQuest3が使えない状態が続くのはつらい。
Anker PowerPort Atom III Slim(マグネットアダプター有り)
続いて、新しく購入したAnker PowerPort Atom III Slimでの充電結果。
- 12時15分:0%
- 13時30分:45%
- 15時30分:100%
⇒ フル充電までかかった時間:3時間15分
よーし、これで充電が早くなるやろ・・・な、なぬう!! 遅なっとるやんけ!!!
45%に達するまでの時間は若干速かったものの、フル充電までには従来の充電器よりも25分も多く時間がかかってしまうという、まさかの結果に戦慄。
そ、そうか! 間にかませていたマグネットアダプタのせいか。 きっとコイツがPD充電と相性が悪いんやな!
Anker PowerPort Atom III Slim(直挿しバージョン)
祈る想いでマグネットアダプタを取り外し、ふたたび0%からの充電を試行。
- 11時50分:0%
- 14時09分:79%
- 14時55分:100%
⇒ フル充電までかかった時間:3時間05分
結果は、マグネットアダプタ有り時よりも10分速くなったものの、まだ以前の充電器よりも遅くて惨敗…
なんでやねん。なんでやねーん!!
こういう時って、こう疑いたくなりますよね?
ひょっとしてこれ、不良品やったんとちゃうんか・・・
って。
しかーし!! そんな時に疑うべきはまず自分。
いろいろと調べてみた結果、充電時間が速くならない理由が判明しました。
充電が速くならなかった理由はこちら
さて、ここでもう一度、PD給電の基本についておさらいしておきましょう。
マーカーが引いてある部分はテストに出ますので、注意深くご確認ください。
PDって一体なに?
PDとは、Power Delivery の略で、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格の一つの名称。最大100W(20V/5A)までの高出力給電が可能となり、PDに対応したデバイスを急速充電することができるのだ!
USB Type-Cコネクタに対応した給電規格とありますよね。
そうです。私はこれまでUSB-Aポートのほうで充電していたのです。
Ankerの商品説明欄にも、以下のように書いてありました。
フルスピード充電技術
PD対応のUSB-Cポートから最大45W、3つのUSB-Aポートを合わせて最大20Wの合計最大65Wの高出力で充電が可能です。
最大45W出力のUSB-Cポートを使用すれば、iPad Pro (2018, 12.9インチ)を最短2時間で充電可能なほか、USB-C搭載のノートPCへもフルスピード充電いたします。
PDに対応してるのは、4つある内のUSB-Cポートのみなんですな。
そもそも、USB-AでPDに対応しているものはないようなんです。なんてこったい知らなかったい…
改めてAnker PowerPort Atom III SlimのPDポートから充電してみた
ということで、改めてAnker PowerPort Atom III SlimのPDに対応したUSB-Cポートから充電してみました。
その結果がこちら。
直挿しPD給電1回目
- 19時50分:0%
- 21時00分:65%
- 21時20分:82%
- 21時50分:100%
⇒ フル充電までかかった時間:2時間00分
直挿しPD給電2回目
- 12時40分:0%
- 13時40分:55%
- 14時25分:92%
- 14時40分:100%
⇒ フル充電までかかった時間:2時間00分
お、おお… ちゃんと早なっとる!
万全を期して2回分計測してみたところ、2回とも2時間ジャストでフル充電完了という結果。
じゃあさ、じゃあさ、マグネットアダプター有りだと、どうなるんだってばよ?
マグネットアダプター有りPD給電
- 12時35分:0%
- 14時33分:96%
- 14時50分:100%
フル充電までかかった時間:2時間15分
直挿し時よりも15分ほど遅くなりました。やはりアダプターの抵抗が増える分、充電時間も増えてしまうようです。
しかし、実用性としては必要十分という検証結果となりました。
MetaQuest3を使いながらの給電は間に合うか?
続いて、MetaQuest3を使いながらの充電だと給電が追いつかない問題。これを解決できるのか?
と思ったら、家にはコードが長いUSB-C to Cコードがなかったので、まずはこれを買うことに(汗)
またここで無駄な出費・・とは言い切れないのかもしれないけど、出費がかさむぜ…
ということで、購入したのがこちらの(また)Ankerの3メートルのUSB-Cコード。長すぎと思うかもしれませんけど、装着しながらの充電だとこれくらいの長さがあった方がいいんですよね。
で、さっそく半分くらいまで使ってから、給電をスタートしてみた結果。
電力消費の激しいImmersedで、ほぼトントンレベルの給電ができることを確認!
1時間に数%程度減る程度で給電が追いついていなかったですが、たとえば間に10分休憩したらそれ以上に充電が回復しているので、まったく問題ないレベル。 やったぜ!!
さいごに
といった感じで、紆余曲折ありながらも当初の目的が達成できたというお話でした。
これで1日中MetaQuest3を被って作業することができる!
充電しながら使うのは本来推奨されていない使い方だから、MetaQuest3の電池へのダメージが懸念されるところではあるけど、背に腹は変えられんので気にせず使っていくしかない。
PD給電がUSB-Cしか対応していないことがわかっていたら、最初からUSB-Cポートが2つついたモデルを購入しておけば良かった… ってことだけが、心残りなのであった。 しくったぜ。
ということで、あなたがAnker PowerPort Atom IIIを購入する際には、私の二の舞いとならぬようお気をつけくださいませ。
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