MENU
カテゴリー

Kensington Orbit Fusion徹底レビュー!トラックボール経験者が選ぶべきはこれ?他機種とも比較してみた

当ページのリンクにはPRが含まれています。
Kensington Orbit Fusion徹底レビュー!トラックボール経験者が選ぶべきはこれ?他機種とも比較してみた

そんなわけで今回は、前々から気になっていたKensington Orbit fusionをついに入手することができたので、このトラックボールをレビューです。

スリムブレードにエキスパートマウスと、Kensingtonのトラックボールはこれまでいろいろ使ってきましたが、それらと比べるとやや小ぶりな人差し指タイプのトラックボール。 入手性の悪さからネット上の情報も比較的少ない本品は一体どんな使い心地なんでしょうか!?

目次

スペックと特徴

ブランドKensington
モデル番号K72362JP
接続方式ワイヤレス(2.4GHz USBレシーバー)
ボール位置人差し指タイプ
ボール直径約40mm
ボタン数5つ(すべてカスタマイズ可能)
スクロール方式360°スクロールリング
DPI調整400/400-800/800-1500で設定可能(KensingtonWorksで詳細設定可)
電源単三電池1本(最大14ヶ月動作)
対応OSTChrome OS, macOS, Windows
本体サイズW 132 × H 58cm ×D 100mm
重量173g
価格帯約9,000~12,000円
対応ソフトウェアKensingtonWorks(Windows/Mac対応)
保証期間3年保証

人差し指トラックボールの中では比較的サイズが小さめのOrbit fusionのボールサイズは40mm。 なお、無線接続はUSBレシーバーを使用しての2.4GHz接続のみ対応なので、その点には注意が必要です。

ケンジントン(パソコン周辺機器)
¥18,500 (2025/03/24 19:13時点 | Yahooショッピング調べ)

パッケージと同梱物

ではまずはパッケージから。

白と青を貴重とした爽やかな配色はいかにもKensingtonといった印象。 ただ、この価格帯の製品としてはパッケージがわりと簡素だというイメージもありますな。

パッケージと同梱物
パッケージと同梱物


同梱物は、説明書、2.4GHz無線接続用のUSBレシーバー、あとはUSB-A から C に変換するアダプターも付属していました。 レシーバーは本体とは別で梱包されていますが、本体裏に収納するスペースもあります。

パッケージと同梱物

本体サイズは思ったよりも大きめ

箱から取り出した第一印象は「想像していたよりも大きかった」ということ。 商品写真とかだと小さめに感じていたんだけど、普通の親指トラックボールと比べても一回り大きいくらいのサイズ感。

そして思っていたよりも筐体がずんぐりむっくりしているけど、マウスに手をおいたときにしっくりとフィットが感じられるのは、さすがKensington製といった印象。

本体サイズは思ったよりも大きめ


横から見てみると、ずんぐりむっくりした様子がさらにわかりやすいんじゃないでしょうか。

ボールの右側の薬指が来る位置にはボタンが一つあり、デフォルトではこれが右クリックに設定されています。 この右クリックは独特なので、初めての人は慣れるまでに少し時間がかかるかもしれませんな。 あと、力が弱い薬指で押すには少し堅めに感じるのも、慣れが必要になるポイントでしょう。

本体サイズは思ったよりも大きめ

カスタマイズ可能なボタンを5つ搭載

ボール横の右クリックに加えて、サイド部にはボタンが4つ配置されています。(5つあるけど、一番小さいのはDPI変更用スイッチなので4つ)

エレコムのDEFT PROなどとおなじく親指で左クリックするタイプのやつ。 上段の2つはそれぞれ戻る/進むに設定されていて、真ん中のグレーの小さなボタンは中クリックを担当していますが、私はすぐにダブルクリックに変更しました。 私の用途だと、中クリックってほとんど使わないんですよね。

カスタマイズ可能なボタンを5つ搭載

その中クリックスイッチは小さい分、押しにくそうに感じるかもしれませんが、キーボードの F&J キーよろしく引っ掛かりがついているのと、他のボタンよりも少し出っ張っていることで、ノールックでも全然押しにくくないです。

また、DEFT PROで不評だった「親指の置き場がない問題」も、ボタン下に盛り上がりがあることで見事に解消されています。 こういう細かい部分にもちゃんと意識が行き渡っているのがKensington!(個人的に大好き)

スクロールは物理リング

一般的なマウスのスクロールホイールの代わりの役割をはたすのが、このボールの周りにあるスクロールリング。 Orbit fusion最大の特徴で、これきっかけで本機に興味を持ったという人も少なくないことでしょう。

同社のエキスパートマウスにも搭載されているスクロールリングは個人的にも好きな機構で、引っ掛かりなくスルスルと回転させることができます。 Amazonなんかのレビューとかだと、「シャリシャリ感があって気になる」的なレビューも見受けられますが、幸いにも、私の個体ではそのような引っ掛かりを感じることはなかったです。

他社のトラックボールマウスでこれを見かけないのは、Kensingtonが特許を取得しているからなんですな。 カリカリとボール自体を回転させるスリムブレードのスクロールもええけど、私はこっちのスクロールのほうが好き。

スクロールは物理リング

ボールは40mmで中型サイズ

ボールサイズは40mmで、人差し指タイプとしては中型サイズだと言えるでしょう。 もちろん指標のようなものはないので、個人的な判断です。

スリムブレードやエキスパートマウスが55mmであることを考えると、それなりに小ぶりで人差し指タイプは中指や薬指を使って操作することも少なくないので、小さくする分にはこれがギリギリのサイズだと感じています。

ボールは40mmで中型サイズ


3つある赤い支持球は、人工ルビー製。

白のセラミック製よりも高価な人工ルビー製支持球は、スムーズさ(操球時の軽快感)では一歩譲るものの、適度なしっとり感があることで精密性では勝っている印象。

ボールは40mmで中型サイズ


ただ、Orbit fusionについて一点惜しかったのは、操球し始めにトラックボール特有の「ギシギシ感」が感じられたこと。 もちろんボナンザなどで潤滑しているんですが、何度も塗って一週間ほど使ってみてもやっぱりダメ。 個体差があるのかもしれませんが、これが惜しかった点。

ボールは40mmで中型サイズ

単三電池1本駆動、底面にはオンオフスイッチ

底面には、ボール取り出し用の穴と、電池カバー、オンオフスイッチに、USBレシーバー収納スペースもついていて持ち運びにも便利! ・・・と言いたいところですが、けっこう大きいのでバッグに入れると邪魔にはなりそう。

単三電池1本駆動、底面にはオンオフスイッチ


また、本体サイズの問題かボール取り出し用の穴が小さいので、掃除の際にはペンや綿棒を用意する必要があります。(小指でも無理でした)

そしてけっこう力を入れないとボールが出てこない! 私はボールを傷つけないよういつも綿棒を使っているんですが、毎回綿棒が折れ曲がるくらいに力を入れないとボールを取り出すことができません。 操球し始めのボールのギシギシ感はこれのせいか?

単三電池1本駆動、底面にはオンオフスイッチ


アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、韓国など各国の認証規格をクリアしており、技適マークもついているので日本国内でも問題なく使用可能。

単三電池1本駆動、底面にはオンオフスイッチ


単3乾電池一本で最大14ヶ月使用可能というのも、嬉しいポイントですな。(アルカリまたは1.5V充電池推奨:つまりエネループ非推奨)

単三電池1本駆動、底面にはオンオフスイッチ

KensingtonWorksで細かくカスタマイズ可能

付属ソフトウェア「KensingtonWorks」にも対応しているので、5つあるボタンのカスタマイズはもちろん、ポインタースピード(加速度、減速、短軸移動含む)や、スクロール速度の調整も可能。

現時点ではジェスチャーやマクロ機能は搭載していませんが、日常使いのトラックボールとしての最低限の機能は備わっていると言えるでしょう。

KensingtonWorksで細かくカスタマイズ可能

他のトラックボールと比較してみる

さてここからは、私の手持ちの他のトラックボールとも比較してみましょう。

まずは一番の愛機、同社のスリムブレードくんとの比較。 意外にそこまでサイズに違いがないことから、Orbit fusionが予想よりも大きめであることがわかっていただけるでしょう。

他のトラックボールと比較してみる


次に、平均的な親指トラックボールサイズのProtoArc EM01との比較。 似たようなサイズ感ではありますが、幅と高さがある分、Orbit fusionの方が大きめの印象です。

他のトラックボールと比較してみる


ラストは、ボタン配置がそっくりなエレコムDEFT PRO。 この2つだけだとたぶんOrbit fusionの方が後発だと思われますが、他のトラックボール含めて互いにパクりあいながら高めあっていくのはとてもいいこと。

他のトラックボールと比較してみる

一般的に知られていて、かつユーザーが多いのはDEFT PROの方ですが、私はOrbit fusionの方が使いやすいと感じています。

その理由は、スクロールリングの使いやすさとか、親指のボタンを押したときの本体のずれにくさだったりなどがありますが、なんといっても本体を掴んだときの「手のフィット感」!

ある意味見た目を捨てたこのずんぐりむっくりのわがままボディが、手を乗せた時にいい感じにフィットしてくれるんですよね。 対してDEFT PROはいまいちしっくりこないのと、親指で左クリックしたときに本体ごと左にずれてしまいやすいのは、形状の違いと、Orbit fusionよりも本体重量が10gほど軽いというのも関係しているのでしょう。

上記トラックボールは、すべて微ブログ内でレビュー済みなので気になった人は、サイト内で検索してみてね!

さいごに

そんな感じで、Kensington Orbit fusionのレビューまとめ!

メリットデメリット
手にフィットしやすい形状
スクロールリングが使いやすい&気持ちいい
親指置き場がある
操作しやすいボタン配置
入手性が悪い(だけに高い)
操球し始めのギシギシ感
2.4GHz無線にしか対応していない
薬指ボタンがちと堅い

これまで10以上のトラックボールを使ってきましたが、Orbit fusionは個人的にはかなり好きな部類のトラックボール。 なにより、バリエーションが少ない人差し指タイプってのがありがたいですよね!

手にフィットしやすく、親指置き場があることで長時間の作業でも疲れにくく、スクロールリングもかなりいい感じで気に入っているのではありますが、やっぱり気になるのが操球し始めのギシギシ感。

一週間の使用で若干スムーズになってきた感もあるけど、まだ多少のぎこちなさが感じられるというのも、また事実。 普通にブラウジングする程度ならそこまで問題にならないけど、Photoshopでの画像編集時など細かい作業をするときに、どうしてもやりにくさを感じちゃうんですよね。

あと致命的なのが入手性の悪さ。 Amazonや楽天など主要なECサイトでは長期間取り扱いがなく、記事執筆時点であったのはYahooショッピングのみ。 こういう場合ってたいがい足元を見たプレミア価格になっていて、なかなか手が出しづらい… あとは、メルカリで良品が出品されるのを待つくらいでしょうか。

ちなみに、アメリカのAmazon.comでも販売がなかったので、すでに生産終了しちゃってるのかもしれないのが実に残念。 ブラッシュアップした新型を出してくれると嬉しいんですが。

ケンジントン(パソコン周辺機器)
¥18,500 (2025/03/24 19:13時点 | Yahooショッピング調べ)


─── あわせて見て欲しい記事 ───

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

よっしーのアバター よっしー アラフォー専業ブロガー

ガジェットをこよなく愛するアラフォー専業ブロガー。一日一回はキーボードに触らないと指がむずむずしてくる文字打ちたい病。デジモノ&サービスをゆる~くながらも的確に紹介&レビューしていきます。

コメント

コメントする

目次