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HHKB(ハッピーハッキングキーボード)日本語配列3ヶ月使用レビュー

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HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

ということで、とうとう私も購入してしまいましたよ。

HHKB(Happy Hacking Keyboard:ハッピーハッキングキーボード)を!

なんかねー 意識高い系御用達って感じで苦手だったんですけどね。

もともとテンキーレスキーボードを使ってはいたんだけど、できるならもう少しマウスとの距離を縮めたい! とかねがね思っておりまして。

色々と物色している内に、やっぱこれすごく良さそうだな…

って思えてきてしまったんですよ(汗)

で、実際に購入して3ヶ月程度使ってみた感想は・・・

意識高い・低い関係なしに、やっぱこれめちゃめちゃイイものだわ、と。

その良さや逆にイマイチなポイントなんかは、のちのち語っていくとして、まずは概要&開封の儀から行ってみよう!

目次

HHKBとは

HHKBとは、「キーボードは生涯使える大切なインターフェースだ」という理念をもとに、東大名誉教授の和田英一先生とPFU研究所との共同研究によって生まれた、正統派ハッカー待望のキーボードなのである。

あわせて和田英一名誉教授の談話も引用しておこう。

 

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。

 

うーむ、なんだかよくわからんがとにかくすごそうだ。

ということで、次はHHKBのスペックもチェックチェック。

HHKBのスペック

販売元PFU
モデルClassic・Professional・Type-s
白・墨の2種類
インターフェースBluetooth・USB-C(ケーブルは付属しない)
無線操作距離最大10m
カスタマイズ機能DIPスイッチ・キーマップ変更可能
キー数US配列60キー/JIS配列69キー
キー仕様静電容量無接点方式・キーストローク4.0mm・押下圧45g
サイズ294(W)×120(D)×40(H)mm キートップ上面まで
重さ550g
電源単3乾電池×2本 or USBコネクタからの給電
動作時間アルカリ乾電池使用時:約3ヶ月
サポートOSBluetooth接続:Windows 8.1 / 10 / 11、macOS 10.14以降
Android 4.4以降、iOS 11.4以降、iPadOS 13.0以降
USB接続:Windows 7 / 8.1 / 10 / 11、macOS 10.12以降

Classic・HYBRID・Type-s の違い

上記スペック表の通り、HHKBには3つのモデルが存在します。

違いがわかりにくいとの声もあるので、各モデルの特徴についてもチェックしておこう。

 

 ClassicHYBRIDType-s
キーの静粛性
USB-C接続
Bluetooth接続
USB-C給電
単3乾電池給電
英語配列
日本語配列
キーマップ変更
カラー白・墨白・墨白・墨
価格¥26,950¥31,900¥36,850

上位モデルである HYBRID と Type-s の違いはタイピング時のキーの静音性の違いのみ。

私は無接点キーのカチャカチャ音が好きなので、HYBRID モデルを購入しました。

決して予算が足りなかったとかそういう訳じゃないんです。

ちなみに私が購入した HYBRID モデルの正しい名称は、「HHKB Professional HYBRID 日本語配列/白」

Classic モデルのみキーマッピングができないので、機能が欲しい方は注意

HHKB開封の儀

さてこちらが HHKB が入っている箱。

うーむ、ただの箱なのになんかやたらとかっこよくてテンションあがりますな!

こだわり、感じるぅ~

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

パカッ!!

箱真っ黒なんだけど大丈夫かな…?

とちょっと心配したんですが、ちゃんと注文した白いキーボードが入ってました(笑)

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

入っているのは、キーボード本体と電池と説明書のみ。

キーボード本体は思ってたよりも「白」で、事前の予想よりもレトロ感は少なめかな。

まあこれはこれでかっこいいので良し。

ちゃんとした日本語の説明書は久しぶりなんだけど、やっぱり日本人が書いた日本語はわかりやすくて良い!

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

キーボードの外観など

さてこちらが、HHKBキーボードの本体です。

60%キーボードはこれがはじめてなんですが、いやーめちゃコンパクト!

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

キーマッピングで自分好みに変更したい ⇒ キー数が多い方がいい

特にYouTubeを見る時用に ⇒ カーソルキーは独立してた方がいい

という理由から、私は日本語配列に決定しました。

前使ってたメカニカルキーボードはUS配列だったんですけどね。

いやー やっぱどう考えてもカーソルキーないのはキツイっす(汗)ってことで。

↓ これはUS配列バージョンの画像(キーの数も少ない) ↓

これはUS配列バージョンの画像

底面は、設定変更用のDIPスイッチ(中央やや左のカバーを外すとある)と、角度調節用の脚が格納されています。

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

脚の高さは、格納 ⇒ 中 ⇒ 高 と3段階に調節可能。

多くのキーボードが2段階の中、こういった細かな配慮があるのが、さすが高級キーボードって感じでイイですよね。

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

電池カバーとDIPスイッチ部です。

単3乾電池っていうのがちょっとダサいよなー って思いました?

ええ、私もそう思ってたんですけど、これにはちゃんと理由があって

「長く使うキーボードなので充電池だと劣化してしまうから」だそう。

おお、言われてみるとたしかに乾電池の方が長く使えますな!

きっと多くの方がそうなんでしょうけど、私もエネループを入れて使用しています。

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

6つあるDIPスイッチは、おもにWINモードとMACモードの切替えに使用します。

私はWINDOWSなので、すべてデフォルトのまま使用しています。

Bluetooth接続の場合、デフォルトでは30分間キーボードの操作がないとスリープモードに入りますが、一番右の6番のスイッチをON(上に)することで省電力モードがオフになり操作しなくても接続が切れないように設定できます。

 

HHKBの本体を真横から見ると、キー全体が緩やかなカーブを描いている事がわかります。

この構造を「シンドリカル・ステップ・スカルプチャ」といって、誤入力が減るのだそう。

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

リアルフォースなんかもこういう構造になってますけど、正直、私はこれの効果をそこまで感じられないんですけどね。

キーボードを乗せている台自体に傾斜をつけている私の環境が関係しているのか…

この辺は個人差が大きい部分なのかもしれませんね。

一つ前に使っていた Keychron K8(65%キーボード)と重ねてみた。

そっちもテンキーレスでかなりコンパクトな方だったんですけど、HHKB の方がさらに幅が狭いですね。

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

左端であわせるとちょうどカーソルキーの幅の分、狭くなってます。

まあ 60% と 65% キーボードなので、当然っちゃ当然なんですが。

 

HHKB3ヶ月使用レビュー。60%キーボードだとこれが最強かも【タイピング動画あり】

専用ソフトで自由にキーマッピングが可能

さて、HHKB の外観の説明が終わったところで、こちらも目玉機能である「キーマッピング」についても解説しておきましょう。

キーマップ変更ツールは、以下の専用ページから自由にダウンロードすることができます。

Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

で、これがキーマップ変更ツールのアプリ画面。

 

HHKBのキーマップ変更ツールの解説画像

 

前に使ってた Kinesis Adavantage もキーマップの変更ができたんだけど、HHKB の変更ツールの方が圧倒的にわかりやすく使いやすい

 

キー配置を変更する時は、下にならんでいるキー画像から上のキーボードにドラッグ&ドロップするだけというお手軽仕様。

 

HHKBのキーマップ変更ツールの解説画像

 

変更後は右にある「HHKBへ書込み」をクリックすれば完了。

複数のキー配置を保存して、状況によって使い分けることもできます。(そんな人あんまいないと思うけど)

 

HHKBのキーマップ変更ツールの解説画像

 

ちなみに私は、スペース横のあまり使わないキーを、よく使うファンクションキーに変更して使ってます。

Dvorak 配列や Eucalyn 配列などを愛用している方にとっては、特に嬉しい機能だといえますね。

これを機に私も Eucalyn 配列にチャレンジしてみようか悩み中!

HHKBが優れている点

ここからは HHKB を3ヶ月使ってみて、優れていると感じた点を発表。

よくあるひたすら絶賛するやつじゃなくて、私がガチで感じたポイントです。

打鍵感がすごく心地よい

キーボードマニア的にまず一番大事なのはコレでしょう(笑)

まあ静電容量方式なので、キータッチが心地よいのは当たり前なんですが、以前に使っていたリアルフォースと比べてもこっちの方が気持ちがいい気がしますね。

リアフォが毛足の長い絨毯の上を高級な革靴で歩いている感触だとすれば、HHKBは毛足が短めな上質な絨毯の上を歩いている感じでトントンとやや軽い印象。

上でお伝えしたとおり私は HYBRID を使っているのですが、Type-s はさらにもう少し軽く感じるらしいですね。 この辺は好みの問題になってくるでしょう。

タイピング音はページ下部の動画を参照してください。

Bluetoothの接続と切り替えが早い

普段は Bluetooth で接続して無線で使用しているのですが、前に使っていた Keychron K8 と比べても HHKB のほうが Bluetooth の接続がめっぽう早いんです。

メインは PC で、たまに GalaxyTab に切り替えるときもすこぶる早い。

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切り替えが終わるまで体感で約1秒弱って感じでしょうか。

Keychron K8 だと3秒くらいかかっていたんですが、サクサク切り替えができるのでストレスフリーで作業に集中できます。

なんでそんな差が生まれるのかは謎。

省スペースで持ち運びにも適している

60% キーボードなので、専有面積が小さくなり省スペース化できるのも大きなメリット。

机が広く使えるってはもちろんのこと、キーボードと頻繁に行き来するマウス(私の場合はトラックボールですが)との距離が近くなるのが一番のメリットです。

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マウスとキーボードの距離が遠いとめんどくさいんす。

小さいから持ち運びしやすいというのもポイント。

キーマッピングが本体に記憶される

私はキーマッピングを使って自分の好きな配置で使いたい派なんですが、ただキー配置を変更できて終わりではなくて、その配置がキーボード本体に記憶されるっていうのがまたありがたいんです。

つまり一度キーマッピングをしたら、外に持ち出してもそのまんまの配置で使えるってことです。

まあ、私はキーボードを外に持ち出す機会なんてほとんどないんですけどね。

Fnキーとの組み合わせのショートカットキーが便利

ご存知のとおり HHKB って、最上段にあるはずのファンクションキーがない構成なんですよね。

じゃあ、ファンクションキーを押したい時はどうすりゃいいの?

答えは「Fnキー」を押しながら対応するキーを押せばいいんです。

例えば F5 キーを押したい時は、「Fn + 5」って感じの組み合わせです。

これはある程度の慣れが必要になってきますが、完全に慣れてしまうと手の移動距離が短縮されてけっこう便利なんです。

その他にも、よく使う Home(Fn+Kキー)とか End(Fn+Lキー)が、手元で使えるってのも楽ちん。

まあキーボードの用途によっては否定的な意見もあるかとは思いますが、私はめちゃくちゃ気に入っている機能のひとつです。

とにかく手の移動距離を短くしたい。

HHKBがイマイチと感じた点

散々褒めちぎってきた HHKB ですが、イマイチだと感じた点がないわけでもない。

世の中には完璧なものなのどないのです(知らんけど)

まれにチャタリングが発生する

これ。 レビューとかにもあったのでちょっと心配していたのですが、私の環境でもついに発生してしまいました。

頻度は約3ヶ月の無線環境での使用で一度のみ。

チャタリングがなにかを知らない方のために説明しておくと、この場合は入力していないのに勝手に連続でキーが入力されてしまう症状のことを指します。

っっっっっっっっっっっっっっっっっt  って感じで(汗)

これについては販売元の PFU も認識しているようで、ごく一般的なものですが対処法を示したヘルプページもありました。

【 Windows 】 Bluetooth接続不具合の対処方法はありますか?

まあほかにも Bluetooth 機器がたくさんある中での発生ですし、完全におま環なだけかもしれませんが、やはり少し残念な気持ちにはなりますな。

白は良くも悪くも特徴がない

2万も3万もする HHKB は高級キーボードの部類だと思いますが、私が購入した「白」モデルは良くも悪くも特徴が少なめなデザインとなっております。

個人的にはむしろこのシンプルさがイイってくらいなんですが、人によってはもうちょい高級感が欲しいな~ なんて思ってしまうかも?

だからといって墨(黒)を購入すると、キーの印字がかなり見辛かったりするので注意。

HHKBをおすすめできる人・そうでない人

うーん… ほかにも考えてみたんだけど、まじで欠点という欠点が見当たらない。

ということで、HHKB がおすすめな人とそうでない人についても触れておきましょう。

HHKBをおすすめできる人

ブロガー・ライター

私みたく毎日キーボードを打つ回数がとにかく多い!って方には特におすすめ。

最高の打鍵感に加えて手の移動距離も少なくなり、さらに自分好みにキーマッピングすることで作業がめちゃくちゃはかどります。

プログラマー

キーボードを打つ回数がとにかく多いっていう意味では、プログラマーとかコーダーの方なんかもそうですよね。

コピペも多いけどキーを打つ回数もかなり多いハズ。

ハッキングキーボードっていうくらいだしね。

キーボードマニア

これはもう言わずもがなでしょう(笑)

キーボード沼にハマった人が最後にたどり着くキーボードって言われる意味が、実際に使うことでよくわかります。

HHKBをおすすめできない人

ブラウジングなどがメインのライトユーザー

ブラウジングや動画視聴などがメインのライトなユーザーさんは、凝縮されたキー配置で逆に使いにくくなる可能性大。

単独でのメディアの再生ボタンとか、矢印キーなんかも頻繁に使うでしょうから、タイプミスが多くなって快適度が下がるんじゃないでしょうか。

PCでゲームをする人

PC でマウスとかキーボードを使ってゲームをする人にとっても、HHKB は使いにくいキーボードだと言えるのではないでしょうか。

私は PC ゲームをしないので詳しいことはわかりませんが、きっとファンクションキーなんかも単独であった方がつかいやすいですよね。

とりわけ FPS とかをやる人にとっては、相性が最悪っぽい雰囲気。

素直に Razer とかロジクールとかの、銀軸メカニカルなんかを選んだほうが良さそうですね。

HHKBタイピング音確認用動画

HHKB のタイピング音確認用動画も撮ってみたので良ければ。

 

心地よい打ち心地であっという間に10分以上が経過しました。

でも実は、けっこうミスタイプしちゃってるってのはここだけの話(笑)

HHKBの評価スコア

【機能性】
Bluetooth 接続では、ごくまれにチャタリングの可能性があるも、ほぼパーフェクトといっていい仕上がり。

【コスパ】
10年、15年と使えるキーボードだと考えるとコスパ面でも最高水準。

【デザイン】
シンプルイズベスト。個人的にはややレトロ感な「白」モデルがすごく気に入ってます。
あえて言うなら、単3電池を入れる丸い部分がちょっとダサいかも。

【楽しさ】
HHKB 特有の打鍵感は、ただキーを打っているだけでも楽しい。
さらに使いやすいキーマッピングソフトで最高レベルに到達。

【総合】
60% キーボードとしてはもうこれ以上ないのでは? と思わせられる完成度の高さ。
意識高い”系”じゃなくて、ちゃんと意識が高いキーボード。 感服いたしました。

機能性 5
コスパ 5
デザイン 4.5
楽しさ 5
総合 5

さいごに

ってなわけで、けっこう長い記事になってしまいましたが、そのおかげで HHKB について伝えたいことはひと通り伝えることができたかなと。

最近のキーボード遍歴でいうと、

リアルフォース ⇒ Kinesis Adavantage ⇒ Keychron K8

って感じで、浮気しまくってきた私ですが、HHKB はやっぱすごく使いやすいキーボードだなと感じております。

キーマッピングができるっていうのも、自分だけのキーボード感がアップして◎

リセールバリューも非常に良いキーボードなので、迷っているなら思い切ってゲットしちゃえ!

今回ばかりはそう言っちゃってもいい。 まず後悔はしません。

あ、でも「墨」と「無刻印」は後悔する可能性があるので、その辺はよーく吟味してから購入されることをおすすめします。

墨:かっこいいけどキーの印字が見づらい

無刻印:普段使わない記号とか長いパスワードを入力するときに難儀する可能性

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この記事を書いた人

よっしーのアバター よっしー アラフォー専業ブロガー

ガジェットをこよなく愛するアラフォー専業ブロガー。一日一回はキーボードに触らないと指がむずむずしてくる文字打ちたい病。デジモノ&サービスをゆる~くながらも的確に紹介&レビューしていきます。

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