ガジェット好きのみなさんこんにちは。
数ヶ月前から「なんかいいスマートウォッチないかなー」とネットを漁っていたよっしーです。
まあ、私が使っているスマホが Galaxy S22 なんで、ほぼ GalaxyWatch で決まっていたんですけどね。
この度、とうとうその「Galaxy Watch5 Pro」を購入することができたので、届いた実機画像を使って早速レビューしてしまおうというわけです。
Galaxy Watchシリーズ3機種を比較してみる
レビュー本編に入る前に、まずは3種類の GalaxyWatch シリーズをそれぞれ比較してみましょう。
Galaxy Watch5 Pro | Galaxy Watch5 | Galaxy Watch4 | |
---|---|---|---|
画像 | |||
サイズ |
約45mm |
約44mm/約40mm | 約44mm/約40mm |
重量 | 約46.5g | 約33.5g/約28.7g | 約30.3g/約25.9g |
ディスプレイ | サファイアクリスタル | サファイアクリスタル | Corning® Gorilla® Glass with DX+ |
フレームの素材 | チタン | アーマーアルミニウム | アーマーアルミニウム |
バッテリー容量 | 590mAh | 410mAh/284mAg | 361mAh/247mAh |
睡眠トラッキング | ○ | ○ | ○ |
体組成計機能 | ○ | ○ | ○ |
ルートワークアウト/トラックバック | × | ○ | × |
耐久性 | 5ATM+IP68/MIL-STD-810H | 5ATM+IP68/MIL-STD-810H | 5ATM+IP68/MIL-STD-810H |
急速充電 | ○ | ○ | × |
今回私が購入したのは、左の列の「Galaxy Watch5 Pro」です。
こうやって並べてみると、Galaxy Watch4 からディスプレイとバッテリー容量が大きく進化しているのがわかりますね。
全体的にはそこまで大きな変化はないようにも見えるけど、この2つはスマートウォッチとして重要な部分なので助かる!
また、耐久性の項目の「5ATM+IP68」というのは、防水と防塵性能のことを表します。
5ATM | 水深50mに相当する圧力に対応 | 水しぶき、雨または雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリング |
---|---|---|
IP68 | 完全な防塵構造 |
「MIL-STD-810H」は、耐久性能試験をクリアした証です。
MIL-STD-810H規格とは何ですか?
米国国防総省によって開発されたMIL-STD-810H規格は、軍用機器の環境設計とテスト制限を、その耐用年数を通じて存続する条件に適合させることに焦点を当てた米国の軍用規格です。 この規格の目的は、環境条件を模倣するのではなく、環境が機器に及ぼす影響を繰り返す室内試験方法を作成することです。 一方、この規格は軍事用に特別に用意されたものですが、商用製品にもよく使用されます。
参照:EURO LAB
なんだよなんだよ、完璧じゃないかキミ。
あとは PRO だけフレームがチタン製というのが、なんか特別感があっていいし、実際アルミと比べると耐久性もかなり高くなっていることでしょう。
逆に、ルートワークアウト/トラックバック機能(スマホから運動ルートを転送して同期できる機能)が使えるのは、無印の Galaxy Watch5 だけになるので、この機能が欲しい方は注意が必要。
Galaxy Watch5 Pro 開封の儀
ということで、例によって開封の儀からとり行っていきたいと思います。
ちなみに私が購入した Galaxy Watch5 Pro は並行輸入版(グローバル版)ですが、国内正規版との違いは「保証期間」と「設定時の言語」だけなので大差ありません。
その後は普通に日本語で使用可能だし、設定時もすぐに日本語に変更できる(下で解説します)のでなにも心配はいりません。
その割に並行輸入版のほうが価格がずいぶんと安くなっているので、個人的にはそっちの方がおすすめです。
さっそく箱から取り出して中身チェック。
スマートウォッチ本体と充電用のケーブルと説明書の3点のみ。
並行輸入版の説明書はすべてハングル(韓国語)なので、何が書いてあるのか全然わかりません。
まあペラッペラの説明書なので、たぶん日本語であってもまったく役に立たないパターンのやつだと思いますが。
充電コードは、USB-C と時計側はマグネット式で裏面にくっつけで充電します。時計に直接 USB を差し込んで充電することはできないので注意。
私の家には USB-C の差込口がなくて焦りましたが、PC の裏に一つだけあったので今もそこから充電しています。
Galaxy Watch5 Pro の外観など
続いて、Galaxy Watch5 Pro 本体の外観も見ていきましょう。
前述のとおり表面はサファイアガラスにてぴっかぴか! 4まではゴリラガラスだったんですね。
サファイアクリスタルとは、人工的に作られたサファイアを指す業界用語、サファイヤの摩耗に対する耐久性は10段階で9と高いことから様々な耐久パーツに用いられました。サファイヤクリスタルは天然のサファイヤと同じ成分で人工的に作り出されたものを指します。
実は私、以前に初代 Galaxy Watch を使っていたことがあるんですが、そっちには下の画像のような回転ベゼルが付いていたんですね。
これをくるくると回すことで、時計の画面を上下左右に操作できるのが便利だったんです。
でも、Galaxy Watch5 ではすでに廃止になっており、その代わりにこのすり鉢状の内側のベゼルに指を沿わせてくるくると操作する仕様になってました。
といっても、このベゼル自体にセンサーは内蔵されておらず、回転操作に反応するのはあくまでガラスの画面の部分なので、ベゼルは単なるガイド的な役割となります。
もちろん物理ベゼルの方が操作はやりやすいんだけど、見た目がゴツくなってしまうというデメリットもあり、ここは好みがわかれるポイントでしょうね。
ちなみにこれは時計の左側面を撮影した写真ですが、こっち側にはボタン類は一切なし。
で、逆サイドの右側面には物理ボタンが2つ。
時計を装着すると上側にくる赤いボタンがホーム(時計画面)に戻るボタンで、下の黒が使用中のアプリを切り替える(Androidスマホの右下のボタンを同じ役目)ボタンです。
床に置いて真横から撮ってみたの図。
純正バンドだと時計本体が床から浮いた状態になり、これが充電器によっては形が上手くあわない場合があるようなので、元から持っている充電器を使う予定の方は注意が必要。(もちろん純正充電器は問題なく使えます)
そしてこの、サイズを調整してピタッとマグネットで引っ付くベルトが超使いやすいんです。
また、ベルト自体もさらさらしたシリコンのような素材でつけ心地もグッド。運動して汗かいてもベタベタせず快適に使えています。
社外品のベルトの単品販売もありますが、今のところ変えようって気にはなりませんね。
裏側にはセンサーがいくつも内蔵されているので、見た目はかなりゴツくなっていますが、いざ装着するとまったく気にならない感じ。
ちなみに、Galaxy Watch5 Pro では同シリーズでは初めてとなる赤外線センサー(温度センサー)が搭載されているらしいんですが、現状だとその機能は有効化されておらず体温などを測ることはできず、睡眠トラッキングの精度向上のみに利用されているとのこと。
⇒2023年4月19日のアップデートで「月経周期追跡機能」が使えるようになりました。
他国では使えるらしいので、法律的なアレだったりするんでしょうなあ。
ちなみに自己責任でカスタムすると使えるようになったりするらしいけど、私はやり方は知らん。
Galaxy Watch5 Pro の初期設定
さてざっくりと外観も見終わったので、充電して初期設定をやっていきましょう。
家に届いたやつは充電0%の状態だったので、まずは満充電になるまで操作は我慢。
0 ⇒ 100% になるまで2時間程度。(PCからの給電だったからコンセントよりもちょっと遅いかも)
電源を入れると、SAMSUNG Galaxy のあとに、ようこそ!と書いてそうなハングル文字。
ここでちょっと不安になるかも知れませんが、すぐに日本語に変更できるのでご安心ください(笑)
上にスワイプし、読めないボタンを押すと言語選択画面が表示されるので、スクロールして見つけ出した日本語のチェックを、オン!!
すると、もうそこからは日本語で操作することができるようになります。
うーん、このハングルから日本語に変わったときの安心感よ!
そしてここでスマホで「Galaxy Wearable」アプリをインストールして起動すると、自動的に Galaxy Watch5 Pro と接続されます。
Galaxy Wearable アプリ:GooglePlayストア
あとはもうチュートリアルに沿って進んでいくだけ。
ここで Galaxy Watch5 Pro の基本的な操作を教えてくれるので、飛ばさずにしっかりと確認しておきましょう。
そして時計をいざ起動・・!
これはプリセットされている画面ですが、Wearableアプリから好きな画面に変更することができます。
時計の画面によって歩数が表示されたり、ホーム画面で通知の数が見れたりと様々な機能があるので、好みのものを見つけるのもまた楽しみですよね。
私は今、この画面がお気に入りで使い続けています。
今日の歩数とバッテリー残量、そして下の3つのアイコンの表示は自由にカスタマイズ可能で、通知の数やミュージックにすぐにアクセスできるようにしています。
Galaxy Watch5 Pro のベゼルの直径は 45mm と GalaxyWatch の中では一番大きなサイズですが、男性なら装着後も違和感のないサイズ感です。
重さも思ったよりもないので、ジョギングする時に着けてても邪魔だ!とはならないはず。
逆に女性だと少し大きく感じるかも知れないので、40mm の購入を検討したほうがいいかもしれません。
斜め上から見てみてもそこまでゴツくないのがわかるかと思います。
おっさんの腕が汚いのはスマンとしか言いようがない…w
そしてセンサーが稼働している時は、内側の緑のLEDがピカピカと点滅します。
手首と密着している面なので、真っ暗闇でも光が漏れたりすることはありません。
ここが便利だよGalaxy Watch5 Pro
まあかっこいいのはわかった。 ほんで一体なにがそんなに便利なの?
っていう人もいると思うので、ここからは Galaxy Watch5 Pro を活用しまくっている私が、実際に使って超便利だったポイントを解説していきたいと思います。
ウォーキング・ジョギングのお供に最適!
まず第一のメリットはなんといってもこれでしょう!
ウォーキングだったりジョギングだったり、気分によってメニューが変わってくる私ですが、これのお供に Galaxy Watch5 Pro が最適なんですね。
まず、自分がその日動いた歩数や時間がわかるということ。
細かい情報は SAMSUNG Health っていうスマホアプリの中で見れるんですが、毎日の運動量がひと目でチェックできるので、同じ運動をするにしても励みになります。
また、時計の中に音楽をダウンロードできるので、Bluetoothイヤホンとセットで持っていくともう最高!
\ こういうイヤホン使ってます /
ジョギングするのにポケットにスマホ入れてたらめっちゃ邪魔ですからね。
そして、1キロごとにラップタイムと心拍数を教えてくれるので目安にもなる。
スマホの通知が手元でチェックできる
私は作業に集中するために普段、デスクのちょっと離れたところにスマホを置いていることが多いんですが、仕事の連絡なんかが来ることもあるので、たまにチェックする必要があるんですね。
しかし、Galaxy Watch5 Pro を着けながら作業をすることで、通知を即座に手元で確認することができるのが地味に超便利。
通知設定で、Galaxy Watch5 Pro を着けている間はスマホの通知をオフにすることもできるから、サッと確認して集中が途切れることなくまた作業に戻る。
ブルッ!と短いバイブで通知を知らせてくれ、「なんだメルカリのクーポンかよ…」と必要のない通知だということを確認すると、また一瞬で作業に戻る。
デキる男感を演出することも可能!
睡眠トラッキングはもはや必須機能
ええ、私も Galaxy Watch5 Pro を使い始めるまでは思ってましたよ。
「自分でコントロールすることがほぼ不可能な睡眠の結果なんか見てどうなんねん」と。
しかーし! 実際に使ってみるとこれがまた便利なもんなんですな。
自分では確認しようのない毎日の睡眠の深さなどを、Galaxy Watch5 Pro くんが代わりに見張ってくれ、さらにいびきの検出までやってくれるんですよ。
これによって、日々の生活リズムが乱れてないかを気にしだし、健康的な生活を心がけるようになるってのは、嘘のようでまじな話なんです。
睡眠スコアで数値化してくれるってのも、またありがたい感じ。
ただ、時計したまま寝れねえ… っていう人には不要な機能ではありますがね。
Googleアシスタントが超便利!
これ、他所ではあまり言われていないことなんですが、Googleアシスタントが超便利なんです。
手元に向かって「OK、Google」と囁きかけると、あとは Galaxy Watch くんがなんでも教えてくれます。
個人的に特に便利に感じているのが、天気予報と数字の計算です。
仕事で数字の計算が必要になったときに、パッと聞くとサッと答えを教えてくれる。ああ、なんて便利な世の中なんだ!
え?「OK、Google」って言ってるのを聞かれるのが恥ずかしい?
大丈夫、時計を口元に持っていって、ほんとにささやく程度の小声でもちゃんと反応してくれますから。
時計で通話することも可能
これも地味に使っている機能なんですが、時計で通話することも可能なんですよね。
例えば PC の前に座ってキーボードに手を置いた状態だと、何の問題もなく相手と通話することが可能です。
長くなりそうな時は Bluetoothヘッドセットに切り替えますが、とりあえず電話に出るときとか、短い会話をするだけのシチュエーションではとても便利なんです。
ただし、LINEでの通話には対応していないようなのでご注意ください。
(通話用のBluetoothヘッドセットは、プラントロニクスとジャブラが優秀だったんだけど、最近あんまり売ってないんだよな~)
まだまだたくさんありそうなんですが、ここでは解説しきれないのでこんなもんにしておきます。(また追加するかもだけど)
ここがイマイチだよGalaxy Watch5 Pro
イマイチだったポイントは・・・正直言って”ほぼなし”なんだけど、あえて言うなら、、
物理回転ベゼルが廃止された
これ、ですかね。
ただ、時計のデザイン的には絶対ない方がイイってことは間違いない。
だけど、あると操作が便利になるという諸刃の剣な物理回転ベゼルです。
すり鉢状のフチに指を添えてクルクルと回すやり方も悪くはないし、ひとつ画面が進むごとにブルッとバイブで触覚フィードバックしてくれるのもありがたい。
しかし時計の画面がアクティブになっていないと反応しなかったりと、決して使いやすいとまでは言えず、あとひと工夫あればなお良かった。
まあ、普通に画面をスワイプすればいいだけの話なんですがね。
タッチ決済はGoogleウォレットのみ対応
GalaxyWatch でも一応、タッチ決済が使用可能なんですが、今のところ使えるのは Googleウォレットオンリーとなっています。
Googleウォレットとは、スマホにインストールされている電子マネーを追加・管理できるアプリのことで、本来なら Suica や nanaco なども使えるはずなんですが、Galaxy Watch で現在使用可能なのは、「ソニー銀行のデビットカード」だけらしいです。
まあ、私は Galaxy Watch でタッチ決済を使う予定はなかったんですが、あったら使ってみたかっただけにこれはちょっと残念ですね。
別のクレカを登録しようとすると、「現在カードを追加することができません」とエラー表示がされてしまうらしいです。
電池持ちは良くもなく悪くもなく
これは別にイマイチだった点ではないんですが、ここまで触れてこなかったので。
私の場合、時計の画面を常時オンにしておく Always On Display モードで使ってるんですが、これで満充電からゼロになるまで丸2日間といった感じです。
時計に触る頻度は、1日10回~15回くらいの使い方で2日間です。
個人的には、まあまあこんなもんじゃないかなっていうか、このサイズとこの多機能でよくこれだけ持つもんだって感じなんですが、人によっては「もうちょい持って欲しい」と思う場合もあるようです。
Galaxy Watch5 Pro の評価スコア
【機能性】
タッチパネルも問題なく機能し、物理ボタンも押しやすいが、ベゼル部分だけが少しだけ惜しい感じ。
ベルト部分については着け外しがとてもしやすく、その素材含めてほぼ完璧だといっていいでしょう。
【コスパ】
国内正規版だと割高感があるが、並行輸入版だと妥当よりも少し安めに感じる価格帯。
保証期間がそこまで長くなくて大丈夫だって人には、並行輸入版の方がおすすめです。
【デザイン】
シンプルかつクールで洗練されたデザインで、厚みも意外と気にならない。
四角いスマートウォッチの方が流行ってるみたいですが、やっぱり時計は「円形」でしょう!
【楽しさ】
Galaxy Wearableアプリからスマートウォッチ専用アプリのダウンロードもできるので、使い方は無限大。
トレーニングをしないという人でも、かなり楽しめるデバイスだと思います。
【総合】
機能性・デザイン共に隙という隙が見当たらず、ほぼ完璧な仕上がりだと言っても過言ではないでしょう。
とにかく完成度の高いスマートウォッチ、それが Galaxy Watch5 Pro です。
機能性 | 4.5 |
コスパ | 4.5 |
デザイン | 5 |
楽しさ | 5 |
総合 | 5 |
さいごに
いや~ まじで良いデバイスだったので、思わずレビューにも熱が入って長くなってしまいました。
当たり前なんですが、前に使っていた初代Galaxy Watch から大きな進化を遂げ、もはやこれがスマートウォッチの一つの完成形だと言ってもいいほどの完成度の高さ。
仕事と遊びのお供として、今後も Galaxyスマホと共に末ながーくお世話になろうという所存であります。
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